週末の台風、かなり大きいみたいですね。
前回の台風で大きな被害を受けられた
千葉の方はじめ、どうかみんなが
無事に通過できますように。
我が家でも昨日から雨どいの枯れ葉を除いたり
植木を移動させたりして、あとは窓ガラスに
テープも貼らないとダメかな、
なんて思いながら備えています。
ある程度の水や食料、現金も準備
しておいた方がいいですね。
キャッシュレスが言われてますが、
やっぱりアナログな現金の重要性は
まだまだ衰えません。
そんなこんなで、無事に台風が抜けたら
14日（祝月）は満月です。
サロンでも瞑想会を行いますので、
ご都合良い方は是非どうぞ。
今月は牡羊座の満月のいうことで、
再スタート、悪癖を断つなどに意識を向ける
には良いタイミングのようです。
この瞑想会でも、みなさんのお話を伺いながら、
みなさんご自身のテーマに沿ったエネルギーの
働きかけをしていきます。
ご都合の良い方は、ぜひどうぞ。
http://healing-gate.com/blog/seminner/fullmoonmeditationmeeting/
さて。
セッションをして、執着について
思うところがありました。
私たちは多かれ少なかれ、
物や人に執着することがあります。
誰かにもらったアイテムだとか、
子供の頃から使っている毛布やぬいぐるみ、
元カノ、元カレ、肩書やナンバー１とか
センターとかのポジションなどなど。
それほど害のない執着もあれば、
ストーカーなどの行き過ぎた行為に
走ってしまうような執着まで
色々ありますけれど、
何かに執着しているときって、
何かしら満たされない思いがあるとき
のような気がします。
その不足感、欠けている感じ、
満たされない苦しみを何か外側の対象で
埋めようとするとき、執着が生まれます。
何が何でも、それで埋めてもらわなければ、
自分の苦しみは深くなる一方なので、
もう必死でつかもうとするわけですね。
けれど、本質的に、
その埋めようとしている苦しみは、
外側の対象物では埋められません。
どんなに恋い焦がれた人が今目の前にいても、
欲しいと願ったものが手に入っても、
叶った瞬間から埋めたはずの苦しみは
復活するでしょう。
そして、どんなに愛されても、与えられても
もっともっと、と際限なくその欲求は
止むことがありません。
その苦しみを癒すことができるのは、
自分でそれをしかと受け止めたときだけです。
けれど、外側のもので埋めようと
それに執着してしまうと、
自分でそれを満たすこともできないまま、
その状態が固定化されてしまうのです。
自身の内の空洞を満たそうと手を伸ばすほどに、
その空虚さを否応なく味うことになるという。
これが、ますます執着のネガティブスパイラルを
加速させる原動力になっているのです。
そうなると、もはや無限餓鬼地獄です。
だから、執着を手放そう、断ち切ろうとする人も
いますが、執着自体を手放す、ということは
実はできないのです。
そうではなくて、外側に手を伸ばして
内側の空洞を埋めようとするその意識の方向性を
反転させることが必要です。
自分で自身の空洞を埋めることができれば、
自ずから執着は消えます。
恐らくその空洞は、長いこと直面することを
避け続けてきた何かだろうと思います。
避けるがゆえに、自身の奥底で固定化
されてしまったそれに、もう一度向き直るわけです。
ちょっと勇気が要りますけれどね。
執着し続ける苦しみを取るか、
元の苦しみを清算する苦しみを取るか、
どちらを取るか、という選択です。
ちゃんと直面して、そこで自身の内に
浮上する諸々の感情を生き切っていく。
かつて、感じるのが嫌で逃げ出したときのまま
時間を止めて固まっている感情に、
再び時間の流れを取り戻すのです。
いつまでも苦しみが去って行かないのは、
自分でこの時間を止めてしまっているからです。
最もつらいところ、苦しいところほど
固まっているので、そういうところにこそ、
自分が戻って生きてあげることが必要です。
そういうことを続けていくと、
思いのほか、楽になっていきます。
もはや、かつてのような苦しみを
味わうことはなくなっていくでしょう。
そして、かつて苦しみの沼だったところから、
こんこんと湧き出でる力を感じるように
なっていきます。
これが、自分の空虚さを埋めるのです。
このとき、もはや執着はその存在意義を失います。
外側の何かに居ように執着をしてしまう人、
あるいは、鏡の法則を通して、される側に
なってしまいがちな人も、このこと、
覚えておかれると良いでしょう。
あなたが本当に自身の内側の力に
繋がっていけますように。