日頃、できる限り誠実で在ろう、
自分にも人にも嘘をつかずにいよう、
と心がけているのですが、
先日、ふとしたことから
ほんの小さな、さほど害のない嘘を
ついてしまいました。
なんでこの程度のことで嘘をついたんだろう
と、嘘をついた嫌なバイブレーションを
体の中に感じながらモヤモヤしていました。
嘘をつくのはいけない、と社会倫理として
言われます。
けれども、嘘は実際にエネルギー的な
歪みや不調和を体の中に生じさせます。
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そのバイブレーションは、自分のみならず
私が生きるこの世界に波紋のように
微妙なレベルに広がっていくのです。
嘘の内容自体は些細なのだけれど、
嘘をついたという事実は、
そういう意味で、些細ではないんです。
この出来事が結構、私の中では衝撃で、
最近は意図的にそんな嘘をつくことは
なかったので、余計に意識に残り、
問題提起された形になりました。
嘘をついたという事後的な出来事よりも、
「なぜ嘘をつくに至ったのか」という部分を
見なくてはいけない、ということで、
掘り下げていくと、
私は自分のある状態が「恥ずべきこと」
だと思っている、ということに気づきました。
これはずっと気にしていることで、
そうではない自分になろうと努力してきましたが、
どうにも打開できずに今に至っています。
そのことを、思い知る出来事がたまに
起こってくるのですが、私はいまだに
受け入れられていませんでした。
だから、とっさにそのことを知られたくない！
と嘘をついてしまったんですね。
何とも、人間小さいな～と自嘲してしまいますが、
チャチな自尊心の前に自戒も容易く破ってしまう。
まぁ、私の人間性はこんなもんですね。笑
いかに日頃霊性修行を積み重ねようと、
ふとした瞬間に、「お前の中身はこんなもんだ」
というお知らせがやってきます。
その自分を、いかに認められるか。
チャチな自尊心にしがみついている自分を、
いつ葬り去ることができるのか。
クライアントさんにも同じテーマで
セッションをさせていただいたことは
何度もありますが、私自身がまだまだでしたね。
お恥ずかしいことです。
チャチな自尊心が崩壊していくところを
通過し切れていない。
まず、これほど長い間頑張っても
実現できていない理想像なのに、
まだどこかで「頑張れば私だってできるもん！」
と思っているところがあります。
つまり、今はまだあまり頑張っていないから
できないだけなんだ、って思ってるわけですね。
そもそもこれが違うのかも。
振り返ってみれば、
結構私なりに頑張ってはきているのです。
それは間違いないことで、その時その時
できることはやってきたよな～ってところは
認めてあげようと思います。
でもできてない。
一時的には成果が上がるのだけれど、
その効果が続かないんですね。
これはもうテクニックやメソッド云々の
問題ではなく、もっと根っこの方の問題
なんでしょうね。
ってことで、頑張ってもそれは無理な自分
なんだということを認めてみました。
すると、そもそもなんでそこにそんなにも
こだわって、頑張ろうとしてきたのか、
そうする必要がどうしてあったのか、
というところに意識が向きました。
その根っこにあったのは「恐れ」で、
そうしないと将来が不安だから、
この世界で生きていけなくなってしまうから、
というものでした。
だから、そもそも自分には合わない理想像を
いつまでも自分に押し付けていたんだなぁと
改めて気づきました。
では、そもそもその恐れは真実なんだろうか？
と問うてみると、ちゃんと生きていけるような
力の感覚がハートの奥から湧き上がってきました。
言葉ではなく、この感覚こそが
真実からの答えなのだろうと思います。
であるならば、無理な理想像を追う必要は
どこにもありません。
理想像を追い続ける限り、私のその恐れは
力を持ち続け、私から生きる力を奪い続ける
のです。
理想像を持つこと自体がそのようなことになる
と言っているわけではありません。
ただ私の今回のケースには、
根底に恐れがあったので、
人生を喜びに導けなかったのでしょう。
図らずも、小さな嘘への考察が、
自分自身の本当の力につながるきっかけを
作ってくれました。感謝（-人-）
あなたの理想像は、恐れから出発している
でしょうか？それとも純粋に湧き上がる喜びから
発しているでしょうか？
これはとても大切なポイントです。
チャチな自尊心は、大抵、というかほとんど
恐れが裏に貼りついていて、人の心を
頑なにさせます。
けれど、本当の自尊心には、恐れとは
違うところから始まっているので、
とても力強く、かつ柔軟で寛容です。
自分の自尊心がどちらであるのか。
よ～く振り返ってみましょう。
健全な自尊心を持って、
人生に力強く愛を放っていけますように。