私たちは日々の出来事の中で
様々な感情を体験しています。
けれどそのすべてを在るがままに受け止めて
体験することができず、その感情が
起こってきたとき、ショックを受け、
動揺して取り乱したりすることがあります。
そんなとき、何か別の行為をしたり
別の感情に転換することで、
バランスを取り、自身を取り戻そうと
します。
それ自体が良いとか悪いとかでは
ないのですが、
最初に浮上してきた感情を未完了のまま、
自身の心の奥に閉じ込めてしまうことになる
ケースもしばしばあります。
たとえば、不安感を紛らわせるために
食べ物を必要以上に食べ続けたり、
不足感を埋めようとして必要以上の
買い物をしたり、
目の前の苦しい現実に向き合うことが恐くて
ギャンブルに逃げたり。
といった、依存症の奥には、
自身でどうしても受け止めきれなかった
何らかの辛い気持ちがうずいています。
また、誰かや何かを責め続けずには
いられないとか、恨みをどうしても
晴らさずにはいられないみたいな気持ちも、
実はその奥に、深く傷ついた気持ちがあるのであり、
まずこの感情について自分でしっかり
受け止めないと、その痛みの種自体はずっと
自身の心の奥深いところに残っていきます。
そうして、何かふとしたきっかけを体験することで、
その種が再び芽吹いてしまうことがあるのです。
どんなに理不尽で自分には責任がなく、
責めを負うべきは相手の方だという出来事
であっても、
自身の内に起こった感情については、
自分で責任を負わなければなりません。
これは感情解放ワークの大原則なのですが、
あいつのせいだ!と言い続けることで、
いつまでもその傷を癒す力を、自ら放棄
していることになるのです。
もちろん、出来事について、相手にも
当然道義的、法的、社会的責任は厳然として
あるでしょう。
けれど、それと自身の感情の責任については
別のことなんですね。
ここをしっかり切り分けて対応しないと、
恨みや憎しみ、責めたい気持ちは解けません。
感情解放ワークでは、何かで紛らわせ、
責任転嫁した感情の責任を
自分自身に取り戻すことをします。
そこから、現在に至るまでの数々の苦しみが
連鎖的に、ボタンの掛け違いのようにして
発生しているので、
ここがまず一番最初のボタンのかけ戻し
の起点になります。
たとえば、
あなたがそんな風に言うから、
そんなことをするから私は傷ついた、
という思いがあるとしたら、
相手がどうであろうと、まず自分の
傷ついた気持ちを誰のせいにもしないで
逃げずに受け止めるんですね。
そのうえで、もう一度相手に向き合ってみて、
いうべきこと、すべきことがあるなら、
相手に自分の苦しみを押し付けるような
思いのないところで、愛をもって、
責任を持った方法で伝えるのです。
感情解放のセッションをしていて
よくこうしたパターンは出てくるのですが、
そもそもなぜその人は私にそんなことを
したんだろうか?と見ていくと、相手も私に
自分が受け止めきれない心の痛み、苦しみを
押し付けてきているんですね。
トゲトゲイガイガのボールを互いに
投げ合って、相手が悪い、おまえのせいだ
って言い合っているのです。
これ、鏡ですから、当然そうなります。
先にやったのがどちらであろうと、
自分が自分の痛みを相手に押し付けている
要素があるから、同じ要素を持つ相手を引き寄せ、
相手のたくさんの引き出しの中から
痛みを押し付けるという要素を引き出して
悲劇を生んでいるのです。
だから、こういう種を収めるのには、
自分の責任をまず引き受けたら、次に
イメージワークで相手の意識の中に入って、
相手の中で同じことをして責任を引き受けます。
被害者と加害者の中の種を両方収めることで、
無限に続く被害者、加害者のループから
抜け出すのです。
人から恨まれることも、人を恨むことも、
辛いものです。
その延々と続く不毛なループを本当に終わらせたい
のであれば、中途半端にポジティブシンキングで
良い人、大人になって誤魔化すのではなく、
自分のやっていること、その構造を
しかと見据えて理解しなければ
いけないと私は思います。
というわけで、今週のテーマは、
他者を恨み、責め続けてしまう心の奥にある痛みの責任を引き受けるよう、最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2019年12月4日(水)17:00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20:00より順次働きかけを行っていきます。
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