千葉の大規模停電、まだ続いているようですね。
この暑さの中、冷房も使えず水も食料も
満足になく過ごされている方たちのご苦労は
いかばかりかと胸が痛みます。
昨夜は、千葉に住む知人から電話があり、
自宅は何とか無事だったものの畑は全滅、
この電話も充電させてもらえる施設で
充電してようやくかけてきたとのこと。
無事の声が聞けてホッとしたものの、
その状況に本当に胸が痛みました。
被災されているみなさんに、
心からお見舞い申し上げます。
世界中でこれまでとは桁違いの気象現象が
起こる中、私たちの日常にも
平穏なまどろみを揺さぶる様々な出来事が
起こっています。
それはとても個人的な心の葛藤だったり、
突然やって来た災害だったり、
トラブルだったり。
誰もが今、多かれ少なかれ、
変化との期を迎えているのではないかな、
と感じます。
サロンに見えるクライアントさんたちも、
私自身も、ここ数か月はかなり大きな
試されるような出来事を通過していたりします。
その中で、よし！と何かを決意して
大きく踏み出した方もありますし、
心の中で、何かを終わらせ、
けじめをつけた方もあります。
かく言う私もそうした作業の真っ最中であり、
じっと自身の内側を見つめながら、
逃げてきたもの、隠しているもの、
誤魔化しているもの、引きずっているもの
などなどに丁寧にひとつひとつ、
自身の在り方を決めているところです。
絶対に許せない！許すものか！と
握りしめていたものも許す、と決め、
憎み続けていたことも終わりにする、と決め、
それはできない、とがっちり拒絶していたものも
やってもいい、とブレーキを外し、
受け止め難かったがゆえに置き去りにしてきた
あらゆる感情をここで受け止める、と決め、
心の奥底で固く固く固まっていた芯を
引きずり出してはハートが裂けるような感覚を
味わいながら、通過させています。
そんな感覚を味わっても、
ハートは割と壊れずにそんな体験をも
飲み込んでいくのを見ると、
ハートというのはかつて私が思っていたように、
ガラスのようにもろくて傷つきやすいもの
でもないのだな、と感心しています。
ずぶずぶになった気持ちも飲み込んでなお、
貪欲にあらゆる感情を消化・昇華させる力を持つ
すごい器官のような気がするのです。
上記のように、許し、恨むのも憎むのもやめる
ことを本当に遂行していくには、
ただ頭でそうします！と宣言するだけではダメで、
それに付随するあらゆる感情を自分で受け止める
ということが伴っていなければなりません。
そうでないと、ただの抑圧になって
結局持ち越してこじらせてしまいますからね。
この自分に連なるあらゆる時空間の自分に、
「もうそれはやめだ。終わりにする」
と呼びかけ、
握りしめて自分でもどうにもできなくなっていた
それらのストーリーのすべてに、終了の合図を
送りました。
誰が悪い、あれが悪い、百代まで祟ってくれる！
どう仕返ししてやろう、といった思いも
すべてそこまで。
もうこれ以上は持ち越さない。と決めました。
それに伴う、あらゆる反動も引き受ける
と覚悟して。
そんなことをここ数日続けていたのですが、
ふと、握りしめているものの中に、
恐れがあることに気づきました。
ある意味、とても意外だったのですが、
私は恐れを必要としていたのですね。
なぜだろうと見ていくと、恐れていないと
ものごとをちゃんと進められないとか
思っているようでした。
恐れなくてはいけない、くらいな感じです。
へぇ～、と思ったのですが、
確かに恐れに突き動かされて何かをすること
って結構あるな、と思います。
そうやって行動したものは結局
あまりいい結果にはなっていないのですけれど、
とにかく動く動機にはなっています。
でも、結果に繋がっていないなら、
そんなものを握りしめておく必要は
ないですよね。
ぐっと恐れを握りしめている感覚を捉え、
これを握りしめるのをやめる、と決めました。
そうやって、ひとつひとつ決めるごとに、
それによって収められていた気持ちの
エネルギーが浮上してくるのを受け止めます。
私はよく未来を恐れて、そこにものすごく
エネルギーを消耗させていたのですが、
未来を恐れなくちゃいけない、くらいに
思っていたのをやめる、となったときに、
大小の恐れがお腹からわ～っと
上がってきました。
自分がこんなにも恐れを「必要なもの」
として抱え込んでいたなんて、
すごく驚きです。
もしこれらをすっかり手放せたとしたら、
私は本当にやりたいことをやれるように
なるだろう、とも思いました。
逆に言えば、今現在は
本当にやりたいようにはやっていない
ってことですね。
まずは決めたところですが、
まだ残るものはあるように感じるので、
引き続きこれについて
取り組んでいこうと思います。