人生ってホントに鏡だとしみじみ思います。
ある人に対して抱いていた被害者的な気持ちが、
立場を変えて、今度は加害者的なポジションで
体験することになったり、
何年も前の未消化の出来事が、
今体験していることの要素に繋がっていたり、
出来事は、何重にも絡み合いながら、
人生に何かしらの傾向と、そこに意味合いを
見せて私たちに呼びかけてきます。
その呼びかけが何のことなのか、
すぐにわかるときもあれば、
何度サインが来てもさっぱりわからなくて
同じことを繰り返すこともありますね。
これは鏡だとわかっていても、
どこがどのように、という詳細まで
ピンポイントの気づきにならず、
方向転換に至らないことも多いです。
どんぴしゃりで気づかないと、
変容は起きないし、やっぱり同じことを
繰り返してしまいます。
それでもお知らせは、私たちが何とか気づけるように
手を変え品を変え、様々な方向からやってくるので、
あるときハッと気づけるときがあるんですね。
あぁ、これか。と。
気付けない時というのは、何らかの抵抗があるときが
多いです。
自分はそんなんじゃないと決めつけている時とか、
不快感を感じて、反射的に相手を悪者にして
自分の正当性を主張し、サインに蓋をしてしまうとか。
あ～、私もさんざんやってますね～（＾＾；
ということは、
サインに気づいて適切に応答するには、
自分の気持ちの動揺を受け止めたうえでないと、
ニュートラルにそのことを受け止めて見ることは
できないんですね。
わかっていても、つい反射的に
反応してしまいますよね～。
自分の気持ちを受け止めたうえで
改めてその出来事を見れば、
それがそんなにひどい出来事には
感じられなくなって、全く違う意味合いが
見えてくることがあります。
そこを見ないとメッセージはわからないのに、
私たちはしばしば、そうやって大切な
お知らせを見落としてしまうのです。
何度も同じような出来事を繰り返していて、
それでもうまくサインに応答できないときは、
まずそれによって生じた自身の気持ちを
統合することを丁寧にすると、次のステップに
進めるかもしれません。
出来事に反発する気持ちとか、
蓋をしてしまいたい思いがある内は、
どんなに冷静でいようとしたり、
論理的に筋を通して言葉を述べようと、
出来事を昇華させる流れには
入っていません。
大切なお知らせほど、動揺する気持ちが
掻き立てられるものだと思います。
それだけ大きな根っこがその下にはある
ということなので、その要素に衝撃が与えられれば、
その根っこの隅々にまで、大きく響くからです。
ということは、
逆に言えば、解放を着実に進めたい人は、
大きく動揺する辛さはあるけれど、
それに耐えて意識的に取り組んでいけば、
必ず大きな実りがあるということでもあります。
でもこういうことは、
今自分が何をすべきなのかを明確にわかって
覚悟しないと、なかなか難しいものだろうと思います。
先日、あるところでものすごく痛い
ボディワークの体験セッションを受けたのですが、
その時私は、明確に自分が何をすべきなのか、
そこで何が行われるのかを理解し、覚悟して
その痛みの中心にサレンダーし続けました。
それがなかったら、痛みに抵抗して
ものすごく痛いだけの何の意味もない
ひどいセッションだと被害者意識一杯に
思っていたと思います。
そして、そのセッションから何の得るものも
なかったことでしょう。
でも、私にとってそのセッションは、
ものすごく大切な気づきをくれた
素晴らしいセッションになりました。
同じことをされても、天と地ほども
違いますね。
人生に起こる出来事を
「クズみたいなひどい出来事」にするか、
「素晴らしい糧となった出来事」にできるか、
自分の在り方一つです。
どんな出来事も、です。
そこからどんな可能性を引き出せるか、
チャレンジですね。
かく言う私自身、まだまだ未消化で
ここ数か月放り投げている案件もあるのですが、
決して諦めたわけではないし、
学びを受け取れるだけの自分を模索中です。
多分、今のままの自分じゃダメなんですね～。
抵抗している自分の価値観とか、
譲れない！って突っ張っているプライドとか。
そういうものを崩していかないといけない。
結構大掛かりな作業になるんだろうという
予感はあります。
ということは、大きな変容の前には、
大きな抵抗が起こるものかもしれませんね。
それを崩さないと、次にはいけないし、
どんなに素晴らしいチャンスが来ても、
それをものにできない自分のまま
なのでしょう。
一番崩したくないものを崩すって、
だから相当な覚悟と意識の力が
必要なのです。
今差し出されている学びを、
必ず昇華させる。
改めて、コミットメントを
確認したところです。