先日、朝起きたらなぜかものすごく
気分が沈んでて、ネガティブマインドが
目覚めとともに高速回転してた。。。
なんだこれ～！？って思ったのですが、
私はたまーにあって、特に理由もなく
もやもやとそういう気持ちだけが
浮上するんですね。
こんな状態のまま一日を始めては
酷い一日になってしまいそうなので、
時間を見つけてそのネガティブな
エネルギーをじ～っと感じて見ました。
私自身はワークをするとき、
掘り下げよう掘り下げようとしてあれこれ
考えるのではなく、
エネルギーの体感を捉えて
その一番体感覚の強い方にじ～っと感じていく
というのをメインに進めます。
感じていく内に、後から言葉が浮上してきたり、
あ、こんな風に感じてたんだ！っていう気づきが
やってきたりするので、掘り下げありき
ではないんですね。
よく、無料遠隔ヒーリングのご感想や
ワークショップでみなさんのワークを拝見していると、
感じて受け止めることを忘れて、どうやって
掘り下げよう！？ってなってる人を見かけるのですが、
それは本末転倒です。
ワークは感じてナンボですので、
そこはお間違えなきよう。
で、寝起きに感じた重苦しい気分と
ネガティブマインドのオンパレードを
丁寧に拾ってみたところ、
その正体は虚無感でした。
どうせ何やったって変わらないし、
自分にはどうにもできない。
私の望みは叶わない。
ひたすら、生きることが虚しい。
こんな感じの思いがぶわ～っと湧いてきたわけです。
なるほど、書き出してみると、
確かに意識、無意識的にも日頃感じることのある
思いばかりです。
昔に比べたら、随分薄くなったな～って
思っていましたが、根っこはまだまだ健在でしたね。
こうした思いも、エネルギーとして捉えると、
その言葉を信じ込まずに済むのがいいところです。
そのどうしようもない無力感、虚無感をこの際、
しっかり受け止めてみよう、と思いました。
こういう感情のエネルギーも、
他の感情と同じようにちゃんと受け止めていけます。
絶望や虚無感って、恐れる人は多いですけれど、
主体の意識のポジションを保ってしっかり
体感覚を取っていれば、難しくはないです。
いつものように、最も強く虚無感を感じるところの
中心に、命の呼吸をしながら意識を下ろしていきます。
感じながら、虚しさ、絶望感って、
諦めなんだな、ということがよくわかりました。
何かを諦めているのです。
ワークでは、諦めは感情の蓋だとお伝えしています。
つまり、諦めずにいたら苦しすぎるから、
諦めてその苦しさを終わりにしようとしているわけです。
私は何を諦めたんだろうか。
叶わぬ望み。
魂の旅路の中で、何度も何度も叶わなかったもの。
その苦しさを全身で感じながら、
奥底から出てきたのが、
望みを否定されるのは、
私の命を否定されるのも同じ
という言葉でした。
へぇ、そんな風に思ってるんだ！
と自分でもびっくりしたのですが、
そうか、私は諦めて、自分の命を絶ったのだな
とわかりました。
実際に、死んだこともあったのかもしれないし、
心が死んで、生ける屍として生きていたのかも
しれません。
いずれにせよ、本当に生きることを
遥か昔に諦めてここまで来ていたんですね。
諦める、というのは自分を殺すことに等しい。
そのことに、今まではここまではっきりと意識
できていませんでした。
けれど、これはとても深い気づきです。
そこから、諦めたことで蓋をした
心の痛みをお迎えに行きました。
自分の今生の経験や魂の無数の旅路での経験、
それから、多分先祖や集合意識の諸々の思いが
繰り返しやってきては去っていきました。
たくさんのストーリーが色々やってきたのですが、
そこに浮上してきたのは淋しさや孤独、悲しみ、
心細さ、惨めさ、逃れられない心身の苦しみなど
でした。
中でも、失うことの痛みは印象的で、
とても幸せな時間であっても、ある日突然
それが根底から崩されてしまうことへの痛みが
どうしても幸せと裏腹に離れ難く貼りついていました。
幸せの絶頂と絶望のドン底をそのまま同時に
感じていましたが、
出来事、体験と言うのは、
普段私たちはほとんど意識しませんが、
一瞬の中にその終わりと始まりを含んでいる
ということを改めて感じました。
誕生は死を含み、
出会いは別れを含み、
希望は失望を含み、
成功は失敗を、否応なく含むのです。
それらの出来事、体験に伴うあらゆる感情に、
どれだけ自分が開いていられるだろうか、
と改めて思わずにはいられませんでした。
ある特定の感情を拒絶するとき、
私たちは人生の流れを止めてしまいます。
あらゆる感情に自在であること。
自分の中の命の流れを止めないでいられる
自分で在りたい、と思うのでした。