怒りの感情って、なかなかに厄介ですよね。
世間的には良くないものとされることが多く、
怒りが湧き上がると瞬時に抑圧するという反応に
自動的に回路がなっていたりします。
それだけ、怒りは暴発すると
自分だけではなく、人を傷つけたり
大切なものを失ってしまうことがあるので、
なるべく表現しないように、
注意深く、厳重に抑圧されることが
多いのです。
けれど、抑圧していればそれで安心安全か
と言えばそうではなく、
怒りの凶暴で危険なエネルギーは、
そのまま自分に向かいます。
想像してみてください。
人を殴り殺してやりたい、みたいな
エネルギーが、自分に向かうんですね。
どれだけ抑圧した怒りが自分を傷つけているか、
わかるでしょう。
そうすると、精神的に鬱的な状態になります。
死にたいとか、自分なんていない方が良いとか、
そんな思いが湧いてくる人は、実は深い怒りを
抑圧しているのかもしれません。
自分を傷つける前に、本当は誰に怒っていたのか、
明らかにしましょう。
そうして、自分が怒っていることを確かに認めて、
適切な方法で怒りを解き放つのです。
私が師と仰ぐレナードは、怒りの瞑想を勧めています。
プレゼンスのベースの上で、１人の安全な時間と空間を
確保して、思い切り奥深くに沈めていた怒りを
解き放つのです。
相手に直接ぶつけるのではないのです。
それだとただの八つ当たりですからね。
深刻になりすぎないで、クリエイティブにやることがミソです。
怒りにはツボがあるとレナードは言っていて、
そのツボをピンポイントで突く表現ができたとき、
怒りは笑いに変わるといいます。
リトリートでも必ずやるのですが、
数分間思い切り吐き出したら瞬時にプレゼンスに
戻ってくる、というのを何回か繰り返します。
怒りのツボを突くことができたら、
怒りはバカバカしいほどどうでもいいこと
になります。
実は私はこれがあまりうまくできなくて、
別のアプローチから解放することが多いです。
それは、怒りの奥には必ず傷ついた気持ちが
あるので、これを統合していくやり方です。
怒りの出来事の被害者と加害者双方には、
必ず同じ傷ついた気持ちがあります。
その両方に入って、この痛みを統合してあげると、
怒りは消えていきます。
まぁ、どちらのやり方でも解放できますが、
シンプルなのは前者で抜群の爽快感はあります。
後者は少しプロセスがあるので時間はかかりますが、
被害者と加害者が消えて、じんわり、感謝の
温かい気持ちで満たされるところがありますね。
お好みで、またはケースバイケースで
使い分けると良いでしょう。
いずれにせよ、怒りは抑圧すると、
心も体もボロボロにして行きます。
自分の中に生じるいかなる怒りも、
些細と思わずに、どうでもいいことにしないで
きちんと受け止め、適切に応答してあげる
ことです。
無理無理ポジティブシンキングをして
すり替えたり、なかったことにしては
いけません。
怒りにも、存在する権利があります。
社会的に、怒りを良くないものだとするのは、
適切に対処できないからでしょう。
収まりのつかない不快な気持ちで心を乱されるのが
嫌なのですね。
けれど、神仏にも不動明王のような憤怒相があるように、
怒りはそれ自体で悪、ということはありません。
存在する意味があるからこそ、
怒りという感情があるので、
不用意に八つ当たりをするのではなく、
それを昇華させる術を身につけましょう。
今月のスピリチュアル特別講座は
怒りと悲しみを昇華させることがテーマです。
１５日、２９日ともにお席はございますので、
１０時から１６時まで、みっちり一日かけて
取り組んでみたい！と思う方はせひどうぞ。
http://healing-gate.com/blog/seminner/supirityuarutokubetukouza23/
私たちは、自分の本当の気持ちをしばしば
「些細なことだ」「大したことない」などと言って
侮り、抹殺します。
けれど、どんな気持ちも些細とかどうでもいいとか
いうことはありません。
事の大小にかかわらず、微かな引っ掛かりも
大切に、耳を傾けて応答していきましょう。
モヤモヤすることが多い人は、
きっと自分の本当の気持ちを誤魔化す癖が
あるのかもしれません。
どうぞ、傷ついた気持ちがをお迎えに行って
あげてください。
というわけで、今週のテーマはこちら。
怒りと傷ついた気持ちを在るがままに認め、適切に生き切るよう最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2019年6月12日（水）17：00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20：00より順次働きかけを行っていきます。
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