9月29日~10月2日まで4日間のお休みをいただき、
台風の中、関西方面に旅をしてきました。
この旅は、本当にこの地の神仏に導かれた旅で、
多分、私にとってはものすごく意味のあるもの
だったのではないかと思います。
その意味は、まだよくわからないのですが、
きっと後から振り返って、
「あの旅が私のターニングポイントだった」
って言うくらい、意味深いもののような気がします。
忘れないうちに、旅を振り返って
まとめておこうと思います。
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旅立つ前、予定していた日程にちょうど
台風がかかるのが確定した段階で、
なんだかすごくがっかりしたけれど、
かなり強いメッセージが来ていました。
全くしなかったのです。
当初、かなり綿密に計画を立てていましたが、
それらは結局すべて白紙に。
けれども、その瞬間瞬間に応答していくことで、
そのときに行くべき最高の場所が
示されていきました。
初日に行ったのは大阪の生駒山。
https://www.hozanji.com/index.html
台風24号はかなり大きいというし、
あまり遠くに行くべきではない。
雨でも神仏にお祈りを捧げられる場所で、かつ
それなりに重みのある場所ということで
選定されました。
そこそこの雨が降りしきる中、まずは
石切劔箭神社から参拝をしたのですが、
https://www.ishikiri.or.jp/
境内でお百度参りをする人がこの雨の中でも
結構いらっしゃいました。
お百度参り自体、初めて見たのですが、
それだけ、霊験あらたかなのでしょうね。
上之社の方の美登霊社の前まで来たとき、
それまで移動の疲れで頭が朦朧としていたのが、
突然、かなりすっきりして感じられました。
このお社、既に御霊は他へ移されていたようですが、
それでもこの変化はすごい!と思いました。
実はこの日、一枚も写真撮ってないんですね。
体調が良くなかったのと台風接近の緊張感から、
すっかり忘れておりました。
悪しからず。m(__)m
そんなこんなで休憩所でゆっくりしている間、
雨はかなり強く降っていましたが、
その後小雨になり、丁度良い感じで
歩けるようになっていました。
それから、寶山寺に移動。
ここは様々な神仏が祭られていますが、
聖天さまが有名ですね。
昔から、巨岩や窟で役行者や弘法大師も
修行された場所なんだそうです。
確かに、本堂、聖天堂の後ろの般若窟は圧巻です。
今は崩落の危険性があるとのことで
側には近づけませんでしたけれど、
存在感は十分すぎるほど。
山内のいくつものお堂にそれぞれ上がって
お祈りをさせていただきましたが、
人が絶えることなくやってきては祈りを
ささげる様子、身近な信仰が今も自然に
生きているんだな~、と感じました。
奥の院に続く石段の両脇には、
たくさんのお地蔵様が並んでいて、
かなり壮観でした。
普通だったらちょっと怖い感じがするものですが、
ここはそうではなかったですね。
実はこの寶山寺の中興開山・湛海(たんかい)律師、
この地に来る前に江戸にいて、大火で焼けた
永代八幡の復興をその祈祷の力で助けた
というご縁があるそうです。
永代八幡って、今でいう富岡八幡のことでしょう。
なんと、私の地元の八幡様にご縁があったとは!
お寺のHPの縁起で知って、びっくりでした。
ちなみに、私が生まれ育ち、サロンを開いている
場所の地名は「永代(えいたい)」で、
この辺りで八幡様と言ったらここしかないのです。
お堂で番をされている方にお茶菓子を勧められ、
「あんたどこから来たの?初めて?」などと聞かれ、
湛海律師のご縁のある地から来ました、と言うと、
すぐに八幡様の事件のことが。
ここまで知られているのね~、と思いつつ、
(まぁ、事件が事件ですから。)複雑な気持ちでした。
何とか現代のこの難事にも、湛海律師に
八幡様復興のお力を借りたいものです。
ひとしきり、よもやま話をしてお堂を辞しましたが、
番をされている方のお人柄といい、何とも
温かなご縁をいただいたものだとほっこりしつつ、
お山を下りました。
また折を見て、お参りしたいな~と思います。
この日は雨だったけれど、
それなりに回るべきところを回ることができて、
かなり充実した気持ちになりました。
それでも着々と近づいてくる台風に、
明日の予定も全く立ちません。
宿に向かう帰りの電車の中でも、
全線運休の可能性を伝えるアナウンスが
流れていました。
この日は取り敢えず早めに宿に入って、
抜けきらずにいた移動の疲れを癒すことに
しました。
台風接近の影響はいかに。
明日に続く。