身近な人とのやり取りの中で、
「この人は、本当はもう生きていたくないんだな」
と思うことがありました。
その人がそんな風に匂わせることを
言うのは以前からよくありましたが、
側にいる者としては、やはり悲しいですね。
普段はそれなりに過ごしていても、
きっと頭の中では色々と苦しい思いが
グルグルしているんだろうと思います。
傍から見て、そういう自分をどうにかしよう
とは思っていないように見えるので、
今はただ見守っているのですけれどね。
長いこと苦しみを抑圧し続けると、
それは「諦め」になって蓋をされて
いきます。
「どうせ私なんか」
「これはもうどうにもならないのよ」
「放っておいて」
「私なんてどうでもいいんだから」
こんな言葉の数々で、
自分自身がそれにかかわることを
バッサリ切り捨ててしまうんですね。
なぜって、関わったら辛いから。
関わらずに関係ないことにしていた方が、
楽だと思っているからです。
実際は、決して楽ではないのですが、
直面するのはあまりに辛すぎるのでしょう。
でも、その辛さを心の奥底に封じても、
消えるわけではありません。
消えるんだと思っている人も
結構いらっしゃるみたいですけれどね。
もう何年も前のことだし、
終わったことじゃないんですか?って。
でも、バッサリ切り捨てただけで
そのことが差し出しているメッセージに
応答しなければ、それは決して
終わってはいないのです。
何十年経ったって、死んでも
次に持ち越していきます。
そんな持ち越しのテーマを
実際にいくつも見てきてますから。
自身の苦しみに背を向けて生きていると、
どうしても「来世で救われる」みたいな
思考に行きがちな気がします。
つまり、今を生きていない。
幸せを感じるのは今しかないのに、
その今を生きないでどこか遠くをさ迷っている。
これでは、今を生きる力が得られません。
それぞれの年代で、それぞれの苦しみが
あるでしょう。
20代の人の苦しみは、40代の人の苦しみとは
違うし、60を目前にした人の苦しみは、
40代の人にはまだ実感を伴って感じられは
しないでしょう。
人生の時間軸のどこにいるかで、前提条件も
まったく違うので、見えている景色も
違うわけです。
そうであったとしても、苦しみを前にしたときの
選択肢は常に同じです。
「今ここ」を生きるか、
どこか「ここではないどこか」を探して
今ここを去るか。
それぞれ質の違った苦しみを、
それぞれのポジションから己がどう在るのか
を選択し、その結果を引き受けて生きる
しかないのです。
今を生きないと、苦しみはどんどん
心の奥に蓄積していくでしょう。
これをチャージという言い方をしますが、
あまりにも蓄積しすぎたチャージで、
心の呼吸ができなくなっているのかも
しれません。
そうなると、心ははつらつとした生命力を失い、
重く、老化した感じになっていきます。
人生を長く続けていると、そうしたものを
感じることもあると思うのですが、
それは単に年を取ったからではなく、
蓄積した苦しみに適切に対処できていない
ということなのだと思います。
こういう状態で生きていくとするのなら、
誰だってやっぱり人生は辛くなって
しまうでしょう。
そうしてますます心を閉ざす、のではなく、
今回はそんな固く縮こまった自分を見捨てず、
どうでもいいことにしないで、
ちゃんと意識を向けて、大きな力の恩寵を
受け取る価値のある存在だと認めて
あげましょう。
そして、自身の奥底に重く沈んだ苦しみが
癒えていく可能性を受け入れてください。
今週はちょっと働きかけの方法を変えてみます。
あなたがその可能性を受け入れた分だけ、
恩寵が流れ込み、癒しに向けた流れが
起こっていくでしょう。
というわけで、今週のテーマはこちら。
心の奥に沈んだ苦しみが癒えていく可能性に心を開き、恩寵を受け取るよう最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
2月21日(水)17:00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20:00より順次働きかけを行っていきます。