私たちは辛い感情を感じたとき、
様々な方法を使ってそれを感じることを
何とか回避しようとすることがあります。
無かったことにするとか
起こった出来事（事実）を認めないとか
解釈し直して無理やり別のものにすり替える
などのオーソドックスな方法は
見ていてもわかりやすいのですが、
この他に自責の念（自分を責める）
後悔、諦めなんかも、実は
逃避の一パターンだとワークでは捉えます。
後悔や自責の念は、何か自分の中に
落ち着かない感情が湧き起ってきたときに、
それを紛らわせるためにしている行為です。
決して前向きな行為ではありません。
どれだけそれをやり続けても、
その元の感情は完了しません。
だからいつまでもいつまでも、
それをし続けるんですね。
自分を責めることなんかは、一見反省の態度
に見えることもあるので、少しは
迷惑をかけた人への償いになるのでは？
と思われるかもしれませんが、
自分を責めているその人は、
まず自分の中に湧き上がる動揺などに
飲み込まれているので、
自分が実際、どんなことをしたのか、
まともに見てはいませんし、ましてや
それを受け止めることなんかはしていません。
当然、自分の行為の結果、相手がどんな
思いを味わったかなんて、見えないし
わかり様がないのです。
自分を責めている人がいかに謝罪しようと、
それは自分が許されて楽になりたいが故の
極めて利己的な行為であって、
相手が味わった苦しみを深く受け止めて、
自分のしたことを理解した上での
ものではないのです。
だから、どれだけ自分を責め、罰しても、
一ミリも償いにはなりません。
また、諦めは、求め続けることの
耐え難い苦しみから逃れようとするが故のもので
諦めた方が楽だから、望みから自分を切り離す
わけです。
だからこれも逃避の一種ですね。
色々な逃避のパターンがありますが、
いずれにせよ、自分の本当の気持ちを
正々堂々と生きない限り、
その人は自分の人生を生きる喜びからは
切り離されてしまいます。
どこか虚ろで、いつも自分の人生を生きていない
不完全燃焼な感覚に悩み、
自分を信頼できず、自尊心も持てず、
自分が何をしたいのかもわからないし、
どこか後ろめたくて卑屈で、
幸せになりたいはずなのに
自分が幸せになっていくことを許せない。
こういった状態に延々と悩まされ続けます。
考えても見れば、自分の果たすべきことから
逃げている人が、健全な自尊心など
持ちようはないし、
心から自分を誇りに思って
幸せになることを許せるはずはありません。
頭で、そんなものはどうでもいい
といくら言っていたとしても、
人間の心は不思議なもので、
それだとどうやっても力が出ない構造に
なっているようです。
私もたくさんの方のセッションをさせて
いただいてきましたが、
逃げてきたものに向き直り、
自身の責任を果たし切ったときの
みなさんのお顔の晴れやかさ、清々しさ、
尊厳に満ちた様子、輝きは、
格別のものだといつも感じます。
正々堂々と生きることの美しさ、尊さが
ここに在る、と思うのですね。
果たすべき責任というのは、
自分の内に湧き起こってきた感情を
在るがままに生きることです。
（もちろん、八つ当たりをするとかではなく、
責任を持った方法でね）
それがどんなにきつい感情だったとしても、
完全にそれを受け止めて生きる力は、
必ずその人の中に備わっている、
と私は確信しています。
力はあるのだから、
あとは本人がやるかやらないか、
だけですね。
という言うわけで、今回は特に、
諦めることで蓋をしてきた
望み求めることの苦しみに
フォーカスしていきたいと思います。
あなたは何を諦めてきたでしょうか？
そういうものだよね。仕方がない。
どんなに望んだって、絶対に叶わないのだから。
こんなに苦しいなら、こんな望みなど最初から
無かったことにすればいい。
そう言って、心の闇に葬ってきた
その苦しみを、しかと受け止めて行きましょう。
そうすることで、あなたの中で、
何かが変化していきます。
というわけで、今週のテーマは、
かつて諦めてきた望みを生きる苦しさをしかと受け止めるよう、最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2019年11月27日（水）17：00までに
メールまたはメールフォーム
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同日20：00より順次働きかけを行っていきます。
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