頭で考えることではなく、
ハートで感じることを大切に、
とは常々思っているのですが、
しばしば頭で考えた「こうすべき」
「そうしないとダメになる」という
恐れから来る思いに判断を曇らせることが
あります。
そうした思いが、素直に
「嫌なら嫌。これが好きならそれを選ぶ」
ということを、できなくさせるのですね。
思えば、幼いころからこういう教育を
ずっとされてきたな～って思うのです。
そうやって私を教え導いてくれた親も先生も、
悪気があったわけではなく、ただ心から
それが良いと思って愛情という名の下、
「こうしなさい。さもないと・・・」
「これを食べなさい。そうでないと・・・」
って教え続けていました。
それが悪いとか言っているわけではなく、
ただ、そのパターンって、未だに
骨に髄まで沁みついているな～って
思うのです。
人間、楽しい気持ちよりも恐れの方が、
深く入ってきますし、行動の原動力に
なることが多いですからね。
誰かが、仏教画は天界の絵よりも
地獄絵の方が傑作が多い、だっけ？
まぁそんなようなことを言ってました。
（違ってたらすいません）
そんなこんなでウン十年生きてきて、
ここ数年で私の周りの世間的にも、
喜びから生きていいんだ！そうしよう！
って転換する人が多くなって、私自身も
そういう風に心がけるようになりましたが、
それでできるようになったこともあるし、
ふとした拍子に「あれ、私ってまだこんなにも
恐れから生きてたんだ！」と気づくことが
あります。
最近も、自分に無理無理、理屈をこねまわして
させようとしていたあることがあったのですが、
直前になって、それを考えると
動機や不安感、呼吸がうまくできないなんて
状態になってしまい、これままずい！と思って
取りやめたことがあります。
そんな状態になるまで方向転換できないし、
判断できなかった自分にびっくりしているわけですが、
しみついた行動パターンと言うのは
恐ろしいものだな、としみじみ思いました。
簡単に転換できる行動パターンもあるし、
段階を経て変わっていくものもありますが、
随分自分も変わってきたよね～って思えていた
ところに、たまにこういうおかしなことを
やっている自分がふと顔を出すんですね。
傍から見たら、バカみたいなことなんだけれど、
自分ではどうしてもわからないし、
踏ん切りがつかないこと。
まぁ、折角体がこうまでして教えてくれたので、
なんでこんな状態になってしまったのかを
考察してみようと思いました。
↑これ大事ね。
転んでもただじゃ起きない。笑
その出来事は、数か月にわたる大きな流れの一部で
行われる企画で、その企画についての参加の可否
についてでした。
その流れは自分で選んで飛び込んだものの、
かなり初期の段階でものすごく合わないな～
というのは感じていました。
（合わないのはわかっていて、それでも
この自分を超えていくためにチャレンジして
みよう！と飛び込んだのでした）
それでもどうしても合わなくて、
やめようかな、と思って上に聞いたら、
続けた方がよいという答えだったので、
放置状態で籍だけ置いていました。
（そのほかのメッセージも続けることを
示していました）
でも、イベントが迫ってきてどうするか
葛藤していて、自分の気持ちの調整も
何とかできないかと模索しましたが、
結局ダメでした。
で、お断りの連絡をして、
今はちょっとホッとしているところです。
（籍はまだ残したまま）
これでもなぜ上は続けることを勧めているんだろう？
というのがまだわからないのですが、
私は上がどういったとしても、最終的には
自分の判断を優先します。
でも、上の言葉に逆らってもあんまりいいことは
無かったですね。
だからと言って、鵜呑みにはしません。
納得いかなければ、自分で裏も取るようにします。
今回の上の意図はまだわかりませんが、
踏ん切りがつかなかったのは、
まだ学ぶべきことを学び終えていない、
という感覚があったからでしょう。
あっさり捨てても良いものなら、
全然未練なく捨てられるのですが、
何か、まだ私が拾いきっていないものが
そこに在る、と思えたんですね。
とは言え、このイベントの件については
数週間悩んだ末の決断だったので、
もうちょっと早く何とかならなかったかな、
というのが本音です。
そこにも、恐れがありますね。
大きな流れは続けるとしても、
その中での個別の出来事は、
それに逆行する判断を下さないといけない、
とはなかなか高度な判断です。
恐れていたのは、相手の反応。
そして、また学び損ねたという失望感です。
相手への批判的な思いを、
誠実な行動に転換できなかったことが
要因かもしれません。
その辺りの経緯も色々あるのですが、
気づきと消化不良の入り混じったなかで、
結局こういう結果になってしまいました。
あと数か月あるのですが、
さてさて、どう着地していくか。
未消化物と言うのは、
身体にも良くないらしいですが、
心にとってもかなり負担になりますね。
それでも、その中で自分にとって、
最高の何かを掴んでいきたい、
と決意を新たにしているところです。