日常の中で、色々な出来事が重なって
忙しかったり心に引っかかることが
あったりすると、
自分の中心を見失って、
訳が分からなくなってしまうってこと、
ありませんか？
それでも目の前の仕事ややることは
待ったなしで流れてきます。
一体どうやって自分を立て直したらいいのか？
何を軸に出来事に向き合うべきなのか？
流していけることなら、いいけれど、
そうするのがあまり適切ではない場合、
どうするか。
頭の中は、定かではない妄想で一杯で、
もう何が何だかわからなくなっています。
私はそんなとき、「己の誠を尽くす」ということに
立ち返っていきます。
色々至らなかったり、うまくできないことも
あるけれど、今のこの自分の在るがままで、
「誠を尽くして」向き合ってみようと思うのです。
そう思うと、混乱していた気持ちも
ひとまず落ち着いて、今の自分に
できることを丁寧にやっていこう、
という気になってきます。
「誠」を国語辞典で引けば、
嘘、偽りのないこと、素直で真面目な心、
などとあります。
変に背伸びしたり偽ったりしない
素の自分で相対することで、
心を武装する必要がなく、力が抜けて
自分が楽になるのと同時に、
妄想や思い込みで一杯だった頭が
静まって冷静になり、ものごとに
落ち着いて対処できるような気がします。
何より、複雑に考えすぎていたことが
とてもシンプルになりますね。
わからないことを変に先回りして
妄想しなくなりますし、
わからないことはわからないままにして、
冷静に対象に対峙することで、
ちゃんと道は開けていきます。
妄想してそれに振り回され、
何もしていないのに一人で疲れる
なんてエネルギーを使わなくて済むので、
楽ですよね。
誠を尽くすって、
自分で対処すべき領分と、それ以外を
無理なく切り離せる在り方
のような気がします。
個人的な印象ですが、
「最善を尽くす」というと
ちょっと前のめりな力みを感じますが、
「誠を尽くす」というと、
自身の内奥に深～く入って行く感じ。
以前、山の工事をする友人から相談を
受けたとき、山の神様からメッセージを
伝えられたことがありました。
「お前たちの誠をもって、この地を治めよ」
そんな趣旨のメッセージだったのですが、
その土地は、もう何十年も工事をしてきても
治まらない、とても難しい土地でした。
でも、山の神様はどうやったらこの地が
治まるのか、ちゃんと示してくださいました。
このことは、多分実際の治山工事だけに
限らず、様々なことにも言えると思います。
どうやっても収束しない出来事、人、物などなどは、
多分それに対峙する側の心のどこかに、
「誠」でないところがあるのだと思います。
つまり、嘘偽りがある。
それが出来事などを通して、
見せられているだけなんでしょうね。
「己の誠を尽くす」には、
自分自身に深く対峙しなければなりません。
どこまで「嘘偽りがない」という状態になれるのか。
思い込みでも独善でもなく、純粋に「誠」
と言えるものを立てられるのか。
山の神様が言われた
「己の誠を尽くして治めよ」
の言葉が、とても重く響くのです。
今、世相も気象状況も尋常ではないこの時代
だからこそ、己の「誠」を深く立てて、
自身の関わる領域を治めていかなければ
いけないのだろうと思うのです。
何が自分にとっての誠なのか。
それを立てるために、責任転嫁をしていないか、
力を尽くさなかったところはないのか、
よくよく精査しなければいけません。
そう言えば、昔歴史の本を読んでいた時に、
海軍兵学校で用いられていた「五省」
というのを知りました。
軍国主義の色を感じられるかもしれませんが、
人として在るに大事なことではないかな、
と私は思うので、ご紹介してみますね。
一、至誠に悖（もと）る勿（な）かりしか
真心に反する点はなかったか
一、言行に恥づる勿かりしか
言行不一致な点はなかったか
一、気力に缺（か）くる勿かりしか
精神力は十分であったか
一、努力に憾（うら）み勿かりしか
十分に努力したか
一、不精に亘（わた）る勿かりしか
最後まで十分に取り組んだか
（出典：Wikipedia）
いやはや、耳の痛いところばかりですが、
誠を立てる、具体的な道筋が示されている
ように感じるので、これを参考に
今週のテーマを定めてみます。
自身の関わる領域において、己の誠を尽くして当たるよう、最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
10月3日（水）17：00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20：00より順次働きかけを行っていきます。
ご感想はお申し込みフォームの
「無料遠隔ヒーリングのお申し込み・ご感想」
の件名を選択なさって送ってください。