「その程度」を卒業するために必要なもの

いま、秋からサロンの諸々の体系の変更を
計画していることがあるのですが、
何をどのくらい、どのように、という
細かいところを詰めている最中です。

それに伴って、自分自身の在り方も
色々問われてくるな~と
メニューとにらめっこしながら
ヒシヒシ感じております。

形が変わるということは、
そこに込められたものも変わるわけで、

それに見合う自分であるのかどうか、
その形にして迷いがないのか
ということを問いながら、
じ~っと自分に対峙しています。

そう問いながら自分の心の内を
見つめていると、

まだまだ逃げているし、
今の形は自身のなさの表れでもあったな
と感じます。

そこをシフトアップしていきたい
と思ったら、やっぱり逃げ道を断って
覚悟を決めなきゃダメですね。

度々このブログでも書いていますが、
ちょっとした改修で済むと思っていたけれど、

やってみたら実はかなり大掛かりな
基盤の改良工事が必要だった!
みたいな気持ちになっております(^^;

クライアントさんではよく見かける場面ですが、
自分で来ると、うん、確かに大変ですね。笑

自分の弱いところ、
閉じていて、まだ開いていないところなど、
エネルギーの構造改革をして行かないと
いけません。

そうでないと、作った形に魂が入らない。
空虚なものになってしまいます。

今の自分に何となくできそうなものではなく、
これから作り上げるのは、今の自分のままでは
できないけれど、

まだ眠っている自分の可能性を目覚めさせて
行ったときに初めてできるものだということが
今になってわかってきました。

自分が何をやろうとしているのか、
本当に始めはわからないものですね。

でも、やろうって思ってしまって、
真剣に向き合い始めたら、
とんでもないものが出てきちゃった!
って感じでしょうか。

まぁ、とんでもなくはないのですが、
これまで何度もチャレンジして越えられなかった
壁の正体が、やっとつかめてきたわけです。

これまでは、ここがわからなかったから
全然動けなかったんですね。

先に進むには、避けては通れない壁ですが、
今なら何となく、できそうな気がしています。

壁を詳細に掘り下げていくと突き当たるのは、
やはり無力感や無価値感でしょうか。

以前に比べたら格段に薄くなってはいるものの、
根深く残っているやつですね。

これを放置しているのは、やはり逃避です。

自分で自分のことを無力で価値がない
と思っているわけですから、
やることの影響力や価値も、
その程度のものになるでしょう。

「その程度」で収まっているのを
やめたければ、直視しなければいけません。

私には、この言葉で思い出すエピソードがあります。

以前にも取り組んだことがあったのですが、
なかなか完了はしていませんでした。

小学生の時、クラスメートの男の子に
「お前なんかこれで十分なんだよ!」

って思い切り言われて、薄汚れた色の
学校で貸し出していた物差しを渡されたことが
あったんですね。

もっときれいなのもあったのに、
他の女の子にはそちらを渡して、
私には薄汚れたそれを渡したんです。

そのときまで、その男の子が私をそんな風に
思っていたなんて全然知らなくて、
ものすごくショックでウン十年経った今でも、
記憶に残ってるんですけれど、

今考えれば、彼はその女の子のことが
好きだったんだな~というのはわかります。

別に私は彼が好きなわけれはなかったので、
それはそれでいいのだけれど、ショックだったのは
「お前なんかこれで十分だ!」っていう
あの言葉ですね。

でも、それは私が自分に対して
思っていた言葉なんですよね。

だから、私が彼に言わせたに等しいのです。

本当のところ、自分が自分をどう見ているのか。
その通りに人は私を見て評価します。

「思い込もうとしている」レベルじゃなくて、
深いところで「感じている」自分です。

そこを変えていかないと、
いつまでも「その程度」です。

自分自身の眠れる可能性を、本当に引き出して
いかなければいけません。

可能性はないわけじゃない。
なぜなら、私はそれができると感じているから。

今までは全くできる気がしなかったけれど、
やっとその可能性を掘り起こせるところまで
来たということなのでしょうね。

コツコツ続けてると、
こんな日も来ます。

必要は発明の母、と言われますが、
求める気持ちの強さが、
可能性の扉を開くのでしょうね。

よくセッションをしていても感じるのですが、
待ちの姿勢でいると、

勇気を出して踏み出すべきところで、
おずおずして後ろを振り返り、
未練にしがみついてしまうことが
多々あります。

その時問われているのは、
自分はどれだけ本当にそれを求めている
のだろうか?ということです。

現状に留まることが悪いわけでは
ありませんが、

それならそれで「現状に甘んじる」のではなく、
覚悟をもって今を生きればいいのに、
必ずしもそうではないんですよね。

どっちつかずの宙ぶらりんなのです。

自分は本当は何が欲しいのか。
明確にして、覚悟を決めれば、
道は開けます。

私も覚悟を決めて、
求めていこうと思います。

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