昨日は感情解放ワークショップでした。
初めての方々、常連の方々、お集まりくださった
みなさま、ありがとうございました。
人生では様々な人に出会いながら、色々な経験を
積み重ねていくものですが、なかなかしんどい
経験をさせられる出会いというのもあるものです。
けれど、その出会いの差し出している学びを
いかに受け止め、応答していくかで、
その出来事の意味が天と地ほども違ってきます。
いまだに心にとげが刺さったままになっている
のであれば、まだ学びが見えてきていない
ということなのでしょう。
昨日も鏡の法則からみっちり読み解きを
やっていったのですが、
この「相手の中に見るあらゆる感情は、
すっかりそのまま、同じものが自分の中に在り、
相手のその態度は、あなたが自分自身に対して、
或いは他者に対して取っている態度とイコールである」
というこの法則の伝えるところに、
どれだけ頭ではなく、まさにその通りである
と感覚的に腑に落ちるかが、癒しと統合に
直結します。
説明されても、腑に落ちないとか、
頭でそうなのかな、、、と思う程度であれば、
まだ鏡のメッセージが受け取れていないのです。
そこには、自分が気づいているかいないかは別として、
何かしらの抵抗や恐れがあるでしょう。
もし、あの大嫌いな人が私に対してやったことと
同じことを自分に対して、または誰かに対して
やったことがあるのだとしたら、あなたは
そんな自分を受け入れられるでしょうか。
(これは今生とは限らず、魂の旅路の中の
どこかの人生で、という可能性も含めます)
そしてまた、相手が味わったであろう
その生々しい苦しみを、受け止めようと
思うでしょうか。
「鏡」となる相手をイメージして見て、
その人が迷惑をかけた被害者の痛みなど
全く意に関せず、向き合う気も無いように
見えるのだとしたら、
あなた自身が自分や被害者に対して
まさに今現在、そのような態度を取っている
ということになります。
あるいは、「鏡」の中の相手のビジョンが、
何とかして被害者の痛みに向き合い、
深く受け止めようとしているように見える
のであれば、今あなたがそうである、となります。
つまり、相手が逃げているのなら
自分が同じように今逃げているのであり、
相手が逃げているのと全く同じ動機で
あなたも逃げているのです。
「鏡」は、瞬時に今現在の姿を映します。
5分後とか1週間後の姿を映すわけではありません。
だから、ワークの中で何かが統合されたり
自身の在り方が変わったら、瞬時に「鏡」の像も
変化しているはずです。
これゆえに、「鏡」を見つめながら
自身の在り様を修正するのです。
どこをどのように修正すればいいのかは、
「鏡」を見つめることで手がかりが得られます。
相手は何から逃げているように見えるでしょうか。
罪悪感に駆られるような「居心地の悪さ」とか、
自分が悪者になってしまうことへの「恐怖」とか、
評価されなくなってしまう「焦り」などなど、
気持ちにフォーカスして見ていけば、
そうした居心地の悪い感覚、恐怖、焦りなどを
受け止めていけばいいとわかります。
そうして、命の呼吸を送りながら体でしっかり
受け止めれば、それらの感情は統合されて
悪さをしなくなっていきます。
その状態から、再びこの人が自分に何か
不快な言動をしてくるかどうかを確かめてみます。
ちゃんと統合ができていれば、
もうこの人はそういうことはしなくなっている
ビジョンに変化しているはずです。
「鏡」に映るその人がそうなったということは、
あなた自身がもはやそのようなことをする
自分ではなくなった、ということを意味しています。
自分がどのような在り方をしているのかは、
自分を見つめているだけではなかなか
気付けません。
だからこそ、このようにして「鏡」を見つめることが
とても大切なのです。
こうして人生からのお知らせに丁寧に応答していくと、
必然的に人生はどんどん優しいものになっていきますし、
この世界は安全なものになっていきます。
あなたの生きる現実が、自身にとても厳しいのなら、
あなた自身が自分にとても厳しい態度で
いるのでしょう。
世間が自分に対して酷く理不尽であるのなら、
あなたが自身に対してそのように理不尽な態度を
とっているということになります。
自分に向き合う作業を始める前の私がいた
現実では、私の周囲にはとんでもなく無責任な
人たちがわんさかいました。
自分の失敗を平気で部下に押し付ける上司も
いましたし、自分の仕事をなんだかんだ言って
押し付けられそうな人に押し付けている人も
いました。
けれど、自分に向き合い、在り方を整えてきて、
まだまだ未熟な私ですが、少なくとも
今私の周りにかつてのような、とんでもなく
酷い人はいなくなりました。
本当に、有り難いことだな、と思います。
今、自分の周囲の人間関係を見て、
そこに温かさや愛を感じるでしょうか。
冷え切ったものを感じるのなら、
人生からのメッセージは、
今すぐ自分自身に対して、温かな愛を注いでください
ということなのだと思います。
ぜひ、鏡を上手に使って、自身の在り方を
気持ちよく整えていってください。