様々な方のセッションをさせていただきますが、
その方と向き合ったときに私が必ずチェックする
ポイントがあります。
それは、その方が自分自身とちゃんと
つながっているかどうか、ということです。
自分自身とつながっているというのは
どういう状態か、具体的にあげるとすれば、
少なくとも自分自身に背を向けていないこと。
自身の本心の声を聴きとれる状態であること。
自分自身を信頼できていること。
自分を見捨てていないこと。
でしょうか。
よく、自分に自信がないんです、という方が
いらっしゃいますが、これは明らかに
自分につながれていない状態です。
なぜ自身がないのかと言えば、
何らかの要因から自分に失望して、
信用できないと思っているのでしょう。
信用できない存在が言うことなんて
聞いていられませんから無視をします。
そして、もっと信用できそうな存在の言うこと
に耳を傾けるようになります。
そうして、信用できない自分を
見限るのです。
だから、上に上げた4つのことは、
すべて繋がっています。
1つでもあるということは、
他の3つも多かれ少なかれ、
すべてある、ということになるわけです。
内なる自分から見ても、
自分の言うことをちっとも聞いてくれない存在を
信頼できるはずもありませんね。
つまり、お互いがお互いに分離
している状態になっています。
私がしばしば「自分自身と和解する」
ことについて書いているのは、
こうして分離してしまっている自分との関係性を
正常な状態に戻していきましょう、
ということなのです。
世の中の多くの人は、
この自分との分離をそのままにして
自己実現をしようと頑張ったりしていますね。
自分が自分と分離しているというのに、
一体何をどうやって自己実現
しようというのでしょうか。
自身の真のパワーやギフトをを発揮しよう
とするのに、そのパワーがどこから
やってきているというのでしょう。
人生で、あらゆる幸せを実現したい
と思うのなら、それが何であれ、
まず自分自身との関係性を整えることを
避けて通ることはできません。
これは物凄く大切なことだと
私は思っていて、何をするにせよ、
まずこの土台を整えることに
時間やエネルギーを注ぎます。
そうでないと、これができていないところに
何を積み重ねようと、すべて無駄に
なってしまうからです。
早く成果を出したくて、
目先の派手な手っ取り早いものに
手を出してしまいがちな人は、この辺り
よくよくご自身で吟味なさってくださいね。
よく、スピリチュアルなことをやっている人で
グラウンディングが弱いという方が
結構いらっしゃるのですが、
結局のところグラウンディングというのは
この世界に地に足をつけるということであり、
それはこの自分を通して行うわけです。
つまり、グラウンディングが弱いということは
この地で生きる自分自身との関係性が
うまくいっていない、ということに
尽きるのだろうと思います。
どれだけスピリチュアルなテクニックや
エネルギーが使えていようと、
特別な意識状態には入れようと、
この地上で人間として生きる以上は、
この地にしっかりと根を張っているべきだ
と私は思うのです。
その根があって初めて、
健全にスピリチュアルな世界を歩んでいく
ことができ、能力を安全に発揮し、
自分も他者をも幸せにすることができます。
こうして自分と世界とが調和して在る時、
私たちは自分自身の中心にしっかりと
軸をもって安定するのです。
これがグラウンディングとセンタリング
だと私は考えています。
サロンでも、セッションや瞑想会の時に
グラウンディングコードを地球の中心に
つなげる誘導をしますが、
それはグラウンディングの極々表面的な形
に過ぎません。
どうしてもグラウンディングが苦手な方は、
大地につながる前に、
まずは自分自身との関係性を
見直してみてください。
そこが一番難しいのよね、
って声が聞こえてきそうですが、
ここを横着しちゃいけませんよ～！
やればやっただけの何かは返ってきます。
何か感じるものがある人は、
今すぐ実行すべし！
あなたの人生に、生きる喜びと手応えが
取り戻されますように。