今日も「~な人々」シリーズの
観察日記です。
先日のこの記事↓
「愛がほしいのに受け取りたくない人々」
でも書きましたが、素直じゃない人って
いますよね~。
自分も大分マシになったとはいえ、
まだまだなところはあるのですが、
人の中にそれを見せられると、
一体この人は何が欲しいんだろう?
って思っちゃいますね。
たとえば先日も、ある人と話をしていて、
その人はその日の朝に車を運転していて
タクシーと乗用車の事故現場に遭遇
したそうなのです。
そういう話が出てきたので、
へぇ~、それは大変だったね、ということで
話は終わるかと思いきや、
その人はしつこいくらいに
その車がどのくらいグシャグシャになって
いたのか、それを見ていかに自分が
嫌な気分になったのかを
延々と語り始めたのです。
終わったかと思ってしばらく別の話題に
なって移動していると、またその事故を
起こしたのと同じ車種のタクシーが
目の前をよぎった途端に、
今朝のあの事故ね~って話が戻るので、
いい加減うんざりして、
いつまでもそんな話を聞いていたくないので
やめてほしい、と伝えたら、いかにも
自分に同調して聞いてもらえないのが
不満といった様子で黙り込みました。
この人はしばしばそういう傾向があるのですが、
いつも不思議に思うのは、
なんでそんなに気分の悪くなるものに
自分から「わざわざ」意識を合わせ、
過ぎ去った出来事を「ありありと思い返して」
嫌な気分に浸りに行くのか?
ということ。
そう言えば、他にもそんな人がいたな~
って思いながら、あ、これって
ひょっとして自分がやってるってこと?
と思い返して可笑しくなりました。
よく、願望実現メソッドなんかで、
それを体験している時の感情や体感を
ありありと思い浮かべて体験すると、
それが現実化してしまう、というのが
ありますね。
その人たちは、方向性はともかく、
そういうのがものすごく上手で、
確かに、普通よりもかなり高い確率で
いや~な気持ちになったことを
繰り返し具現化しているようです。
傍から見ていても、そりゃぁそこまで
ありありとイメージしてたら
現実化しない方がおかしいよね
って思うくらいに、すごくリアルに
イメージされるんですね。
それでいて、自ら現実化したその体験に
気分が悪かった、辛い、気持ち悪い、嫌だ
とか不満を言うのです。
一体あなたは何がしたいのか?
って突っ込まざるをえないですよねぇ。
その能力、もっと違うところで
活かそうよ。。。(^^;
自分も、そんなことやってないかな~
って振り返ると、やっぱり今まで
散々やってきてますね。
嫌だ嫌だと言いながら、
いや~な未来をありありと思い浮かべるとか、
そこに強い確信をもっているとか。
でも、そういうことをしているときって、
それ以外の現実に、どうしても
目を向けられないんですね。
その周波数領域にロックオン
してしまっているが如く、
他に意識を向けようとすると、
途端に興味が失せたり、
あの嫌なものを熱を込めて語っていた
ときのような情熱のようなものが
さっと引いていく。
そう言えば、嫌なのにあれだけ
熱っぽく語るのも特徴と言えば特徴ですね。
オタク系の人が自分の好きなものについて
夢中で語るときの様子に似ているかも。
カチッとスイッチが入ると、
どっぷり浸ってなかなか止まらない感じとかね。
それ自体が悪いと言っているわけでは
ないので、要は自分のやっていることが、
本当に求めていることなのか?
ってところを問いたいのです。
こういう反応は、自動的に起こっている
ものだと思うので、それを本人が
望まないのであれば、意識的に軌道修正する
必要があるだろうと思います。
その人を見ていると、いつも不幸そうにしていて、
現実は自分の思うようにならず、人生は
苦しいものだ、みたいな風に思っているようです。
(そういう言動が端々にある)
そして、ある部分で人生を投げているというか、
諦めているようなところが見受けられます。
自らの人生が、どこか他人事なんですね。
なんでもいい、どうでもいい、もういいのよ、
とか、自分の人生を生きることが
すごく苦しい時、こういう言動が出てきがちです。
でも、クライアントさんにもしばしば言うのですが、
人生が苦しいのは、自分が逃げているからだし、
力がないのも、自分が人生を放り出しているからです。
生きる力は、自身の人生を本当に引き受けたときに
溢れてくるものであり、逃げていたら、
いつまでたっても力なんて湧いてきません。
引き受ける気力もない時ももちろんあるでしょう。
けれど、どんなときも、あなたが受け取ろうと
決めたら溢れんばかりに受け取れる力が
すぐ目の前にあるのです。
ただ一言。受け取ると言えれば。
そこから、嫌なものにロックオンしていた
諸々の意識が変化していきます。
自分の本当に欲しいものを明確にし、
欲しいと表明して、それに反する行為を
やめて行きましょう。
言われてみれば、新しいことや難しいことなんて
何にもないし、至極当然のことだと思いますが、
そういうところ、ずるずるして人生を浪費
しないように。