人生、何の問題も感じていないときでも、
少し先のために今からこんなことを
しておくといいよ~っていうお知らせが
ポン!とやってくることがあります。
或いは、ちょっと何だか雲行きが怪しそう
だけど、まだそんなに大きな問題としては
現れていないというようなとき。
こういう状態の段階をどんな風にすごすのか
って、かなり大事なことだと思います。
こういうときは大抵、
間もなく今の流れが変わるよ~!
っていう前触れなんですね。
だから、ご丁寧に「準備しておきなさい」
ってお知らせが来ているのです。
え!?まだ全然大丈夫でしょ?
何の問題があるの?って見えても、
絶対にそこからすぐにスタートした方が
賢明です。
多分、次の段階に持ちこたえられる
だけのものを身につけるのに、
それだけの時間が必要だということ
なんですね。
それが1年なのか半年なのかは
人それぞれなのでしょうが、
その人にとって最適なタイミングで
お知らせは来ているはずなんです。
だから、こういうお知らせに対しては
感度良く応答していくのが良いと思います。
けれど、しばしば変化していくことへの
恐れから、そういうお知らせを頑なに
拒否して現状にしがみついてしまう
方も中にはあります。
行動を起こしてしまったら、
悪い予感を認めてしまうことになる
ように感じるからかもしれませんが、
そうやってずるずる現実逃避を続けていても、
準備期間がどんどん少なくなっていくだけで、
最悪、ほとんど準備もできない状態で
激流に突入していくこともあり得ます。
行動を起こすのが恐いのなら恐いなりに
自分が何を恐れているのかを明確にし、
その奥にある痛みの感情をお迎えに
行ってあげましょう。
思考停止で固まったままでは、
動こうにも動けないでしょう。
動ける状態を整えて、速やかに行動を
開始することです。
後で必ず、このタイミングで行動を起こして
良かったと思うときがやって来るでしょう。
気を付けなければいけないのは、
この行動を促すお知らせと、心の隙を突いて
恐れから揺さぶられていることへの違いを
見分けなければいけない点です。
前者の場合は、頭ではなく、どこか肚の方で
納得感というか、腑に落ちる感覚があって、
行動することに対してポジティブな感覚を
抱くことができます。
一方、後者では潜在的に持っている不安感を
いたずらにあおられる感覚があり、
行動するにも「これをしなかったら
大変なことになってしまう!」という
恐れから動いてしまいます。
私が普段絶対にしてはならないと、
自身の行動の指針にしていることが、
「恐れから動いてはならない」ということ
なのですが、
恐れを否定するために起こした行動は、
必ず後でより恐れを大きく実現するような
出来事となって実を結ぶのです。
だから、行動しようと思ったときに、
素直に「それ良さそう!やってみたい!」
と思えるかどうか、よく自分の気持ちを
感じ取ってみることが大切です。
やらなければよかった!と後悔することは、
振り返ってみれば大抵、微妙に感じている
不安感を頭でねじ伏せ、
「これをやれば良くなるはずだ!
誘ってくれている人もそう言っているんだから!
このチャンスを逃したら次はないかもしれない」
などと躊躇する心を無理やり奮い立たせて
いたりするはずです。
お知らせに適切に応答しているときは、
こういう無理する感じがなく、すっと
「やるべきなんだな」と気持ちが向く
はずなんですね。
ただ、ややこしいのは変化する状況自体に
恐れを持っている場合は、お知らせに対しても
ものすごく抵抗感を感じるでしょう。
だから、自分の中の恐れをしっかりと統合し
ケアしておかないと、応答する以前に、
正しくお知らせが認識できなくなって
しまうのです。
人生は、いきなり困難がやって来ることは
ありません。
どんなに突然に嵐がやって来るように思えても、
必ず種がありますから、その種が芽吹き、
葉を茂らせ花を咲かせ実を付けるには、
それなりの時間を経ているはずなのです。
その種が今、どこまで育っているのが。
もうすぐに花を咲かせ実をつけようと
しているのか、まだ芽吹いたばかりなのか。
これはポジティブなことについても
言えることですが、好ましくない種なら
できるだけ早い段階で「きざし」を
掴む感性を養っておくのが良いでしょう。
では、どうやってきざしを掴むのか。
色々な気づき方があるでしょうが、
私は普段からお伝えしているように、
「鏡」をうまく使うのがいいだろうと
思っています。
常に常に「鏡」をチェックしながら、
自分の在り方が美しいか。
服装の乱れをチェックするように
意識してみてはいかがでしょうか。
こういう感性を養っておくと、
大事は小事の内に整えられて、
人生は優しいものになるでしょう。