無意識の逃避癖を転換するには

今日はクラウドファンディングのご紹介から。

現代を生きるヨーギーの最高峰である
シュリー・エム氏の自叙伝を翻訳出版したい!
という熱い思いから、

私のヨガ友でもある大津明子さんがこのために
自ら会社を設立し、クラウドファンディングを
立ち上げました。

大津さんとは、ガネーシャギリ先生のところで
共にヨガを学ぶようになって数年のお付き合いですが、
あの細い体のどこにこんなエネルギーが
眠っていたのか、と思うほど、

人生をかけてこの本の出版に情熱を傾けて
いらっしゃいます。

クラウドファンディングを立ち上げるまでに、
ものすごく紆余曲折があり、一時は出版の話も
消えてしまうのではないか、というようなことも
ありました。

けれど、何としてもこの素晴らしい本を
邦訳して日本の皆さんに読んでいただきたい!
というその一念で、今大津さんは出版に向けて
奮闘されています。

私自身、霊性の最も暗い道のりを歩む中で、
インドの聖者たちの恩寵に何度も助けられながら
ここまで生きてきました。

シュリ―・エム氏のこの自叙伝も、
混沌とした時代を生きる私たちに、
何かしら、希望を与えてくれるものと思います。

貴重な本の出版に、ぜひ心が響いた方は
お力添えをいただければ幸いです。

私も微力ながら、支援させていただきました。

詳細はこちらのページからどうぞ。

https://greenfunding.jp/lab/projects/3065

さて。

自分の癖って自分ではなかなか気づきにくいものですが、
自分ではまったくもって普通だと思っているので、
人から指摘されると、

え~~~!?みんなそうじゃなかったの?
って結構衝撃を受けたりします。

そういう癖を持っている、ということは
それで自分の中のバランスをとっているわけで、

もしそれを変えようとすると、
結構なストレスを感じながら
修正していくことになるでしょう。

そんなようなことを、
感情解放のセッションでは
やっていくのですが、

セッションで指摘されるのは、
自分が最も触れたくなくて
逃げているものです。

逃げている人は、まず自分がいつ、
どんな風に逃げているのか、
ほとんど気付いていません。

後から自分の言動を振り返って
気づくことはありますが、

リアルタイムで逃げている最中に
自分の中で何が起こっているのかまでを
捉えている人はほぼいません。

なぜかというと、自動的な反応で
瞬間的に逃げているので、
無意識なんですね。

逃げているものと言うのは、
それに触れると本人はものすごく
苦痛を感じます。

セッションではそういうものに直面しよう
というわけですから、何としてでも
逃げようとする無意識の抵抗との
戦いになることもあります。

その度に、その方の顕在意識に、
今どういう状態で何が起こっているのか、
どうしてそうなっているのかを
丁寧に説明します。

そして、そういう構造を持ち続けていることが
今の自分の生き辛さにどうつながっているのか、
知っていただいたうえで、

これからどうしていきたいかを
選択してもらいます。

無意識に沈んでいた構造を
意識的に捉えて、因果を見て取ったとき、

自分の進むべき方向性を自身の意志で
はっきり決められるようになるってこと、
あると思うんですね。

現れている不都合なことの表面的な部分だけを
直そうと思っても、

それは構造的にそうなる必然性を持って
そうなっているわけなので、
なかなか難しいです。

けれど、構造がわかれば、どこにどう
アプローチすれば効率よく変えられるのかも
自ずと見えてきます。

なかなか変えられない自分に怒り、絶望し、
自分を責めてしまう人もいますが、
そういう戦いも終わりにできるのです。

自分が何から逃げているのか。

そこをしかと捉えることです。

それに触れる嫌な感覚こそが、
転換の鍵です。

それに触れ、呼吸し、統合できれば
いいだけです。

そんなシンプルなことなんですが、
でもしばしば私たちはそうすると
自分の人生が終わってしまうくらいの
恐怖感を感じたりするんですね。

いやだ!ダメになりたくない!
惨めになりたくない!
絶望して廃人になりたくない!って。

それが、統合を難しくするんです。

それに触れても死なないし、
ダメな自分にもならないし、
絶望して二度と立ち上がれなくもなりません。

抱え込んでいた重荷がなくなって、
軽やかに立ち上がり、
ずっと生きやすくなっていくだけです。

本当に自分との戦いを終わらせたい方は、
構造を説明すると理解され、進むべき方向に
転換することができます。

でも、中には転換できない(しない)人もいて、
それはなぜかと言うと、何だかんだ言っても
今の自分でいることにメリットを感じている
からです。

乗り越えられないんじゃなくて、
乗り越えたくないんです。

そこを自分でわかって選択しているならいいけれど、
頑なに認めようとせずに、わからない状態に
自分を煙に巻いてしまうケースもあります。

自分を無力にさせておきたいので、
あらゆる力を使って、自分にはどうしようもないんです
という被害者のポジションを固持します。

さて、今生き辛くて苦しいのなら、
自分で作り出した現実に対して、
自身の創造性、意志、選択の力をどう使うでしょうか?

結局はそこなんじゃないかな、と思います。

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