感情解放のセッションをやっているとき、
諸々の要素のチェックはするのですが、
中でも私が一番大事なポイントと思っている
ところがあります。
それは、その人が自分自身とどれだけ
対話できてるかな～？というところです。
セッションを受けにお見えになる方は
最初からこれが良くできてますね～
って方はほぼいらっしゃらないのですが、
回を重ねるごとに、どんどん自分とのつながりを
回復されていく方もいれば、
どうしても自分を許せない、嫌い、
信用できない、というところを方向転換
できない（しようとしない）方もあります。
もちろん、自分との関係性を回復した方が
ずっと楽だし、生きやすくはなりますね。
親子関係、恋愛、仕事の悩み、友人関係、
子育て、夫婦の問題などなど色々な悩みを
抱えていらっしゃる方のセッションをしてきましたが、
どんなテーマにせよ、深く根っこを掘り下げていくと
避けて通れないのが、結局は自分自身との関係
なんですよね。
あの人が悪い、この人のせいで、いや自分のせいで
とか色々言っててもね、それらの問題は、
自分自身との関係性の鏡なので、
どれだけ外側の問題と見えるものと格闘しようと、
自分と仲たがいしたままでは、鏡に映る像も
調和した心地良いものにはならないのです。
でも、しばしば苦しんでいる人は、
自分自身と対話しようとはせず、
外側の問題を何とかしようと
あれこれもがきますね。
一番それをするのが苦しいからでしょう。
どんな人間関係でも、よくよく見て行けば、
そこに映るのは紛れもなく自分自身の姿で、
大嫌いな人の許しがたい側面とか、
見るのも虫唾が走るような受け入れがたい
要素など、
あれほど毛嫌いして自分には無い
と思っていたところがまさに自分だった、
と知ることは、とてもつない衝撃です。
まともに鏡を覗き込んで、見てしまうほど、
否定しがたくそれがこじつけなんかじゃなく、
真実だとわかってしまうんですよね。
セッションでは、このあたり、
見る？見ない？という問いかけから、
見る、となったらその次に、
そこに映った自分をどうしていきたい？
という選択があります。
見て、気づいてしまったらその瞬間から
変容は始まっていきますが、
すこ～んと変容への衝撃がクリアヒットして、
勝手にどんどん進んでいく方もあれば、
変容の波が奥深くまで達するよう、
微調整のお手伝いが必要なケースもあります。
1人だと、変容の衝撃波が、
ある領域ではかなり進む一方で、
別の領域ではちょっと足りてない、
もう少しイケるぞ、というところもあるので、
見るべきところに意識を誘導して、
全体として、テーマを統合に導いていくわけです。
言葉にすると、なんだかわけわからん感じに
なりますが、
要は、ここだけ見ててもダメだよ～。
こっちも見なくちゃね～、
ほら、そうすると全部が調和して完了するよ～、
一丁上がり！
ってセッションをまとめるわけです。
（余計に分からんかも。笑）
自分自身との対話は、「感じること」を
抜きにしては語れません。
けれど、誰しも多かれ少なかれ
感じる感覚を閉ざして生きてきている
ところがあるので、
そこをいかに回復させていくかが
大きなカギになります。
自分の感じているものを否定し、
様々な理屈で捻じ曲げたり
他者の意見や見解を自分にねじ込んでいる人ほど
内面的に非常に混乱しています。
まずはこうしてねじ込んでいる他者の言葉
などをクリアにし、言い訳や理屈で事実を歪める
プログラムを解除していきます。
それと並行して、自分が本当に感じていることを
生きても大丈夫なんだ、というベースを
整えていくんですね。
このベースができてくると、
その人はだんだんと自分自身の人生を
生きられるようになっていきます。
つまり、自分とのつながりを回復していくんですね。
自分の感覚を閉ざして捻じ曲げ、
他者の言葉を生きて自分を否定する人生ほど
苦しいことはありません。
でも、その人がそうやって生きてきたのも、
故あってのことでしょう。
そうやってしか、生き延びられなかった
状況だったのだと思います。
それが悪いとかではなくて、
ただ、本当に今まで、良く生き延びてきたよね。
って、そうまでして命の灯を絶やさず
繋いできた自分を祝福してあげたらいいと思います。
そうやって、たった今から、誰の言葉でもなく、
自分自身の人生を生きる！と歩み始めるのです。
もう、自分を切り刻み、封じる人生は終わりです。
自分自身とのつながりを回復していくサポートが
必要な方は、ぜひ連絡してくださいね。