始まったものにはどんなにそれが長く続いても、
必ず終わりがあります。
会社や店、仕事、国、恋愛、何かのプロジェクト、
人間関係、そして人生も。
頭ではわかっていてもいざその時が来てみると
喪失感や悲しみ、ショックなど、やはり
深いものがあるものですよね。
終わるから始められることがあるものの、
終わりを認めたくない、ということも
よくあります。
認めてしまったら、終わってしまったことへの
諸々の気持ちが一気に押し寄せてきます。
それを受け止めるのが恐いのでしょう。
でも、少しずつで良いので、
自分の気持ちを無かったことにせず、
ちゃんと受け止めて生きてあげてほしいのです。
無かったことにして心の底で固めてしまうと、
回復していくものも回復しません。
人生に対してスネても、自分が苦しいだけです。
だから、自分の気持ちに誠実に、
ショックを受けたり悲しんだり淋しさを感じたり、
ちゃんとしてあげてほしいんですね。
そういうことができると、
落ち込んだ心もやがて、元気になっていきます。
回復しないのは、
自分の気持ちから逃げたときですね。
そうすると、
同じようなことがまた起こるんじゃないか
という恐れを抱くようになります。
恐れは、過去の痛みの体験の記憶、
とラマナ・ハマルシが言うように、
その痛みの体験を完了できてないと、
恐れとなって残ってしまうのです。
そうしてその恐れは、
日常の様々な場面で滲み出てきます。
たとえば、
以前子供を持つお母さんのセッションを
させていただいたときに、
「自分の子を失ってしまうんじゃないか、って
すごく怖くなる時があるんです」
という方がこれまで何人もいらっしゃいました。
セッションをしてみると、過去世で災害や
家の事情、病気などで子供を手放さなければ
ならなかった人生のストーリーが出てきます。
その時の深い喪失感や悲しみ、淋しさ、後悔や
自責の念などを統合してあげると、すっきりと
その恐れは去っていきます。
完了した感情は、心の重荷となって
積み重なってしまうことはないんですね。
積み重なった未完了の気持ちを抱え込んでいると、
その感情がトリガーされる(引き金を引かれる)
ような出来事が起こったときに、
過去に受け止められなかった
感情のチャージの分も、一気にやってきます。
だから、余計に受け止めがたく
なってしまうのですね。
浮上した感情があまりにも大きすぎて、
手の付けられないモンスターのように
感じてしまうときは、
「今の自分が受け止められる分ずつ、
少しずつ受け止めさせてね」って
そのモンスター君と「交渉」すればいいのです。
ほとんどの場合、交渉は飲んでもらえます。
感情のカケラ君だって、このまま受け止めて
もらえないのは嫌なわけで、
少しでも受け止めてもらえた方がいいからです。
モンスターのように見える感情も、
私たちが誠実に相対し、話を聞き、
今の自分にできること、できないことを
正直に伝えると、ちゃんと交流できます。
肝心なのは、誠実さ、正直さ、そして
自分に対する忍耐強さかな、と思います。
どれも自分にはな~い!
という方も、諦めないでください。
最初からできる人なんていませんから。
すべての要素に「今の自分の最善を尽くす」
ことでしょうね。
私たちだって、相手が余裕あるのに手を抜いていて、
それでいてこちらに譲歩を求めてきたら、
承諾はできないでしょう。
でも、今自分にできることの精一杯はこれです
って言われ、本当にそれが真実だったら、
そうか、それなら…ってなるでしょう。
感じているはずの感情を抑圧し続けるのは、
それだけでも毎瞬、莫大なエネルギーを使います。
抑圧に使うそのエネルギーが、
自分を癒したり新たなことに情熱を向けたり
といった、建設的な方向に使えたらいいですね。
「ネガティブ」と言われる感情を敵視とまでは
いかなくても、忌むべきもののように捉えている人は
少なくないようですが、
どうぞ在るがままに生きてあげてください。
それらも、私たちの人生の一部です。
何の悪いこともありません。
というわけで今週のテーマはこちら。
「終わってしまったこと」への深い喪失感や悲しみを在るがままに生き切るよう最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2019年7月17日(水)17:00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20:00より順次働きかけを行っていきます。
ご感想はお申し込みフォームの
「無料遠隔ヒーリングのお申し込み・ご感想」
の件名を選択なさって第何回のご感想なのか
明記のうえ、送ってください。