この日は継続して個人セッションなどに
ご参加くださっている方のクラスになりました。
特に掲載できるご感想をいただいていないので
私のご報告をもって代えさせていただきます。
自分に向き合う上で大切なのは、
自身のハートの声をきちんと取れることです。
ハートの声は、頭で考えていると
受け取ることができません。
ただじっと心を澄ませて
感じて聴くことで、それを受け取ることができます。
けれど、普段からハートの声に心を閉ざし、
自分の理想像から来る頭の思考で
自身の言動のほとんどを決めている人は、
ほぼ無意識のうちにハートの声をシャットダウンし、
何かを決めるとき、人の話を聞くときに、
自分のハートを感じて識別するということを
しないでスルーするのです。
これは本当に「危険なこと」だと
私は思っています。
なぜなら、自分よりも信頼できそうだ、
と思った人の言葉を容易く鵜呑みにしてしまったり、
ハートでは違和感を感じているようなことでも
その危険信号を握りつぶして危険に突っ込んで
いくようなことが起こってしまうからです。
その結果、自身の言動はどんどん
魂の願いの方向からずれていきます。
こういう状態から早いうちに軌道修正
しなければいけないのですが、
なぜこのような状態になっているのか、
そこを知る必要があります。
大抵は、内側の分離が深い人ほど、
そこに至るプロセスにも強烈な抵抗が
伴うものです。
絶対に認めないし、無かったことにしているし、
記憶の彼方、感覚を麻痺させてそこに至らすまい
とするのです。
頭ではそこを紐解いていく必要性を何となく
理解していても、それが「頭だけの理想像」
で終わっているうちは、この先の真実に
触れていくことはできません。
真実を拒絶する自分に直面し、
深く受け止めることが必要なのです。
それをしないで方向転換しようとしても、
「真実を拒絶する自分」自体が「理想像」とは
違う自分として拒絶、封印してしまおうとするので、
うまくいかないでしょう。
そういう人は往々にして完璧主義者だったり
何かしら自分なりの美学を持っていて、
それ以外を激しく排除しようとする
傾向があったりします。
けれど、理想とは違う自分を排除することでは、
理想に到達することはできないのです。
排除するのではなく、それに触れ、認め、
受け入れて統合することでのみ、
理想としていたもう一段器の大きくなった自分
になることができます。
どうぞ、方向性を間違えないように。
そして、真実を受け入れる勇気を持てるよう、
深く自身の深奥に祈りつつ、ワークを
続けてみてください。
受け入れがたい自分を認め、受け入れること。
どうぞその錬金術の力を体験されて行かれますように。
今回も、真摯な取り組みの場に立ち会わせていただき
ありがとうございました。