今年もあと何日、と数えながら、
仕事のタスクを計っている今日この頃
であります（＾＾；
みなさまも、年も押し詰まって
忙しくお過ごしのことでしょう。
毎年のことながら、年末年始、ご実家に帰省
されたり、友人たちと旧交を温めたりなんて
機会が増えるのもこの時期ならでは。
それに伴って、忘れていた感情のカケラ君が
うずきだす、なんてこともあるかもしれません。
普段は離れて暮らしているからそういうものを
トリガーされることはないけれど、
いざ昔のコミュニティに戻ってみると、
温かさもある一方で、かつての劣等感とか
確執とかが解決されないまま、
昔と同じようにそこにあることを
改めて感じたり。
もちろん、そういう段階は既に越えて、
良い感じに調和されている方もあるでしょうが、
今日は忘れていた未完了のカケラ君たち
を取り上げてみたいと思います。
何年も離れていれば、お互いにそれなりに
経験を重ねて、考え方も変わっていたり
するものですが、
それでも相変わらず居残り続けている
カケラ君っていますよね。
それは、彼らが「居座っている」というよりは、
あなた自身が取り残してきた、あるいは
置き去りにしてきてしまったカケラ君たちなので、
彼らは後腐れなく去っていきたいのに
そうできなくさせられてしまっている状態
なんですね。
そう、彼らは何にも悪くない。
ただ、自分の扱いが適切ではなかった
だけなんですね。
だから、ここでちゃんと対処してあげれば、
再び彼らがあなたを悩ますことは
なくなっていきます。
浮上してきてくれたのも、
彼らを完了させてあげる良いチャンスです。
しっかりキャッチして、応答していきましょう。
色々頭で考えて、納得させたり切り離したり、
諦めたりして気持ちを収めるのを
まず止めてみてください。
あの人はああいう人だからね、とか、
どうせ何言っても変わらないんだから、とか、
もう絶対関わらない！とか。
これらはみんな逃避です。
まともにかかわっていたら、辛すぎるから、
こうやって自分を守っているわけですね。
これをやっている限りは、
完了はしません。
まぁ、その路線で行くという選択もアリですが、
そこはご自身で選択なさってください。
で、頭で蓋をするのを止めれば、
当然のことながら、抑えきれずに
出てくる気持ちがありますよね。
自分がどんなに怒っていたのか。
傷ついていたのか。嫌だと思っていたのか。
悲しく、淋しく感じていたのか。
今まで自分を麻痺させることでしのいできた
その気持ちに、そのまま気づいてあげてください。
そうして、それらを相手にぶつける前に
（ここ大事です↑）
まず自分でそれらの気持ちを受け止めます。
気持ちのカケラ君たちが体のどこにいるのか
確かめて、そこに命の呼吸を送ってあげます。
今までいないことにされてきたカケラ君たちは、
ちゃんと自分の存在を自身に認めてもらえた！
っていうだけでも、かなり弛んでほっとする
ものです。
ちゃんとそれができていれば、ですけれど。
自分で受け止めていないものを
相手にぶつけるのは、痛みの押し付け合いです。
多分それは、相手に自分がされてきたこと
なんじゃないでしょうか。
これをしてしまうと、痛みのキャッチボールが
延々と続くことになるので、そうしたくなければ
まずは自分の気持ちの責任をしっかり
引き受けることです。
そのうえで、イメージワークで相手に対して
飲み込んだ言葉を吐き出していきます。
言いっぱなしにしないで、相手の反応も
ちゃんと見てワークします。
イメージワークとは言え、この時見る
相手の反応は、結構リアルに気づきをくれます。
びっくりした様子だったり、受け止めてくれなかったり、
初めて気づいて申し訳なさそうにしていたり。
このとき相手に見ているその反応は、
実は、あなたが自分自身に対して取っている態度
にイコールなのです。
つまり、相手が話をまともに受け取ってくれず、
逃げていると見えるならば、
あなた自身が自分の内なる声をまともに
受け取らず、逃げているわけです。
そして、相手が自分の声を受け取らない理由も、
自分とまったく一致しています。
つまり、
相手があなたの声をまともに声を聴いてしまったら
潰れてしまいそうだとか、辛いとかで逃げている
と見えるならば、
あなた自身が同じ理由で自分自身の声を
聴かないでいる、ということになります。
この在り方をそのままにして、
相手にいくら不満をぶつけても、
相手はあなたの「鏡」ですので
あなたが「あなたが直しなさいよ！」と叫べば、
相手も「お前の方こそその態度を改めろ！」
とかって返してきます。
不毛な争いですね。
このことを知ったうえで、
自分がどう在るべきなのか、
よくよく考えて、為すべきことを実行
してみてください。
あなたの在り方が変われば、
それを映した「鏡」の像は、瞬時に変わります。
永遠に変わらないだろうと思えた現実が、
変わるのです。
どこにエネルギーを注げばいいのか、
間違わないように。
長く続いた不調和から、
晴れ晴れと卒業していけますように。