先日、ブログを読んでくださっているある方から
「こう言っては失礼かもしれませんけれど、
お仕事の割にはブログに書かれていることが
論理的と言うか、それっぽくないですね~」
と言われました。笑
はい。こんな仕事していますが、
私自身、「スピスピ」した、いわゆる
「ゆるフワ系」が大の苦手でして、
ヒーラー駆け出しのころはそういう感じに
なろうと努力したこともありましたが、
結局「ガラじゃないわ~!」ということで
早々にその路線は撤退したのであります。(^^;
元が結構ネガティブ人間でしたし、
ゆるフワの対極を行くような資質が強かった
ものですから、
今でもクライアントさんからサロンは
「スピリチュアル道場」だと言われております。笑
まぁ、私は人間が生きていくこと自体、
スピリチュアルだと思っているので、
人それぞれのスピリチュアル(霊性)
があってもいいかな、と思っています。
最初はキラキラハッピー路線に行けない自分が
ダメなんじゃないかと葛藤した時期も
結構長くありました。
でも、徹底的に自分のネガティブさや
闇に向き合い続けてきたおかげで、
とても大切なものに気づくことができたし、
自分にしかできないヒーリング手法なんかも
確立することができたので、
自分が持っている資質を否定せずに
向き合い続けることって、
すごく大切なことなんだと思います。
あの人のようになれない、
この人のようにできない、ってことで、
自分を責める必要はないし、
そのようにできないからこそ、
わかることもある。
できることもあるわけです。
だから、自分のあらゆる資質は
紛れもなくギフトなんだと思います。
それを憎むべき厄介者にするか、
得難い贈り物にするのかは
自分次第ですね。
以前にも書きましたが、
数々の名器を生み出したストラディバリウスも、
プロの手にかかってさえ本当の音を出すまでに
5年はかかるのです。
いわんや、人間をや、です。
持っている資質を開花させることは、
一朝一夕にできることでも
人任せにできることでもないと
心しておくべきだろうと思います。
最近は何でもインスタントがもてはやされる
時代ですけれど、どんなに技術が進歩しても、
コツコツと積み重ねていくことでしか
成し得ないこともあるのです。
試行錯誤しながら、ときには
真っ暗な先の見えないトンネルの中を
歩み続けなければいけないときも
あるでしょう。
この道を行けばどうにかなることが約束されている
わけではなくて、どうなるかさえもわからないまま
それでも行かなければいけないときがあります。
けれど、そういう歩みをしているときの
ギリギリの精神状態を通過することが、
実は必要だったりするからこそ、
そのプロセスを通過するのです。
そこを通過した後の自分は、
紛れもなくその前の自分とは違う自分に
なっているでしょう。
だから当然、そこは一人で行かなければ
いけません。
どんなに優秀な先生も、セラピストやヒーラーでも
手助けしたりヒントを出すことはできても、
代わりにそのプロセスをやってあげることは
できません。
できることがあるとするならば、そこを通過
できるくらいの足腰と精神力を整え、
鍛えさせておく準備くらいなものでしょう。
それを、一緒に手をつないで通り抜けてくれるとか、
お金を払えば代わりにやってもらえるとか
勘違いしないように。
逆に、そう思わせるようなことをしている
人がいたら、それは要注意だと思います。
だから、そういう文言に引っ張られて
お金払ったのに何にもならなかった
とぼやくのは、
自分のその浅はかな考えを
猛省すべきだろうと思います。
人に頼ってできることと、
決して人に頼ることができない部分がある
ということの識別ができるように。
この識別のポイントは、
自分の人生の主導権がしっかり自分に
あるかどうか、です。
誰かや何かのせいにして責任転嫁をせず、
何であれ、自身の人生に起こったことには
最終的に責任を負うのは自分である
ということを肝に銘じましょう。
そのうえで学び、サポートを受ける
わけですね。
自分で決めて、自分で実行し、
自分で結果を引き受ける。
この一連のことが実践できるほどに、
私たちは自由になり、力強く自分の人生を歩み、
その喜びを享受することができるようになります。
これがしっかりできた上での
テクニックでありツールですからね。
私たちは、それぞれが唯一無二の存在です。
万人にとって良いもの、悪いものもなければ
効果のあるもの、無いものもありません。
つまり、万人にとっての正解や真実はないのです。
故に、自分にとっての真実を、自分で見出さなければ
いけないということでもあります。
人に言われたからそれを鵜呑みにするのではなく、
本当にそれが自分にとっての真実なのか、
徹底的に自身に向き合って検証していくことです。
その中で、他人の受け売りをそのまま
信じ込んでいた真実ではないことにも
たくさん気づくでしょう。
誰に何と言われようと、
自分は自分の真実を生きればいい。
ただし、自分が本当に幸せになる真実を、ね。
あなたの人生が、
心底の生きる喜びで満たされますように。