明後日23日は満月であるのと同時に
天皇誕生日という祝日でもあります。
12月23日を天皇誕生日の祝日とするのも
今回で最後。
今の皇太子さまは2月23日がお誕生日だそうなので、
2019年は天皇誕生日がない年、となるそうです。
平成もあと4か月で終わってしまうのだな～と
何となくしんみりした感慨にふけりつつ、
残りわずかとなった今年にラストスパートを
かけている今日この頃であります。
で、そんな23日の満月では、
今年の歩みを振り返るのと同時に、
新しい年、いかにして自分らしく
地に足をつけて生きていくか、
というところを意識していきたいと思います。
22日の冬至から、光が戻っていく
ターニングポイントで、じっと自身の深奥から
生まれてくる光に心を向けていきます。
まだお席はございますので、
年末のお忙しい中で、ホッと一息、
静けさに心を向けていくひと時となればと思います。
http://healing-gate.com/blog/seminner/fullmoonmeditationmeeting/
さて。
自分らしくって、わかっているようで
何がどう在れば自分らしいのか、
実はよくわかっていないものの最たるもの
かもしれません。
何十年もこの自分を生きてきたけれど、
結局、押し付けられた枠組みの窮屈さに
限界を感じて飛び出していったとき、
一体どう生きたらいいのか、
枠のない自分に戸惑いを感じる人も
あるでしょう。
何が嫌いで、何が好きだったのか、
麻痺させて外側のニーズに順応させてきた
感覚を再び取り戻していくプロセスは
必須でしょうね。
そうして、自分の内側から湧き上がるものを
安全に支え、表現していける能力を
つけていくことも。
私たちはしばしば、自身を制限してしまうことが
ありますが、その理由の多くは、
内側から湧き上がるものによって
自分を見失ってしまう恐れを回避するため
だったりします。
たとえば、怒りで我を見失って何をしでかすか
わからないなんてことにならないように、
怒りを表すことを制限するとか、
動揺して訳が分からなくなって目の前のことに
対処できなくなることがないように、
動揺をぐっと抑圧するとか。
もし、怒っても動揺しても自分を見失うことがなく、
安全にその感情を通過させていくことができた
としたら、抑圧して制限をかける必要は
ないでしょう。
それと同じように、自身の才能を発揮しても
道を誤ることがないのなら、
安心して力を奮うことができます。
愛を受け取っても、表現しても大丈夫なら、
もっと愛に対して自在になれるでしょう。
私たちは、無意識にも自身の力や愛を
恐れていたりするのですね。
自分らしく生きていきたいと思うのであれば、
こうしたところに裏付けのある安心感が
無ければいけないだろうと思うのです。
自身に流れ込む愛を支えたり、
内なるパワーを存分に発揮しても
ぶれない在り方を実現する
心の基礎筋力のようなもののことです。
結局、人間として生きるというのは、
そういうことをトライ＆エラーを
繰り返しながら学んでいくことなのかな、
と思います。
自分自身の内に湧き上がるものから
逃げずに、肚を決めて引き受けること。
出来事など外側のものにどれだけ
向き合えるかは、すなわち自分の内側を
どれだけ引き受けたか、ということと
イコールです。
出来事を云々する前に、
自分の内側を整えなければいけない
というのはそういうことです。
内側がグチャグチャのまま、
一体どうやってその状況を
引き受けられるでしょうか。
状況と対峙しながら、
刻々と変化していく内面を同時に
見つめ続ける視野が必要です。
そういう視点が持てるようになってくると、
様々な状況の中で、湧き上がるものに
圧倒され飲み込まれることなく、
体験を通り抜けていくことができます。
すると、「今ここ」にいても大丈夫になります。
特に、グラウンディングが弱い人は、
意識しておかれると良いでしょう。