昨日は感情解放ワークショップでしたが、
初めての方、常連の方、ものすご~く
お久しぶりの再受講の方のクラスでした。
以前にワークショップを受講したけれど、
その時は何となくしっくりこなかった。
でも月日が経って、今やっとあの時
言われていたことがすっと入って来る、
とおっしゃっていただくと、
私自身も覚えてくださったことに
有り難いな~と思うと同時に、
やはりものごとにはタイミングがあるのだな、
とつくづく思うのであります。
今は受け取られない言葉であっても、
それが無駄ということはないのですよね。
だから、その時その時の最善を尽くすことが
大事なんだと思います。
これまでこの感情解放ワークショップは、
正確には数えていないのですが、
多分150回以上は開催してると思うんですね。
色々な方が参加されましたが、
いつも思うのは、私たちは感情というものの
扱い方をほとんど教えられないままに
人生の荒波に放り出されているということ。
どうやったら後腐れなく感情に対処
できるかということを知っていれば、
こんなにも長い間苦しまず、
また痛みの押し付け合いをしなくても
良かったものを、
知らないがゆえに
それを引き受けてくれる人や物に執着し、
恐れに委縮しながら生きていくはめに
なっているのは本当に残念なことです。
考えてもみれば、思春期前にこういうことを
学んでいたら、人生がどんなにか違ったものに
なっていただろうと思います。
友人関係も、進学、恋愛、就職も、
あんなにこじれずに、もっとのびのびと
自分を表現して人生を楽しんでたんじゃないか。
まぁ、今となっては「たられば」ですけれど。笑
今回初めて参加された方のお一人は、
ご自身で色々取り組んでこられたものの、
あと一歩のところで突き抜けることが
できず、引き返していく、ということを
繰り返していたそうです。
ワークショップに参加されて、
そのあと一歩の越え方も体験されたようで、
今後が楽しみですね。
自分の中にどんなに大きなエネルギーが
眠っていたとしても、それを扱える器が
整っていなければ、エネルギーはないも同じです。
逆に、器が整っていれば、小さなエネルギーも
効率よく最大限に生かすことができるのです。
また、今回ハッと気づいたのですが、
ネガティブな感情の扱いができると、
自分の中で、歴史を昇華させることも
できてしまうのですね。
これはたくさんの過去世や先祖の生きた
ストーリーが調和に導かれていくのを
見てきて、
わかってはいたけれど、
「歴史を昇華させる」という視点は
今までありませんでした。
ワークの中では、自分だけではなく、
相手や、その周辺の人たちの感情までも
変容させていくことがでいます。
この自分という器の中で、
自分だけではない多くの人々の
無念さや怒り、悲しみ、恨み、憎しみ、嫉妬、
孤独、心細さ、絶望を統合できるのです。
自身の感情の扱いに熟達すると、
こういうこともできてしまう、という
可能性を見た思いがしました。
特に、たくさんの人々の思いを束ねたリーダー
のような人生の経験のある魂には、
このことは重要な意味を持つと思います。
そういう経験のある魂は、しばしば
多くの人々の思いを引き受けているがゆえに、
失敗すると、そのことが人一倍重しとなって
魂を閉じ込めてしまうことがあります。
自分を責め、否定し、苦しみで自分を
どうしようもなく縛り付けてしまうんですね。
でも、まず自身のその苦しみをしっかり
受け止めることができれば、背負った人々の
思いも昇華させることはできます。
リーダーの魂は、
ある意味こういうところまでをマスターして
初めて真のリーダーと言えるのかもしれません。
重苦しいエネルギーの変換器としての器
となれば、もうそういうエネルギーは
恐くはないし、
むしろそれに触れれば触れるほど
輝きを増し、光にあふれるとも言えます。
今の時代、そういう器こそ求められている
のではないかな。
なんだか色々、すごい可能性が見えてきました。
毎回、様々な気づきとインスピレーションを
与えてくださるみなさまに、
心から感謝です。