よく、感謝することが大事って言われますね。
けれど、苦しい状況にあって心底からの
感謝の気持ちなんて、持ちようがないって
いうようなときもあります。
運気がどん底の時なんて、
次から次へと感謝できないような出来事が
重なったりして、どんどん心は卑屈に
ネガティブスパイラルにはまって行ったりね。
無理やり、そんな心に嘘をついて
感謝しましょうなんて言うのも
違うと思うのですが、
自分に無理強いするのではなく、
ちょっとしたアクションを起こして
感謝のきっかけにして行くと、
ドツボにはまっていた状況が反転するかもね
ってことをちょっと思ったので、
それについて書いてみます。
ドツボにはまっている人も、
割と今は調子のいい人も、
参考になるんじゃないかと思って。（＾＾）
私は今、やると気持ちが良くなることを
いくつか継続して続けていて、長いものだと
もう10年くらいになります。
（自分の霊性修行（サーダナ）とは別です）
昨日の記事で書いた神社参拝は
その内の一つですが、
それらに共通するのは、頭だけで考えて
終わらせず、実際に具体的な行動を伴っている
ということです。
で、先日その延長線上でもう一つ、
今月からやり始めたことがあって、
これは頻度は多分そんなに多くはしないつもり
ですが、継続していこうと思っています。
それらの行動のベースにあるのは、
感謝の思いで、お陰様の意識なんです。
お陰様で、こうしてなんとか息災に
やっております、ありがとうございます、
という思いを、ちょっとした行動で
表したんですね。
それは、お金のかからない行動もあるし、
ちょっとしたお金がかかるものもあるし、
とにかく自分の気持ちが納得するくらいの
何かできることで、いただいたお陰を
世の中の誰かや何かに還元したかったんです。
これまでそれらを継続してきて、
経済的に厳しい時期もありましたけれど、
それらを欠かしたことは一度もありません。
むしろ、そういうことをさせていただいた
からこそ、今もこうしてそこそこ
この仕事を続けてこられたと思っていて、
逆に私の方が支えられたな、と思っています。
で、先日も新しく始めたあることのために
一日あちこち駆けずり回っていたのですが、
何とかそれらが完了していくと、
心も体も、すっと晴れやかになるんですよね。
その感じで、また感謝の思いが一段と
深くなります。
何か良いエネルギーが確かに循環しているのが
感じられるんですね。
運気が悪い時って、とかく視野が狭くなりがちで
硬直していて、頑固で意固地で卑屈になりがちで、
他の人がどんなに助けようとしても、
その手を振り払って殻に閉じこもるような
ところがあるような気がします。
本人も、そんな自分が嫌いだけれど
どうしたら良いかわからなかったり
しているのでしょう。
そういう場合、ほんのちょっとのことでいいので、
損得とかの意識から離れたことを無条件に
やってみると良いと思います。
自分には何の得にもならないことだけれど、
たとえばちょっとした募金をしてみるとか、
困っている人のお手伝いをしてみるとか、
ボランティアなんかもいいですね。
そんなお金も時間もない！という方は、
誰かのために幸せを祈ってあげる、
というのもありかも。
自分も大変な状況だったとしても、
自分のためではなく、見返りを求めずに、
ただ他者の幸せを祈る。
そういう行為が、ものすごく魂の垢を落とす
ような気がするんですね。
宗教的な教えでは昔から言われていること
かもしれませんけれど、
これはすごく実感としてあります。
先日、あるところに行ってあることをしてきた
帰りに、ふとすれ違った男性がいたのですが、
その方が何とも身なりも心も垢にまみれた
と表現したらいいのか、周囲のきれいな
オフィス街からは浮いた雰囲気を醸していました。
その人を見たときに、心の垢というのは
こういう風に見えるものなんだ、
と思ったんですね。
身につけているものが高級品だとか
身分、肩書がどうとか、そう言うことの前に、
その人の日頃の思いや行いが、いわゆる
オーラの中にはっきりと表れてしまって
いたのです。
こういうものは、自分の心ひとつで
いかようにもなるはずのものですから、
そういう部分が垢まみれではいけないな、
と思いました。
自分の為ではない行いは、
利他行と言いつつもその本質は
結局は自分に返って来るのですね。
よく、ボランティアに行かれた方が、
清々しいお顔で「励まそうとして行ったのに、
こちらが励まされて帰ってきた」と
おっしゃるのを聞きます。
そうやって、それを行う人も受ける人も
互いに心が洗われる清らかなエネルギーの
スパイラルは、自分から作っていけるんですね。
最初はちょっとだけ勇気は要るかもしれませんが、
やり始めると、癖になりますよ。
気負わずできることで、
始めてみたらいかがでしょうか。