今回は自分の感じたものをいかにあとから
捻じ曲げているか、ということについて
お話してみようと思います。
様々な方のセッションをさせていただいていて
中には、自分の感じたものを否定するように
すぐに様々な言い訳を重ねて捻じ曲げる癖が
ある方を見かけます。
たとえば、お友達と話をしていて
ある人の言動がすごく嫌だな、と感じたのに、
すぐにその感覚に覆いかぶせるようにして
○○さんも今日は調子が悪かったんだろうとか
私の言い方がまずかったのかもしれないとか
彼女にも彼女の考えがあるし、とか何とか
まるで機関銃のようにそういう思考が
「嫌だ」の上に乗っかってきて、
最初に感じていたものを
かき消してしまうのです。
そして、そういう思考のいちいちが、
ある意味もっともで世間的にも
間違ってはいない、むしろ「正しい」
とさえ思えるようなものだったりして、
余計にたちが悪かったりします。
こんな風に自分の感じたものを
かき消してしまう背景には、
「嫌だ」というネガティブなものを
感じるのは良くないとか、
相手を悪く思ってはいけないとかいう
思いがベースにはあるのだろうと思います。
そして、
もう少しこれらの思考を掘り下げていけば、
相手のことを悪く思ってはいけないのは
そう思ったら自分が嫌われて傷つくとか
孤独になってしまうから、
または、そんなネガティブな醜いものを
持っている自分だと、愛されない、
受け入れてもらえないとかいう恐れが
あるのだろうと思います。
だから、結局のところ
傷つきたくないので自分の感じたものを
捻じ曲げている、という構図なのです。
決して相手のことを思っての思いやり
から来ている在り方ではありません。
中には、そういう風に悪く思わないことが
「大人なのだ」と思っている人もいますが、
本当の大人は心底その人の丸ごとを
受容するのであって、心の底で「嫌だ」を抑圧
しているのは、真の「大人」ではありません。
そこは明確に押さえておいた方がいいと思います。
で、そうして恐れを回避しても、その代償は
思いのほか、大きなものとなるでしょう。
それは、抑圧した気持ちが自身の内で不完全燃焼となり、
もやもやもやもや、自分を苦しめるように
なってしまうのです。
モヤモヤを感じることが多い人は、
日頃から自分の本心を偽る傾向がある
と言えると思います。
そういうことをし続けていくと、
どんどん感じる感覚は鈍っていきます。
一体自分は今嬉しいのか悲しいのか、
怒っているのか喜んでいるのか、
何を欲し、何を嫌っているのかすら
わからなくなっていきます。
そうして自分の感覚が信じられなくなり、
内からやって来る導きも正しく
受け取れなくなっていくのです。
そうなると、もはや自分を信頼する
なんてことはできなくなっていきます。
だから、自分を信じられないという人はほぼ
自分の感覚を閉ざしていると言えると思います。
心当たりのある方は、
自分の感じたもののすぐ後に、
様々な言い訳をかぶせて感じたものを
捻じ曲げていないか、注意深く
確認して見てください。
こういう癖は、自分ではなかなか
気づきにくいものですから、
できれば身近な人などに聞いてみるのも
いいでしょう。
あぁやっぱりやってるんだ、と気づいたら、
今度は言い訳をしないで
あの人が嫌い、本当はそう言われて傷ついたとか、
あれはしてほしくなかった、すごく嫌だったとか、
言い訳をする前にどんな思い、気持ちを
持っていたのかを確かめてみましょう。
人を嫌ってはいけない、という思いを強く
持っている人は、なかなか素直には捉えられない
かもしれません。
そんなこと思ってもいなかった、
という認識だったりするからです。
でも、セッションなどでエネルギーを読んでいくと、
しっかり、嫌ってる思いのエネルギーが
読み取れることが良くあります。
本当はあるのだけれど、
頭の中で、無いことにしているわけです。
人はしばしば、こうやって自分に嘘をつきます。
そう思ってしまう、そう感じてしまうことは
それが良いとか悪いとか言っても、
事実であることに変わりはありません。
まずは、その事実を認めることです。
それも、現実に地に足をつけることに
つながります。
嫌われる恐れをしっかり引き受けて、
自分の本当の気持ちに耳を傾けていきましょう。
というわけで今週のテーマはこちら。
理屈で納得させるのをやめて、自身が本当に感じているものに心を澄ますよう最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2019年10月2日(水)17:00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20:00より順次働きかけを行っていきます。
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