最近はほとんど激怒するとかいうことは
なくなっているのですが、たまに
イラっとすることがあって、
そういう時は、自分の中のカケラ君が
何かに反応してるんだな~ということには
気づきつつ、忙しさにかまけて放置してました。
そうしたらまた微妙なレベルで
イラっと来ることが重なり、
これはちゃんと見ないといかんな~と思ったので
セルフワークしてみました。
それらの出来事は全く別のことで、
相手も違うのですが、よく見てみれば、
同じことにイラっと来ていたことに
気づきました。
それは、好意で差し上げたものが、
結局無駄にされている、という構図でした。
差し上げたときは、状況を見て、
その人にあった方が良いのかな、と思ったので
どうですか?と伺ったところ、
欲しいということだったので差し上げたのですが、
受け取った相手はそのときは喜んだものの、
大して活用もしないで目の前で捨てられることに
なったり、流れて行ってしまったのでした。
そしてその方たちは、そのことにすら
まったく気づかない様子でした。
それを見て私はとても残念に感じたのと同時に、
それほど必要でもないものを何の意識もなく
受け取ることは、あまり良いことではないのだな、
ということに気づきました。
現代日本では、無料のサービスが過剰なまでに
溢れていますから、私たちは無意識でいたら、
そういう過剰サービスを使いもしないのに
受け取っては棄てているでしょう。
たとえばコンビニでお弁当を買うとついてくる
お箸やスプーンなども、家で食べるにも
かかわらずもらってしまったり、
外食で、自分が使う以上の紙ナプキンを
もらってきたり、コーヒーに入れるミルクや
シュガーも使わないのに受け取ってしまったり。
色々ありますよね。
それ本当に必要なの?ってやつ。
その時使わなくても溜めておいて
いつか使う、って言うのもあるかもしれませんが、
結局使わないことの方が多いです。私は。
神さまはそういう人間の生活を見て、
何と無駄なことをしていることか、
と嘆かれているでしょうね。
鏡となってくれたその人たちは、
本当に自分の受け取ったものに対して
無意識でした。
要らないなら断ればいいのに、
無意識だから、その時は必要だと思って
流れや雰囲気で受け取ってしまうのですね。
使うのであれば、ものであれサービスであれ、
それらの命と言うか、存在価値を全うさせて
あげるような使い方をしたい、と改めて
思ったのでした。
そのためには、もっと自分の様々なところに
意識的でないといけませんね。
大きな買い物をするときは、
あれこれ調べたり自分に本当に必要なのか
じっくり吟味するでしょうけれど、
日常の些細なことほど、
無意識に流してしまうでしょう。
実は、こう言うことの積み重ねの方が、
ひょっとしたら人生には大きな影響を
及ぼしているのかもしれません。
そういうことが無意識に埋もれている状態で、
大きなことを決めようと思っても、恐らく
賢明な判断はできないんじゃないでしょうか。
自分に本当に何が必要なのかを知るには、
自分が今どんな状態なのかを知っていなければ
いけませんし、
明確にわからないまでも、常日頃から
問い続けている意識とそうでなくいきなり
決めなければならない状況に直面するのとでは、
雲泥の差でしょう。
ここでさらにもう一段深く鏡を見ていきます。
なぜその人たちは、自分にとって
大して必要でもないものを喜んで受け取ったのか
と見てみると、
表面的には、確かに必要そうで、良いものを
頂いた!という意識ではあるものの、
それを活用するという意識はほぼないようでした。
自分を振り返ってみると、
余計なものを受け取ってしまうときって、
確かにそうなんですよね。
本当に自分が欲しくて手を伸ばして得たものは、
最初から活用するつもりで手に入れているので
ちゃんと使えています。
でも、簡単に手に入ってしまったものは、
全部とは言わないけれど、そこまで
意識はしていません。
それがたとえ汎用品であったとしても、
また貴重なものであったとしても、
自分の意識の中では違いはないようです。
昔の人は、よくものを粗末にしてはいけない
と子供に厳しく教えていたように思います。
それは、物のない時代に育ったから、
というのもあるのでしょうが、それ以上に
やはりものの存在意義に対して
礼を失する態度は、あらゆることに対して、
粗末に扱ってしまう在り方につながることを
戒めていたのではないでしょうか。
物を粗末に扱う人を見ると感じる
何とも言えない不快な感覚は、
私自身が粗末に扱われているような怒りと
根は繋がっているように感じます。
鏡を通して、
お前はこんな在り方をしているぞ。
と教えられたようです。
元の気質が雑なので、
そういうところ、よく親にも
お前は乱暴だ、と子供の頃からよく
注意されていましたが、
気をつけなければいけませんね。
この辺り、意識して方向転換してみます。