最近、自分の中の女性性と男性性に
関するわだかまりに取り組んでいて、
つい先日、ようやく自分の中の女性性
のある部分に解放が起こりました。
そして今は男性性に取り組み中なのですが、
自分でも思う以上に、男性に対する
怒りや憎しみがあるんだな~と
ようやく気付いたところです。
過去世からの持ち越しやご先祖様から
受け継いだものも含めて、
男はアテにならない、無責任だ、
全く信用できない、頼りにならない
などなどの思いが噴出中。。。
(世の男性たち、申し訳ない)
だから私は今こんななんだな~と
非常に納得しております。笑
で、中でも人生最初に出会う男性と言えば
父親なわけで、私の中では、
強烈な個性の母に隠れてしまって
本当に印象の薄かった父なのですが、
こんなにも私は父に対して怒りと憎しみを
持っていたのか、と今更ながらに
馴染み深いはずなのにすっかり忘れていた
その感情を味わい直しているところです。
思い返せば、父は父なりに不器用ながらも
私をちゃんと愛してくれていたと思うのですが、
私は絶対に許さない!とその愛情を振り払って
怒りの中の没入しているような感じです。
何をそんなに怒っているのか。
そこまで許せずにいるのか。
掘り下げることすらも拒絶して、
ひたすら怒り狂っています。
でも、意地を張ってこの状態を続けていても
何ら進展はないので、怒りの核心に
向き直ることにします。
こういう方向転換の時が、苦しいのですよね。
だから、それなりに意識エネルギーの密度が
必要なのです。
父と私は、日常的に激しい親子喧嘩を
していましたが、とにかく私を含めた3人の
子供たちに対して、まともに話を聞く
ということが私の記憶の限りでは
ほぼない人でした。
家族の話に対してはいつも上の空で、
新聞を読んだり自分の世界に入り込んでいて、
決して向き合ってはくれない人、
という印象でした。
生まれてこの方、そういう記憶しかないので、
父とはそういう人なのだ、と思って
それ以上のコミュニケーションをしよう
ということを思いもしませんでした。
色々なやり取りの中で、
そんな父の態度に悲しく思って
傷ついた記憶はありますが、
怒りとともに、諦めの蓋をしたのですね。
そういう態度を取りながら、
一方では側に寄ればちょっかいを出してきて、
それがものすごく不快でした。
当時を思い返してその不快感をまず
受け止めていくことから始めました。
もう本当に「嫌~~~!!!」
という言葉しか浮かばないくらい、
とにかく不快で嫌。
けれど嫌と言うのは感情ではないので、
その拒絶の前にあったはずの感覚まで
遡っていきます。
そしてそれを表現しようとすると、
脳天を突き破るくらいの金切り声
のようなエネルギーになりました。
実際にはそんな金切り声は
あげませんけれど、声を出さずに
サイレントシャウトすると、
脳みそが芯から痺れるくらいの
キーンとするエネルギーでした。
こんなエネルギーを抱え込んでたんですね。
健康に悪いです。笑
父と毎日親子喧嘩していたのは、
ちょっとしたことでこのエネルギーが
トリガーされていたからなのですね。
ひとしきり金切り声をサイレントシャウト
したら、随分落ち着きました。
そうして改めて父に向き合ってみると、
父の中に見えたのは、
どうしようもない焦燥感と混乱、
淋しさと無力感でした。
これらの感情にどう対処したらいいのか
わからずに、押しつぶされてしまっていた
のかもしれません。
そう言えば、最近は随分と感じなくなって
いましたが、これらの感情は私にとっても
実に馴染み深い感情でした。
まだ父の中に見えるということは、
私の中にも残っているのでしょう。
それにしても、一家を背負うというのは
実に重いものですね。
生前、父の方や背中はいつもコチコチに
凝っていたのを思い出しました。
父は57で亡くなりましたが、最後まで
この重圧を背負い続けていたのですね。
まだ父の愛を素直に受け取るまでには
至っていませんが、少しずつワークをして
和解していきたいと思います。