「親離れ、子離れ、自立のためのワーク」の
2回目は、既に他界されたお父様と、
ご健在のお母さまとの関係性に取り組む
女性たちの回となりました。
午前中には、亡きお父様との関係性のなかで、
ずっと言えずに諦めていたこと、諸々の
思いや心の奥深くに沈めてきたニーズ、
本当はこうしたかったという思いを
存分に吐き出していきました。
とても距離のあった関係性でしたが、
いざ父親の目線に入って娘としての自分を
見たときに、それまで思いもしないような
父の気持ちに触れたりされて、
長年わだかまっていたしこりが
じわ~っと解けていかれたようです。
本当はともに互いのことが大好きで、
でも不器用さと恐れからそれを交わし合う
こともなくすれ違っていたものが
触れ合う姿は、とても美しいものでした。
午後からはお母さまとの関係性に
取り組んでいきました。
それぞれに母と娘の微妙な距離感の
難しさを感じさせる関係性でしたが、
母親が引き受けるべき自身の感情の責任を
娘が引き受けることで愛を受け取ろうとする
パワーゲームの構造がそこにはありました。
これを、それぞれ自分の責任は自身で
引き受ける在り方にセパレートしていった中で、
深く自分自身の真のパワーに繋がっていくよう
在り方を整えていきました。
その結果、互いに自立した存在同士として、
依存ではない新たな関係性を築き直して
いきました。
このように、亡くなった人との関係性であっても
修復、進化させることは可能ですし、
今ある関係性も、自分自身が本当に
健全な在り方に移行することで、
自ずから道が開かれていきます。
今回、とても深い在り方の変容を体験されたと
思いますが、ここからさらに、愛の関係性を
深めていっていただければと思います。
みなさんの真摯な取り組みの場に立ち会わせていただき、
ありがとうございました。
【ご感想】***********************
あの時狙った感もありますが、「今でしょ!」と方向性を定めて本当によかったです。肝が座ったというか、腰を据えたというか…、身体の密度が急に増したような感じがあります。
去年の今頃はブログを読んで、時々無料ヒーリングを受けている自分だったのに、そこから感情解放ワークショップを皮切りに、KOUさんのところで着実に歩みを進めてきたなぁと感慨深く思います。
母との関係との自立で、自分ナビゲーターのスイッチが入りましたが、
父との関係の改善も大きな変容がありました。相手が亡くなっていても、こじれたままのものってそのまんまなんですよね。
それが、本当は父が大好きという想いを思う存分伝え、父もそれをしっかりと受け取り、私が大好きで…と、
今思い返してもまだ涙がこみ上げてきますが、そのように変容していき、深い安心感に包まれました。
アドバイスの通り、時間を見つけては甘えるようにしています(照)。
実生活では、やはりまだ母にイラッとする場面もあります。ですがイラッとする自分により自覚的になりましたし、
初めて、心からこの両親の元に生まれてきてよかったと思えている自分に驚いています。
その他の人間関係では、
もともと自分軸をしっかりと持っている人たちとの付き合いがとても楽になりました。
今までは相手の顔色を伺い、懐に飛び込めそうなら飛び込み…という人間関係ばかりだったのですが、一方で自分軸をしっかり持つ方にはそのやり方が通用せず、
でもそれ以外のやり方を知らなかった当時の自分は何とか自分のほうを向かせようと消耗し…
とそんな在り方でしたが、そんな必要全くなかったんですねぇ。
今までの自分によく頑張ってきたね…、と言ってあげたいです。
これまでの統合の歩みの途中では、「もっと昔に今の私だったら…」とよく思っていたものですが、今あらためると、すべての歩みがここに通じていたんだなぁと思え、満足しています。
長らく錆びついていた自分ナビゲーター。
これからメンテナンスし磨き上げ、よりグレードアップさせ…という課程になるのだと思いますが、その道のりも今から楽しみです(^^)
本当に本当にありがとうございました!
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お世話になっております。
特別講座「親離れ、子離れを自立した関係性のためのワーク」どうもありがとうございました。
子供の頃、他所の家とは何か家族のあり方が我が家は違うなぁと感じていた事を思い出しました。それはKOUさんにズバリ言われた家族内の距離感でした。
私が何故こんなにも人との触れ合いをこんなにも恐れていたのか、父を通して知ることができました。そして私も父もどちらかというと人あたりがいい方なので、こんなにも恐れていることを知ったら周りが驚きそうです。自分と父が似ていると初めて認識できました。
今まで距離感があったせいで、父の事をほんとにわかっていませんでした。
お父さん、家族、と言いながら、お父さんという呼び名の人と微妙な距離感で共に過ごしていたようです。
私は家族に恋愛や就職といった人生の起点になるようなことを自ら相談したことがありません。決して仲が悪い家族ではなかったのですが、私は彼らと心を通わす事を一切さけていました。そうする事で心触れ合うことが出来なくても悲しまないバランスを保っていたようです。
父はもう他界していますが、母はまだ生きていて最近体の調子が悪く精神的にも不安定です。元気がなくても口にする言葉は結構キツイので、そんな母と向き合うのはかなりしんどいです。私が幼いころから、母は怒り出すとヒステリックで手に負えない人でした。
けれど今回のワークで他人にぶつける感情の奥に、自分独りでは何もできないという弱さの思い込みがあることがわかりました。思い通りにならないのを人を責めることで、自分の人生に責任をとらなくてもすむ様、その弱さに甘んじていました。そして自分の力で生きていく選択をしようとすると怖さに襲われます。
KOUさんのところでお世話になってから自分と向き合う事に取り組んできましたが、自分の感情、人生に責任を持つという事、人の心に触れていく事、この怖さに常にいきつく今日この頃です。そしてその度に、自分で自分の感情を受け止めることで、初めて自分から愛をもって人と触れ合うことができるんだと痛感させられます。
恐れの奥にある自分が本当はどうありたいのか、それがやっと身に染みてきたような気がします。
これからも心揺さぶられる事がやってきそうです。でも自分の体と心を合わせ、自分の中で起こっていることをしっかりと受けとめる。弱くて、ズルくて、無様で、惨めな自分、認めて初めて自分から逃げずに自分を生ききる事ができる。そしてその時に深奥から湧いてくる何かに満たされる感覚、ブレる度に見失うけれど、繰り返す事でその振幅が小さくなってゆきますように。