人とのコミュニケーションで、
よく、相手が話を聞いてくれない、
どうせ私が何を言っても反論されるとか、
否定される、無視される、とかいう方が
あります。
だから、だんだん何も言えなくなる。
言うだけ無駄だし、言ってダメだったときの
失望感を感じるのも傷つくのも嫌だから。
その内、特定の相手だけではなく、
別の人に対して、初めて会った人に対して
でさえ、
どうせ伝わらない、きっとこうだろう、
というフィルターを無意識にかけて
まだ何も起こっていない内から
自分の行動を制限するように
なったりします。
こういうパターン、みなさんの中にも
ありませんか?
普通に考えると、問題は相手の方に
あるように見えますが、
感情解放ワークの世界観では
そうは見ません。
そう、ご存知のように、
相手は自分の在り方を映した鏡ですから、
相手が聞く耳持ってないように見えるなら、
自分がそういう在り方をしている
という風に読み解きます。
え~、いくらなんでも私、
あんなひどくないし!
ってみなさんおっしゃるんですよ。
最初は。
実際そう言う方は、人の話をよく聞くように
普段から心がけていたりして、だからこそ
相手が自分の鏡だって言われても
ピンとこないんですね。
でも、鏡に映っているのは
そういう表面的な態度、姿ではなくて、
心の奥の在り方なんです。
だから、相手を鏡として見る時は、
その人がそのような態度をとる動機の部分に
フォーカスして読み解いていくんですね。
これ、ワークやっている人には毎回
口を酸っぱくしてお伝えしてるポイントです。
たとえば、ご夫婦でご主人が奥さんの話を
聞かないような場合、なぜご主人は
そんなにも話が聞けないのか?
その動機を見ます。
これを読み解くには定型の問いかけ方があって、
その人が実際の行動の反対をしてみたら、
その人はどんな気持ちになるか?って問います。
子の場合だと、いつもは話を聞かないご主人が
奥さんの話を親身になって聞こうとしたとき、
どんな気持ちになるか?ってイメージして見るのです。
このとき、あくまで自分はこう思うって言う
主観を恐れずにイメージしてみてください。
実際にご主人がどうかなんていうのは
このワークでは関係ありません。
なぜなら、今覗き込んでいるのは
自分自身の心を映した鏡だからです。
で、じ~~~っと鏡に映ったご主人を見て、
私の話は全然重要じゃないと思っている。
もっと大事なことがあって忙しいので
相手をするのが面倒くさいんだ、とか、
奥さんの話を聞いて受け止めてしまうと
ものすごく負担に感じて自分がつぶれて
しまいそうに感じるので聞きたくないとか、
自分が悪いのはわかっているけれど、
非を認めるのは悔しいので
絶対に聞かないようにしているんだとか、
色々見えてきます。
そうすると、今見たご主人のその動機が、
そっくりそのまま、
あなたが自分自身の内なる声に対して
取っている態度だということになります。
内なる声に対してだけじゃなく、
他の人に対してもやっている可能性が
ありますね。
どうでしょう?
あなたは、自分の内なる声に対して、
それはあまり重要じゃない、
もっと大事な外側のことで忙しいのだから
構っている暇はないとか、
自分の本音を受け止めてしまったら、
今の生活が立ち行かなくなってしまうから、
本心に気づかないように誤魔化していたり、
どこか後ろめたさを感じているのに、
そこに耳を傾けたら自分が崩れ落ちそうだから
意地を張って突っ張っているとか、
そんなところ、ありませんか?
そんな風に読み解き、問いかけていくと、
あ~。。。って気づくんですね。
あなたが自分自身に対してやっているように、
周囲の人もあなたに接してくるのです。
もちろん、色々な在り方の方がいて、
色々な関係性を築いているでしょうから
みんながみんな、私の話を聞いてくれない
わけではないかもしれません。
でも、あなたの中で引っ掛かりを感じている
人がいるのなら、その人の態度をよ~く見て
鏡を読み解いてみたらいいと思います。
そこに、気づきのヒントがたっくさん
詰まっているのですから、倦厭して
放置しておく手はありません。
それでなくてもみなさん、
成長したい、もっとよくなりたいって
口では言っている方が多いのですから、
成長するヒントやきっかけがそこにある
とわかっているのなら、活用したら
良いでしょう。
まぁ、結構「痛い」気づきであることが
多いですけれどね。笑
鏡をうま~く活用できると、
成長のスピードは格段に上がりますし、
人間関係は楽しくなります。
コミュニケーションがなぜうまくいかないのか
ピンポイントでわかって改善できるからです。
さいて、この最強ツール、
あなたはどんな風に生かすでしょうか?