昨日の記事で書いた「支えられている実感」
に関連して、人に頼ることができないとか
甘えられないなどの傾向について
今日は取り上げてみたいと思います。
もっと頼ったり甘えたりしても
いいはずだし、周囲もそれを許して
くれているのにできない、という方、
結構いらっしゃるのではないかと
思います。
それをしてしまったら、自分に
能力がないことを認めてしまうことに
なるし、そういう自分は見捨てられる
といった無意識の思い込みを持っている
方も多いですね。
頭ではそんなことはないとわかって
いても、いざ頼ろうとするとそれが
ブレーキになってしまったりするのです。
こういう場合は、このブレーキの感覚を
じっと辿っていくと、この思い込みが
作られた原因となった出来事が
出てくるでしょう。
甘えたい盛りの幼いころに、
両親がとても忙しくて、自分が甘えると
両親が困った顔をして負担に感じている
のを見て、とても悲しく感じ、それ以来
甘えることを自分に禁じたのかも
しれません。
或いは、甘えること、頼ることを
弱いことだと言い聞かされて
禁止されてきたのかもしれません。
人によって、色々な痛い感情を伴った
経験が出てくるでしょうが、私たちは
まさにその体験をしたときに、
「頼ってはいけない、甘えてはいけない」
と強く決めたのでしょう。
以来、その決断は何十年と自身の行動を
意識、無意識的に左右してきました。
そういうプログラムは人との関わり方を
決めているので、仕事や恋愛、結婚や
友人関係まで、あらゆる人間関係に
同じパターンを生み出していると思います。
わかってはいるのにうまくできないときは、
かつて自分自身でした決断なのですから、
改めて今にふさわしい選択をし直せば
良いわけです。
また人に迷惑をかけて厄介者に
なりたくない、という思いが出てきたら、
厄介者になってしまったときの心の痛みを
逃げずにしっかり受け止めて見ましょう。
それからもう一度、人に頼ったときの
イメージを振り返ってみると、多分相手は
もうあなたを迷惑には思っていない様子に
変化しているはずです。
自分の中の未完了の痛い気持ちが、
相手のその反応を引き出していただけ
なんですね。
だから、すべては自分次第です。
あなたの中に痛みがないのなら、
相手があなたに痛みの感情をトリガーする
ことはないでしょう。
痛みの感情を体験したとき、
それがあまりにも辛かったので、
しばしば私たちはショックで固まって
しまっていたりします。
そうなるとその痛みは、そのまま
何十年でも時間を止めて固まっています。
そして固まった心を、
命の呼吸を送ることで、
再び息を吹き返させ、
止まった時間を再び始動させるのです。
こうしたことを、どれだけ深く
できるかで、心の伸びやかさも随分と
取り戻していけるかな、と思います。
本当は、この世界は自分が考えているより
ずっと優しいものです。
けれど、自身の内に抱え込んだ痛み故に、
針のムシロにいるような、辛く恐ろしい世界に
自分で作り上げてしまっているところも
あるでしょう。
自分が拗ねてひがんでいれば、
世界がいかに優しくとも、痛みに歪んだものに
見えてしまいます。
それは、世界のせいではなく、
ひとえに自身の在り方故です。
自身の内に湧き起こる感情の責任を取って
諦めるのでも拗ねるのでもなく、
心の奥底に沈めていた本当のニーズを
表現していきましょう。
ただし、結果が必ずしもあなたの望む
ようになるとは限りません。
だから、望みが叶っても叶わなくても、
結果に執着せずに愛をもってニーズを
伝えることです。
そして、いかなる結果も受け止め、
それに対する感情も引き受けること。
望む結果が来たらラッキーだけど、
望まない結果は要らない、と拒絶すると、
私たちは素直に自身のニーズを表現
できなくなってしまいます。
なぜなら、望まない結果は辛いから、
そんなものを味わう可能性があるのなら、
最初から表現しないという選択を
してしまうからです。
甘えること、頼ることの奥にある
痛みの感情をしっかり完了させて、
本当のニーズを囚われのない心で
表現していきましょう。
というわけで、今週のテーマはこちら。
甘えることの奥にある痛みを受け止め、本当のニーズを表現するよう最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
5月2日(水)17:00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20:00より順次働きかけを行っていきます。
ちなみに、ご感想はお申し込みフォームの
「無料遠隔ヒーリングのお申し込み・ご感想」
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大丈夫です。よろしくお願いいたします。(^^)