目を見て話さないのは。。。

よく、人の話を聞くときは
目を見て聞きなさいとか、
目を見て話しなさいって言われますね。

実はこれ、私はとっても苦手なんです(^^;

別に嘘をついているからとか誠意がないから
とかじゃなく(と自分では思ってますが。笑)、

人とコミュニケーションをとるとき、
視覚情報が邪魔になることが多いから、
なんです。

でもまぁ、表情とか大まかなその人の雰囲気や
周辺のエネルギーを見ることはしますよ。
もちろん。

でも、目をじ~っと見てると、
視覚以外でとる情報を読むのに
支障があるんです。

あくまで私の場合ですが。。。

だから、お話するときも、私はほとんど
その人の目は見ません。

どこか虚空を見て話していたり、
目をつぶって話しているときが
多いと思います。

そうしているとき、
私は自分の意識の内側で読み取っているものに
集中して、そこで捉えられる様々な情報を
追っています。

そこで目を見てしまうと、
目に固定されてしまうので、
意識の内側のスクリーンのようなものが
見えなくなってしまうんですね。

だから、セッションの間、情報を読んでいるときは
特に、目を合わせるということができないんです。

中には変に思われる方もあるかな~
と思い、書いてみました。

でも、お話を伺っているときは、
ちゃんとその方を見ていると思うので、
そんなに不安感をいだかせてしまうことは
無いんじゃないかと思っていますが。

たまに、リーディングをしているときに、
どんな風に見えるんですか?って
聞かれることがあるのですが、

ずっと前にも書いたことはありましたが、
言葉でポン!と情報が来るときもあれば、
あるビジョンの一場面を見せられて、
そこから読み込んでいくときもあります。

でも、最近はものすごく抽象度の高い情報を
読んでいることが多くなったような気がします。

言葉でもなく、ビジョンですらなく、
混沌としたエネルギーの状態をそのまま
読んでいる感じでしょうか。

その人の対象に対する在り方の状態とか、
状況自体のエネルギー分布、密度、質など。

そういう風に捉えた情報を、
私なりの表現で日本語に翻訳して
お伝えし、問いかけていくわけです。

そういう風に捉えた情報は、
ご本人の意識にすら上っていない思いだったり
感情だったりも、読み取れたりします。

たとえば、結婚を強く望んでいる方の奥に、
「結婚することは堕落だ」とかいう
思いがあったり(過去世で神と結婚している
修道女だったとか)、

怒りや悲しみをまったく認識していない方の奥に
激怒や慟哭、あるいは憎しみと言った感情が
読み取れたりすることもしばしばです。

また、そういうエネルギーをさらに読み込んでいくと、

たとえば、魂のある時代に経験した
強い自責の念を抱くに至ったような体験の痕跡が、

その後、その人にどのような傾向をもたらし、
言動にどのような制限となって表れていて、

それを克服しようと、今現在どんな努力をして
どの位、どのような効果を発揮しているのか、

また、今のこの状態から今後どのようなことが
予想されるのか、と言ったことまでが
構造的に見えてきます。

もちろん、人によってかなり深くまで
こう言ったことが読み取れる方もあれば、
どうにも読み取りにくい方もあるのですが、

読み取れる方は、多分こういった構造を
そろそろ転換していく時期に来ている
方なんだろうと思います。

読み取れれば、その方の状態にもよりますが、
私は最も根本的なところからの転換の道筋を
お伝えしますし、

その方が合意されるのなら、
その方向に向けたナビゲーションをします。

ただ、こういう構造はしばしば
魂にとっては何生もやり続けてきた馴染み深い
生き方なので、転換もそれなりのプロセスを
踏んだものになることが多いです。

たとえば、今生でもものすごく打ち込んで
エネルギーを注いできた習慣や学びなどを
いったん手放して再構築していくこととかも
あったりします。

完全に離れてしまうのか、
または、以前とは全く違った意味合いのもの
として再びそれを取り入れるのかは、
本人がそのプロセスを通過して見ないとわかりません。

それでもなお、進むだろうか?
という問いかけがあったりするんですね。

戻っても先はない、ということが
本人にもわかってはいても、

そして普段はとても勇敢で豪胆な方であっても、
二の足を踏むことが珍しくはありません。

そこで、打ち込んできたものが
自分にとっていかなる意味を持つものだったのか
ということが深く問われ、また自身で問い直さないと
いけないわけです。

せっかくここまでやって来たのに、
すべてが無駄になってしまう、と思うのか、

そもそもそれは、何のためにやってきたこと
だったのか。

修練が修練のための修練になってはいないか。
もしそうなっていたら、それはもはや
己を成長させるものではなく、飛躍の足かせに
なってしまうでしょう。

行為の本質に本当にコミットするなら、
そこは越えていけるはずですけれど、

がっちりと固まってしまって
動けなくなる方も多いです。

私自身もまだまだ精進の身。

そうした方々と同じように、
逡巡し、固まっているところも
あるかもしれません。

本質に立ち返って、足を踏み出せるように、
じっと内なる真実に向き合って
行こうと思います。

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