人間関係が苦手っていう方、
多いですよね。
表面的に付き合う人はいるけれど、
深い話ができる友人がいないとか、
そもそも表面的にでも話をすることが
すごく苦手とか。
色々な背景を持った方がいるので、
万人に効く処方箋というのはないものの、
大まかに、こういう人はここに取り組んでみたら
いいよねっていうパターンはあると思います。
そこそこ人と話はできるけれど、
深い話はできないという方は、
多分これまでの人生で人間関係で
何かしら傷ついた経験を持っていて、
その傷に蓋をして癒えていない方が多いかな
と思います。
人で嫌な思いをしたことを、わざわざ
思い出したくもないし触れたくもない。
もう過ぎたことだからなかったことにして
気にしないようにしよう。
そんな風に考えて封印している方、
結構いらっしゃるでしょう。
でも、無かったことにしても、傷ついた気持ちは
意識しないところでいつまでも鈍い痛みを
発し続け、
また同じ痛みを味わうことが無いよう、
注意深く人とのかかわりを制限するような
ブレーキとなって影響を及ぼします。
心にとげが刺さったままじゃ、
ちょっとしたことで痛みを生じますよね。
でも、トゲを抜くのも面倒だから、
そのまんま、気を付けて触らないように過ごすわっ
ていう選択も、アリと言えばアリです。
私は否定しませんよ。
一方、いつまでもこんな不自由な思いをするのは
もう嫌だし、もっと腹を割って話せる友達も
恋人も欲しい!と思うのであれば、
とげ抜き作業をすればいいと思います。
ご本人がちゃんと向き合う気があるのなら、
その作業自体は難しいことではないのですから。
ただ、どうしてそんな出来事が起こってしまった
だろうか?って言うところまで掘り下げて
根っこまでしっかり完了させるには、
今まで見ないことにしてスルーしていたものに
直面することが必要だったりもします。
自分も悪いところがあったのに、
悪者になりたくなくて認めないでいるとか
自分が引き受けるべき気持ちを
受け止めることから逃げるのをやめるとかね。
でもここで在り方を転換できると、それは
これ以降の自分の人生をどんどん豊かにしていく
財産になります。
こんなにも生きることは軽やかで楽しく、
豊かなものだったんだ!って、
縮こまってとげに触らないようにびくびくし、
色々なことへの失望を抱えながら
人生なんてそんなものよねって生きてた頃には
想像もできないような喜びがやってきたりします。
だから、できるなら見ないことにしているとげには
しっかり向き合って、抜いておいた方が
ずっといいと思うよ、というのが
私のスタンスです。
人にせよものにせよ、何であれ
向き合うことによってわかることがあります。
向き合うことが苦手っていう方も多いですけれど、
具体的に何が苦手なのかというと、多分
向き合ったときに自分の中で生じる
混乱とか不安感とかの落ち着かない気持ちを
感じるのが苦手なんじゃないかと思います。
向き合えば、当然自分の中に何かしらの反応は
起こりますよね。それを受け止められないから
向き合えないんだろうな、と思うのです。
でも、もしそこが問題なくクリアできたとしたら、
向き合うことができます。
そこに見える相手の真実や、
映し出された自身の姿も、
じ~っと見つめることができるのです。
それは自分の見たいものだけを見ようとする
偏ったファンタジーではなくて、
あらゆるものを見ても大丈夫な自分だからこそ
気付けることがあり、そこからさらに
生み出していけるものがあるという、
建設的なエネルギーの場となります。
よく、相手に向き合って、
相手の中にもし自分への嫌悪や憎しみなどが
見えてしまったら恐い、とか言う言葉を
聞くことがあります。
嫌われるのが恐いってやつですね。
そういう人は、恐いものに気づきたくないので
相手に向き合うこともできないし、
当然、腹を割った深い話なんてできません。
完全に、軸が自分の外にあって、
相手に引きずられる在り方です。
これは、単に人付き合いが苦手というの留まらず、
あらゆる面で生き辛さを生じる根本に
なるでしょう。
でも逆に考えれば、
向き合ったときに感じる自分の中の
落ち着かない気持ち、ザワザワ感、苦しさなどの
居心地の悪い感覚を受け止めれば、
人生の様々な生き辛さが和らいで、
解消していくのです。
とてもシンプルで、ピンポイントのツボ
ですよね。
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