人間、生きていれば何かしら、
突然のハプニングや
トラブルに巻き込まれたりして、
これからどうやって生きて行ったらいいだろう
って途方に暮れる時もあると思います。
もうそんなときは現実逃避しかない！って
人生から退避してしまったりね。
私自身もそうだから、
人間としてのそういう弱さは
よ～くわかります。
そんなこと言ったって、
所詮他人のあんたにゃ、
自分の辛さなんてわかりっこないだろう！
って思う方もあるでしょう。
えぇ、確かに当人でなければ、
その生々しい辛さはわからないでしょうね。
ってか、冷たい言い方になりますが、
そんなの知ったこっちゃないんですよ。
私が体験できるのは、
自分自身の気持ちや感覚だけですから。
自分の感じているものを
わかってあげるのも、受け止めてあげるのも、
自分自身がすることであって、
誰かに求めるのは、根本的に
違うだろうと私は思うんですね。
そりゃぁ、誰かに受け止めてもらえたら、
ものすごく心が安らぐと思いますけれど、
自分が自分を受け止めていないのであれば、
その安らぎも幻想になりますね。
長続きしないし、すぐにもっともっととなって、
餓鬼のように満たされることはありません。
誰もわかってくれない、と言う前に、
自分は自分をわかってあげたのか。
まずそこを問うべきだろうと思います。
少しでも自分を理解し、受け止めようという
姿勢があるのなら、
鏡の法則を通してその在り様が、
周囲の人の自分への態度となって
返ってきます。
わかってもらおうと躍起にならなくても、
ちゃんと周囲があなたを理解してくれるでしょう。
だからね、まず誰が何と言おうと、
自分が自分を見捨ててはいけないのです。
辛い時ほど私たちは自分を見捨てて
どこかへ逃避しがちですが、
辛いからこそ、
今ここにいる自分とともに居なくては。
そうすることで、途方に暮れるような
この状況に対処する力が、
今この瞬間からもたらされるのです。
自分を裏切らない。
自分に対して誠実で在るというのは、
そういうことです。
もちろん、うまくできない自分を
責めてもいけませんよ。
そうすると、これまた鏡の法則を通して
そんな自分を責める人が現れます。
その人がやっていること、言ってくることは、
既にあなたが自分に対してやっていること、
言っていることです。
どんなにその人に反発しようと、
自分の態度を改めない限りは
そういう人は入れ代わり立ち代わり
あなたの人生に現れるでしょう。
ちょっと話がズレてしましましたが、
結局何が言いたいかと言うと、
辛い時こそ、
どうか自分の人生に踏みとどまって、
今ここにいてほしいと思うのです。
そのことが、あなたの人生を
ゆっくりと何かが変えていきます。
何かがズレていたがゆえに起こった苦しみが
調整されて、かみ合うようになっていきます。
すると、空回りしなくなって、
現実に手応えと生きている感覚が
戻ってくるでしょう。
人生から退避し続けているうちは、
こういうことが起こらないんですね。
ここで言う、今ここに在るというのは、
体だけここに在って、心がここに在らず
ってことではないですよ。
耐え難い不安などの気持ちが
湧き上がっていると、
思考が超高速で頭の中を駆け巡って
今ここにいない状態になっています。
そうではなく、深く呼吸をして、
この心と体で感じているものを
しっかりと受け止めましょう。
特に、こういう緊張状態に在るとき、
足など下半身の感覚がないケースが多いので、
しっかり呼吸を通して、感覚を戻していきます。
（だから地に足をつける、なんですね）
セッションでもよくやりますけれど、
足は、この世界と自分をつなぐ
かなり重要なポイントじゃないかと思います。
よく自分から意識が抜けがちな方は、
覚えておかれると良いでしょう。
自分には、この状況を生き抜く力がある！
と強く信じで歩みましょう。
あなたの中には、
無数の困難を乗り越えてきたご先祖様たちから
受け継いだものがあるのですから。
あなたは絶対大丈夫。
この一歩を踏みしめて。