昨日は「内なる導きにチューニングする
ワークとアクティベーション」
の特別講座でした。
猛暑の中、ご参加くださった方、
ありがとうございました。
深いところの導きを受け取れる状態に
整えるまで、かなり色々解放ワークを
したのですが、
「もう済んだこと」にして終わらせていた
様々な要素が、実は人生の生きづらさに
直結していることがとても多いです。
そしてそうしたものが、自身の内側に
分離を作り、大切な導きの声まで
遮断してしまっているのですから、
これをこのままに先に進むことは
無理な話です。
過去のわだかまりを統合することが
大切です、というお話をすると、
中には「どうしてそんな昔のことを
蒸し返すようなことをするの？
私は今を前向きに生きるだけなのに」
と言う方があります。
今を前向きに生きるのは
ぜひそうしていただきたいと
私も思いますが、
ではその人は今を存分に生きることが
できているのか、というと、ご自身でも
どこか生きづらさを感じていらしたり、
自覚がないだけで、過去の体験に非常に
影響を受けた言動をされていたりするのです。
もちろん、その方の人生ですから、
私はどんな選択であれ、基本、本人の意志を
尊重しますし、「あなたは間違っている！」
なんて言うつもりは毛頭ありません。
でも、過去の体験が未完了である場合の
リスクや、それをクリアしていく方法はあるよ～
という可能性の提案は発信していきたいと
思うのです。
極端に前向きになることに頑張っていて
ポジティブシンキングをされる方の中には、
しばしば逃避傾向のある方が多いような
気がします。
嫌なものは見たくない。
もう二度とあんな思いはしたくない。
だから前だけを向いて生きていく。
そういう考えも理解はできます。
でも、それって「今を生きる」ことを
どこか自分の都合の良いように
捻じ曲げて解釈してませんか？
未完了の過去の影響がある場合、
注意深く今の自分を観察していれば、
必ずその痕跡を見出すでしょう。
それをあえて見ないで先に進むというのは、
まったくもって「今を生きる」ことには
なっていないと思うのですよね。
本当に今この瞬間の自分に向き合っていれば、
都合の良い要素ばかりを見るわけでは
ないでしょう。
でも、それらをすべてひっくるめて
受け止めずに、どうして「今を生きる」
と言えるでしょう。
だから私は、
ご都合主義の「ポジティブシンキング」と
「前を向いて生きる」という言葉には
かなり懐疑的なのです。
まぁ、サロンではかなりその辺りは
みっちり向き合いますけれど、
みなさんそれまでは受け止めていく方法を
知らないからできないと思っているだけで、
実は方法がわかれば、手ほどきやサポートを
受けつつ、ちゃんと受け止め、統合して
行けるんですよね。
そうしたら、もう逃げていないし自分にも
嘘をついていないので、お顔つきも
清々しく、地に足がついた在り方に
なっていかれます。
自分にもいろんな側面があるけれど、
そういう自分がいても問題ないし、
それはそれでアリだよね！って
自然に思えるわけです。
受け止められない内は、
「絶対ダメ！」って拒絶するしか
ありませんね。
だから、どこか心が固くこわばっている。
それじゃ全然自由じゃないですよね。
だから、ネガティブと思える側面も
ちゃんと見て、抱きしめられる自分
であった方が、人生がとても楽になるよ、
とお伝えしているのです。
そして、たくさんの自分の要素を抱きしめ、
分離が少なくなっていくほどに、
自分自身を信頼できるようになります。
じっと自身の深奥に心を澄ませることが
容易になっていくのです。
自身の真のパワー、
奥深い叡智につながっていくのですね。
ネガティブを恐れているうちは
これは難しいでしょう。
だから、自身のあらゆる側面を受容できる
自分を育てていくことと、霊性の深まりは
切っても切り離せないものなのだと思います。
分離が1つ解消されるたびに、
存在の響きが深くなっていきます。
リーディングをすると、
その方が拒絶されているものが
あちこち引っかかっていて
深まっていくものを邪魔しているのが
実によく見て取れます。
天からのギフトも、それさえなければ
何の問題もなく受け取れているはずなのに、
拒絶・分離しているがゆえに
受け取られずに保留されているのが
見えたりもしますね。
さて、あなたはどれだけ
天のギフトを受け取れる自分で
いられているでしょうか。
日々自分に発破をかけて駆り立てるのではなく、
自身の存在の最も奥深いところのものに
ぜひ心を澄ませてみてください。