逃げ道を断つって大事だな~と
普段、割とグズグズする性質なので
つくづく思います。
逃げ道は自分の安全を確保するためには
必要なもの、と言う言い分も確かにあります。
でも、逃げ道に逃げ込むのが
果たして本当に「安全」と言えるのかどうかは
また別の問題ですよね。
自分に向き合うことをやってきて思うのは、
逃げ道を断つほどに、望む自分、
理想の自分に近づいている
ということです。
逃げ道をいつまでも残して、
いつか、その内、とやっている自分、
そんな状態に安住しているくせに
満足していない自分の在り方は、
一言で単純に言ってしまえば、
「美しくない」のです。
ダイエットでも同じでしょうかね~。
まぁ、理想とか言うのを外しても、
言い訳をやめて引き受けるべき責任を
引き受けたときの迷いのなさ、
清々しさ、晴れ晴れとした感じは、
私はとても心地よく感じます。
引き受けるべき責任を引き受けようと
思っても、そういう清々しさが
感じられないのは、
多分本当に肚が決まっているわけでは
無いからだろうと思います。
つまり、まだどこかで逃げている
ところがあるのでしょうね。
誰かのせいにしたい。
何かを言い訳にしたい。
そんな逃げ道です。
そうかといって、
一度にすっぱり未練なく決断できる
人ばかりではありません。
段階的に、逃げ道を少しずつ断っていく
ことの方が多いでしょう。
自分的にはもうこれ以上ないくらいに
肚を決めた、逃げ道を断って前進した
と思っても、
進んだ先でまだ逃げていたことに気づく
とかはよくありますものね。
でもそうやって逃げ道を断つほどに、
純粋な自分自身になっていきます。
決断するために迷い、あらゆる可能性を吟味し、
恐れに向き合い、ということをしている内に、
自分にとって何が大事で、
どうしていきたいのか、
そのために今何をすべきなのか
と言ったことが整理されていきます。
これは思考のレベルだけではなくて、
感情レベルも含めた、あらゆるエネルギー的な
レベルでノイズがクリアになっていくんですね。
だから、決断するということは
とても大事なことなんだと思います。
私自身も含め、なかなか決められない、
という方も少なくないのですが、
決めずにグズグズしていると、
どんどん自分のバイブレーションから
ズレたものを抱え込むようになります。
そういうのをたくさん抱え込んでいると、
本当に大事なものがそのノイズに紛れて
わかりにくくなってしまうんですね。
だから、フォーカスが定まらない。
そしてますます決められない、
となってしまうわけです。
巷では断捨離が流行りですが、
ものを整理することは
自身の心に向き合うことでもあるので、
捨てられない、整理できないということは、
自分に向き合うことを拒否している、
気づきたくないことを抱えている
ということなのかもしれませんね。
向き合ったら間違いなく気づいてしまう。
それが辛いのでしょう。
すべてではないのかもしれませんが、
心の内外を雑然とさせておく人は、
気づきたくないことが紛れさせることが
できる状況に、安心しているのかもしれません。
厳しい修業をするお寺なんかでは、
「掃除地獄」と言われるほどとにかく
朝から晩まで掃除掃除と言われるというようなことを
聞いたことがあるのですが、
(間違っていたらすみません)
それは、悟りを目指して修行するなら、
自身の心に向き合うことは必須
だからだろうと思います。
いずれにしても、
決断しないでいる、ということは
ある意味、心のぜい肉を許している状態
と言えるかもしれません。
私自身にも多分に当てはまるので、
先延ばしにしているあれやこれを
早いうちに整理しなければ、
と今書きながら振り返っております。笑
よく、様々な問題に対して
忙しさを理由に「できない」という人がいます。
家庭の問題に対して、
仕事が忙しいから、と言って
奥さんに放りっぱなし、とかね。
耳の痛い人、いるかな?
まぁ奥さんだけじゃないのかもしれませんけれど、
確かに忙しいのかもしれません。
でも、それを言い訳にして、
「そもそも意識すら向けていない」のは
違いますよね?
忙しい中でも、それに対して
心を寄せているのなら、さりげなく
気遣う言葉が出たり、ほんの少しの合間に
さっとできることをしてみたり、
と体が動くはずです。
それすらない、というのは、
忙しいのを言い訳にして
逃げているだけです。
向き合うべきものから逃げていると、
逃げた分だけ、こじれて問題は大きくなってしまいます。
それに触れることが恐いのなら、
変に言い訳するのをやめて、
率直に自分が恐れていることを
認めましょう。
そして、「恐いんだ。どうしたらいいかわからない」
と打ち明けてみましょう。
その言葉に続いて必ず、
でもこうしていきたいと思っている、
という方向性は表明した方がいいですね。
そうしたら、話し合いの余地は生まれるかもしれません。
溜め込んで表現しないでいることを、
率直に表明する、というのも
心の内を整理する方法の一つです。
そうやって、少しずつ心の重荷を
下ろしていきましょう。
あなたの歩みが、軽やかでありますように。