「忘れられない関係性にケリをつける」
特別講座の3回目は、みっちり濃密な
取り組みとなりました。
今回は掲載できるご感想をいただいて
いないので、私からの書ける範囲の
ご報告を持ってかえさせていただきます。
逃れられない身近な人間関係ほど、
そこにはその方にとってはどうしても
気づくべき大切なメッセージが
込められています。
けれど、長い年月その関係性に苦しんでいると、
なかなか新たな視点でその関係性を見直し、
そのメッセージに気づくことは難しい
ものかもしれません。
それだけ、苦しんだエピソードもたくさんあり、
思い込みや相手へのイメージも非常に
強固になっているからです。
そうした一つ一つの強烈な体験について、
根気強く取り組んでいきました。
自分の苦しみを深く受け止め、
相手の視点に入り、相手の苦しみを
受け止めたうえで改めて関係性を
見直してみると、
驚くほど穏やかな関係性に変化
して見えます。
そうしていくつも絡み合ったわだかまりを
丁寧に解いていったときに、
心にこれまでなかったような爽やかな風が
吹いてくるようになるのです。
狭い範囲の関係性が改善していくと、
その影響はとても広範囲に及びます。
そのことが、どれだけ自身の人生に
大きな影響力を持って制限していたのか、
驚くことでしょう。
ですから、一見ちまちまとした
作業に思えて、遅々として進まないように
見えても、一旦それが解け始めると、
心の視野が開けていくスピードは
加速していきます。
今回は人数も少なかったので、
より濃密に、丁寧にその辺りに対処できた
ことが、良かったのでしょう。
参加者の方の、お帰りの際のお顔は
とても柔らかく、雰囲気も軽やかで
明るくなっていらっしゃいました。
ご自身の痛い部分に向き合うのはとても
勇気のいることだと思いますが、
やればやっただけ、心も軽やかになっていきます。
今回も、真摯な取り組みの場に立ち会わせて
いただけましたこと、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。