私たちは誰しも、ある種の枠組みの中で
自分自身のアイデンティティを捕えている
ところがあります。
女性、男性、母、父、夫、妻、娘、息子。
大人、子供、上司、部下、同僚、兄弟、姉妹。
こういう立場だから、
それらしく振る舞わなくちゃいけないとか、
なるべく変に見られないようにしようとか。
その枠組みが私たちを「それらしく」させている
ところも大きいので、本人にとっては
しばしば窮屈に感じながらも、
一方では、それらがなくなると
どうしたら良いかわからなくなってしまう、
というところもあるのだろうと思います。
セッションをしていてしばしば出合うのは、
自分が何者でもなくなってしまう、
自分が自分でなくなってしまう、
という恐れです。
これが自分だと思っていた枠組みを失って、
糸の切れた凧のように、上も下も右も左も
わからなくなってしまうのが恐いのでしょう。
けれど、この「何者でもない自分」を
「何にでもなれる自分」と捉えてみたら
どうでしょう？
今までは、こうあるべきという枠組みの中で
排除されていた可能性までも、自在に
取ることができるのではないでしょうか。
枠組みのアイデンティティにグラウンディング
するのではなく、ただ今在るこの自分に
しっかりと足をつけていれば、
そこから道を開くことができます。
糸の切れた凧のように自分を見失ってしまうのは
今ここに在る自分から離れてしまったから
ではないでしょうか。
自分自身の新たな可能性を開くときに、
私たちはしばしば「何者でもない自分」
の状態に導かれることがあります。
そんなとき、すべてを失ってしまったと
ショックを受けたり、打ちひしがれたり
焦ったりすることもあるでしょうが、
今この瞬間の自分自身から離れずに、
今ここで生まれてくるものをしっかりと
受け取っていきましょう。
それが次への道を開いてくれますし、
新たな可能性を広げる喜びへと
導いてくれるでしょう。
誰しも、すんなりいくことばかり
ではありません。
もがきながら、苦しみながらやっとの思いで
生み出すものもあります。
すいすい調子よく行くのも楽しいですが、
そうでなかったときに容易くガタガタに
なってしまうのでは、本当の意味で
地に足がついていないのかもしれません。
「何者でもない自分」を楽しめるように。
そのゼロポイントフィールドで生まれてくる
新たな可能性に、自分を開いて在るように。
苦しくとも、今この瞬間の自分に
踏みとどまって在ることができる力を
養いましょう。
道は、必ずしも自分の思う通りに開けてくる
わけではありません。
「思う通りにしよう」と頑張っているうちは、
それを打ち砕くような出来事ばかりが
起こってくることも多いものです。
自分が道をコントロールするのではなく、
道が自分の中で自由に展開できるように。
そうして、自分は自身の内で生まれてくる道の
守り人になるのです。
守り人は、自分の中でちゃんと可能性が生まれて
来られるように、様々な手入れをして
その環境を整えてあげなければいけません。
手入れですから、可能性が生まれてくるのを
邪魔するようなことや、枯らしてしまうようなこと
はしてはいけないんですね。
豊かに泉が湧き出で続けるがごとく、
今この瞬間に生まれてくるものに
立ち会い続けるのです。
人間社会に生きる以上、
私たちは様々な枠組みから無縁になる
ことはないでしょう。
けれど、どうか「何者でもない自分」から
絶え間なく生まれ続けていく可能性にも
自分を開いていてください。
それは決して、恐れるべきもの、
排除すべき状態ではないのです。
というわけで、今週のテーマはこちら。
何者でもない自分から生まれる可能性に自分を開いて在るよう、最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
11月14日（水）17：00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20：00より順次働きかけを行っていきます。
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