私たちは、耐え難い感情を感じていても、
どうにか今この瞬間を生き抜いていくために、
緊急避難措置として、自分の感情を遮断して
何も感じないようにすることがあります。
とても衝撃的な体験をしたときもそうですし、
慢性的に欲求が叶えられない状態が続いたときなど
「もう感じるのをやめよう」と自ら決めた
記憶のある方もありますね。
そういう状態で何年も、何十年も生きてきて、
本人はそれが普通だと思って過ごしていますが、
けれども決して心安らかな状態ではないでしょう。
いつもどこか心が重苦しく、生気なく、
現実がまるで他人事のように感じてしまったり、
希望が持てず、これといった理由がなくても
絶望感や悲しみが日常の気分に滲み出ているのです。
こうしたことは、かつて感じるのをやめてしまった
気持ちが関係しています。
私は、感情は心の呼吸だと思っていますが、
感情を感じるのをやめるということは、
心の呼吸を止めるに等しいことです。
息を止めたら、当然、苦しいですよね。
呼吸によって送られるはずの酸素も、
排出されるはずの二酸化炭素も体の中に
留まりっぱなしになりますから。
感情を感じるのをやめるというのは、
同じように、呼吸によって取り入れられるはずの
命のエネルギーも取り込めず、
完了して悪さをしなくなるまで感情が
統合できないということにもなるのです。
だから、どんな感情も、本当は感じてあげた方が
ずっときれいに癒えていきます。
けれど、そうは言ってもあの耐え難い感情を
再び感じるなんてとても恐ろしい！
自分が壊れてしまう！と思う方は少なくありません。
（ものすごく抑圧の強い方は、恐れすらも
抑圧しているので、逆に恐いという気持ちにも
気付けなかったりします）
もちろん、今までの自分であれば、
無理でしょう。
でも、耐え難い感情を安全に受け止める方法を
身に着けたあなただったら、問題はない
のではないでしょうか。
いつもクライアントさんに言うことですが、
膨大な感情のチャージをいっぺんに受け止める
必要はないのです。
今の自分ができる分だけ、
少しずつ受け止めていけばいい。
何も、無理なことをしなければ癒されない
というものではないので、できることを
コツコツやっていきましょう。
それでも、結構楽になるものですよ。
今までは完全にふたをして心の声を
シャットアウトしていたけれど、
そろそろそ～～～っとその蓋を開けて、
少～しずつ癒しのプロセスを始めてもいいかな
と思えたら、
自分の内側に向って声をかけていきましょう。
今まで、ずっと見ないことにしていたけれど、
これから、ゆっくりだけれど、ちょっとずつ
お迎えに行くね。って。
そうして、心にひたすら封印をして生き抜いてきた
あの頃の自分に、深く命の呼吸を送って
あげてみてください。
当時は、ひたすらそうやって生きていくしか
なかったんですね。
その自分を、どうぞ否定せずに、
耐えてきた自分をねぎらってあげてください。
そうして、背負い続けてきた重荷を、
ゆっくり下ろさせてあげてください。
自分を責めず、誰をも責めず、
自分と言う存在の中心、深奥にある
本当の力の源をしっかり感じて、
この力で自分を支えます。
これは誰にでもあるので、
誰もが必ず自分の内側の力で
自分を支えられるようになります。
ちゃんと自分を癒し、
再び生き生きと感情を感じて
自分の人生を生きることができるように
なるんですね。
どんなつらい感情も、永遠にそれを抱え続けて
いかなければいけないわけではありません。
自分で、もうそろそろ癒していこう、
と思えたら、癒しのプロセスは始まります。
どんな絶望も、喪失感も、悲しみも、悔しさも、
やり場のない辛さも、
私たちは、自身の内にそれらを統合していく力を
必ず持っています。
それを使うのか使わないのか。
いつやるのか。
それを決めるだけなんですね。
そろそろ、と思えた方は、始めてみましょうか。
というわけで、今週のテーマはこちら。
かつて封印した耐え難い感情が癒えていくプロセスを、安心安全に始めるよう最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2019年3月13日（水）17：00までに
メールまたはメールフォーム
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同日20：00より順次働きかけを行っていきます。
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