今日は先日の大阪ワークショップに参加された方から
ご質問を頂いたので、これにお答えしたいと思います。
「暗いものを掘り進むと、底に至福が横たわる」について、お教えください。
・これは分析知により知られたものでしょうか。直感知により知られたものでしょうか。
・なぜそもそも至福から分離したのでしょうか。分離前と統合後は違うと聞きますが、分離によって何を得たのでしょうか。
まず言葉の定義として「分析知」「直感知」が
どういうものを指すのか、というところで
はて。。。となってしまったのですが、
私がよく、人間の底知れない闇と思えるものの奥に
信じられないような愛がある、と言っているのは、
頭で考えて分析していった結果、たどり着いた
ものではありません。
また一方で、一瞬のインスピレーションで
それと知ったものでもありません。
自身のセルフワークやたくさんのクライアントさん
のセッションをしてきた中で「見せられたもの」
であり、強いて言うなれば「経験知」と言える
かもしれません。
ただ、私はセッションをかなり直感的に
進めている部分があり、
このことを確信した最初のときに、
一体どうやってそこにたどり着いたのかは
さっぱり記憶にないのです。
瞬間瞬間、そこを見ることがどうしても必要だ、
と思えるところにクライアントさんの意識を
誘導していきますが、
まずは自分の中の混乱した感情のエネルギーを
受け止め、状況を冷静に見渡し、次に
相手の意識に誘導し、さらにそこで
受け止めきれていない感情を統合します。
このように、自分と相手の意識を行ったり来たり
しながら最終的に積年の恨みや憎しみ、
あらゆるわだかまりが解けて行ったときに、
ただ「和解した」というだけではない、
信じられないような愛、人間の可能性を
見せられたのですね。
この出来事を体験させた、
ものすごく大きな意識の愛の意図に触れるというか、
それはもう魂が震えるような、
魂の底から絞り出すような
嗚咽と涙が溢れるような体験です。
己の真の姿に触れ、打ち震えるのですね。
その姿は、ずっと認めたくなくて拒絶し続けてきた
自分かもしれないし、自分には全くないと
思っていたような、受容性と許しの力だったり
色々です。
ただ、そこに触れると、それまでのその人から
全く別次元の扉が大きく可能性が開かれた
ようになります。
このようなことは、統合された状態からは
起こり得ないものですので、
そういうものを経験するというのは、
そのレベルからさらに一段シフトするために
魂が自ら望んで経験するものなのかもしれません。
顕在意識レベルでは、そんな辛いことは
経験したくない！って思ってると思いますが、
魂は例え肉体や精神がズタズタになろうとも、
自らの進化のために、敢えてそういう経験を
設定することがあるのだろうと、
思えてくるのですね。
それほど、この統合のプロセスで起きることは、
凄まじく印象的で、言葉にならない
インパクトを持っています。
ただ、みんながみんな、そういう体験をしたから
と言って、こうした愛にたどり着くかと言えば
そうとは言えないのが厳しいところですが、
本当に本当に自身をまっすぐに、誠実に
見て行ったとき、この愛にたどり着く可能性は
高くなるでしょう。
でも、それはしばしば、とても勇気と覚悟が
必要だったりします。
（それほどでもない時もありますけれど）
特に激しく反発して分離が深いほど、
そこに向き合うのは非常にエネルギーが要ります。
けれど、そういうものの方が、
気づきと変容のインパクトは絶大ですね。
分離し続けていた方が、
そういう絶大なインパクトのある動揺を受けない
という意味では、「安全」なのです。
このため、自分の立ち位置に固執し、
相手の役どころを決めつけて動かさない状態に
しがみついている人も少なくありません。
本当に見てしまったら、
あの強く深い衝撃を、全存在で受けてしまい、
二度と「完全なる被害者」のような自分
ではいられなくなってしまいます。
そのことを、深いところではちゃんと
知っているんですね。
だから、決して近づかない。
誤って近づいてしまっても、
知らぬ、わからぬでブロックして
分離の状態を守るのです。
エゴにとっては、このような
不可逆的な深い変容と言うのは
恐怖以外の何物でもありませんからね。
ただ、あなたの中にもし、そのように頑なに
ブロックしているものがあるのなら、
それはギフトなのです。
今の自分からは想像もできないくらいの
シフトした自分に至る可能性が
そこに眠っている、ということなのですから。
よし、ならばそれを見てみよう！
と肚を決められたら、ぜひセッションや講座に
参加してみてね～！