今回は公開できるご感想をいただいていないので、
私のご報告を持ってかえさせていただきます。
今回はどうしても受け入れられない相手への気持ち
について掘り下げていきましたが、
表面だけ見ていると、どうしても受け入れ難い
思いは募るばかりでしょう。
その人がそのように在る背景に意識を向けて、
その人の生い立ちから心情を読み込んでみました。
すると、その言動にもそれなりの理由と
汲むべき事情があることが見えてきます。
相手の意識に入って、逃げてしまっていた
気持ちを受け止めていくと、ビジョンの中の
その人の言動もどんどん変化し、
それに伴って自分のその人への感情も
嫌悪感が和らいでいきます。
相手の中に見た弱さや狡さは、
自分自身のものであったことに気づくでしょう。
また、前から気付いていたという自分の中の
冷酷さについて掘り下げていくと、
恐怖政治を敷いた支配者であった過去世が
出てきました。
これも、なぜ人々をそのような恐怖で支配しなければ
いけなかったのか、生い立ちや両親・兄弟との関係性
からそのような心が形成されて行った過程を
辿って見ると、ここにも必然の流れがありました。
その必然の要因を作った父親、兄弟との関係性の中で
味わった苦しい感情を統合していったとき、
この過去世のストーリーは大きく変化していきました。
もはや恐怖で人々を支配せず、徳で国を治め、
豊かな世界がそこに現れてきました。
このようにしてストーリーの中のそれぞれの場面での
感情のわだかまりを統合していくにつれ、
ストーリーはどんどん変化し、
そして現在の自分は、「そのような悲惨な過去世を
もっていない自分」になるのです。
過去は変わらないと思っている方も多いですが、
実は過去も未来と同じように可変的なものです。
現在の自分を深く掘り下げ対処していくことで、
過去が変化します。
過去が変化すれば、現在も変わり、
当然未来も変化するのです。
こうして人生がシフトしていくんですね。
終了後、自分の感じ方、在り方が大きく変容され、
言葉にするのは難しかったそうですが、
とても軽やかに、明るくなっていらっしゃいました。
こうして変化した自分を、日々少しずつ感じて、
これまでだったら決して選ばなかった選択や、
気付かなかったことなどを楽しんでいかれたら
と思います。
今回も真摯な取り組みの場に立ち会わせていただき、
ありがとうございました。