「痛い自分」を見るショック

人は、痛いところを突かれたとき、
その痛みに驚き戸惑いながら、
普通以上に激しく反応します。

抵抗から、相手を批判したり、
逆ギレしたり、バッサリを切り離したり、
悲しみ混乱し怒りながら被害者意識に
どっぷり浸ってみたり。

実際はどこかピンポイントのところで
反応しているのですが、言われたことの
全てをちゃぶ台をひっくり返すように
全部捨ててしまうようなことをするのは
もったいないような気もします。

私自身も、師と仰ぐレナードから
そういうことを何度もされたことが
ありますが、やっぱりキツイものが
ありますよね。

でも、痛みと混乱で何だかわからなかった
けれど、彼はそこに指摘しなければ
いけないものがあったからそうしたのだ
ということは疑ったことはなかったし、
自分でも必死でそこに在る何かを見ようと
努力はしてきました。

頭が真っ白になるくらいのショックを
受けたということ自体が、そこに
見なければならないものがある、
という明確な印だと私は思っています。

痛みと混乱から相手を非難し、
切り捨てる前に、そういう状況だからこそ
できることをしたいと思うのです。

自分が一体何に反応したのか。

相手の言葉は混乱の中では正確には
受け取れていないでしょう。

まずは混乱を受け止めたうえで、
同じ言葉にもう一度向き合ってみたとき、
最初の時には気づくことのできなかった
何かが見えてくるかもしれません。

自分の思い込みに凝り固まっているときは、
自分が凝り固まっていることすら
気づくことはできません。

だからこそ、こういうショック療法が
必要な時もあるのでしょう。

「反応」していつものパターンを
やっていては、いつまでも同じような
ショックを受ける出来事は繰り返されます。

「反応」ではなく、
どれだけ意識的に「応答」できるか。

ミサイルを撃ち込まれた位の衝撃の中で、
「反応」に流れずに「応答」していくよう、
自分をコントロールする訓練は、こういう
実地の経験の中でしかできないことです。

そう考えると、きつい状況も、
ありがたい機会です。

その出来事を、本当にそういう機会に
変えることができるかどうかは、
自分の在り方次第だと思います。

中途半端に頭でわかったつもりになって
「良い機会だった」で終わらせるのではなく、
その気づきを自分の血とし、肉とできて
初めて、本当にそう言うことができます。

それまでは、実際に自分にとって
「良い機会」にはなっていないのです。

自分で自分を見るのには、
死角があるので限界があります。

人が激しくショックを受けるのは、
大抵はこの死角を突かれたときです。

そこには思いもしなかった自分の姿が
あるものです。

あまりにも想像を超えているので、
最初は理解できないことがほとんどです。

自分はそんなんじゃない。
私には関係のないことだ。
言いがかりだ。
相手にはわかっていないのだろう。
何言ってるのこの人?

そう思うでしょう。
でも、そういう出来事が起こったという
こと自体に、意味があるのです。

そこにどれだけ意識を向けられるか。

最も気づきにくい死角に気づくには、
気づこうとする努力も必要だと思います。

そういう死角にこそ、自分の人生の中で
繰り返してきた大きな機能不全の原因が
あったりするのです。

たとえば、自分では在りのままの私を理解
してもらいたいのだと思っていたけれど、

実は、自分が思っているように相手にも
見てほしいと要求していることに
気づいていないとか、

自分が被害者になって、加害者である相手に
罪悪感を抱かせてエネルギーを奪うことを
していたり。

「私が不幸なのはあなたのせいなのよ!
私に償いなさい!」っていう思いは
まさしくこのパターンですね。

また、見てほしい自分を受け入れてもらおう、
わかってもらおうと一生懸命コントロール
するのではなく、

相手がどんな風にあなたを見ようと、
自分は自分であること、そして
その人はその人であることを
切り離すのではなく本当に許すことが
できたのなら、あなたの世界も随分
違ったものになるでしょう。

切り離して「あの人はあの人」とやるのは
本当に許してはいません。そのところも
注意して見てください。

自分の心にミサイルが撃ち込まれるのは
酷く辛いものですが、このくらいのものが
打ち込まれないと、きっと自分は気づけない
のでしょうね。

そのくらい、頑ななものが自分の中に
あるということなのです。

自分がそんなにも頑なである、ということに
気づいてもいいのかどうか。

そういう「痛い自分」を見ることも、
確かにキツイことですね。

でもそれが一番大事なこと
だったりします。

焦らず、じっくり向き合っていきましょう。

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