私たちはしばしば、頭では欲しいほしいと
望んでいるのに、なぜかそれが近づいてくると
途端にそれから逃げてしまう、なんてことが
あったりします。
たとえば、恋人とかお金とか、ずっとなりたい
と思っていたポジションとか。
恐くなっちゃうんですね。
よく、ものごとが順調に行き出すと、
いつか破綻するんじゃないかって不安で不安で
仕方がなくなる。
そうして実際にその不安が実現すると、
悲しいのだけれど落ち着く、みたいな。
成功する手前でいつも自分からダメにするような
言動をしてしまったり、事故に遭ったり、
といったようなケースもありますね。
いずれも根っこは同じです。
望んでいたはずのものになってしまったら、
てっぺんから突き落とされるようなショックなことや
悲しいこと、辛いことが起きるかもしれない、
という生々しい感覚が、その人の中にあるんですね。
それは多分、魂の旅路のどこかで
実際にそういう経験をしているのでしょうね。
今生かもしれないし、過去世なのかもしれません。
自分の中に、どんな恐れがあるのか
じ～っと見つめてみると良いでしょう。
恐れの方向に意識を向けていくのは
ちょっとしんどいかもしれませんが、
命の呼吸を深～くしながら、
もし願いが叶ってしまったら、
○○になってしまう、
というイメージを自由に思い描いて
みましょう。
人によって様々なストーリーが出てくると
思いますが、そういう妄想も、みんなが同じような
イメージになるかというと、そうでもありません。
出てきたものは、自分固有のものなんですね。
そこに意味があるのです。
たとえば、暗い道を歩いていると突然後ろから
銃で撃たれるようなイメージが湧いてきて恐い
とかいう人がいたとします。
暗い道を歩いていても、みんながみんな、
こんな恐れを持っているわけじゃないですよね。
そういう恐れがある、ということは、
どこかでそれを体験しているのかもしれない。
仮に、テレビでそんな場面を見たとしても、
誰しもが自分もそうなるかも、なんて
思いませんし。
ラマナ・マハルシは、恐れは、
「過去の痛みの記憶」だといっています。
お金持ちになったら、周囲に嫉妬されて
騙される、略奪されるとかいう恐れを持っているとか、
深く愛したら、愛した人に裏切られるとか、
私たちは実に様々な恐れを持っています。
痛い思いをしたくないので、意識、無意識的に
お金持ちにならないようにとか、深く愛さないように、
愛されないように、などなどという状況を
自分で選んでしまうのですね。
成功する手前でいつもダメになってしまう人は、
成功したら奈落の底に突き落とされるのを
避けようとしているのかもしれません。
かつて、自分がどんな体験をして、どんな思いをし、
受け止めきれずに封印してしまったのか。
その痛みをもう一度生き直して統合しましょう。
すると、望むものを得ることへの恐れが消え、
ブレーキを踏まなくなっていきます。
丁寧に、自分がするっと避けてしまっているものを
辿っていきましょう。
ずんっと肚に響くような無力感だったり、
体の中が空洞になるような悲しみだったり、
息もできなくなるくらいの絶望感だったり。
感情解放のワークを続けてこられた方でしたら、
少しずつでもそれに触れられるような
自分になっているのではないでしょうか。
以前はできなかったとしても、
今の自分ならできる。
そう思える時も来るでしょう。
今の自分にどこまでできるのか。
トライしてみませんか？
ゆっくり、深～く呼吸して、
体とともにいて、気持ちのカケラ君に
寄り添いつつ、命の栄養補給をしていきます。
そうやっていくと、耐え難い感情にも
触れていくことはできます。
一番触れたくないところ、
逃げてしまいそうになるところが、
一番助けを必要としているカケラ君のいるところです。
今まで、自分が触れられてこなかったところなので、
丁寧に、注意深く、触れていきましょう。
というわけで、今週のテーマはこちら。
望みに近づいていくときに浮上する恐れを丁寧に統合していくよう最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2019年5月22日（水）17：00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20：00より順次働きかけを行っていきます。
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