人間の弱さと狂気

感情解放ワークをしていると、しばしば
人間のとても泥臭い部分を見せられます。

今生だけではなく、過去世に至るまでの
様々なストーリーが鮮やかに浮上してくると、
人間、時代や人種、生きている場所が
変わっても、やっていることは同じだな~
と感慨深く思います。

騙し、騙され、搾取されたりする側だったり、
裏切り、差別、時代の社会的背景による抑圧、
結婚や恋愛における様々な行き違いなど。

過去世のストーリーでは、ではかなり壮絶な
場面に立ち会うことも珍しくはないのですが、

つい先日起こったとある事件で、身近に
こんな血みどろの出来事が起こるなんて!
と少々驚いたことがありました。

これは書くべきかどうかと少し躊躇した
のですが、感情解放ワークの題材として
思うところもあったので、敢えて
書いてみることにしました。

その事件というのは、富岡八幡宮の
敷地内で起こった、あの殺傷事件です。

実はサロンのある深川地域も氏子になっていて、
私も幼いころよりお祭りに参加したりして
親しんでいた神社なんです。

今年の8月には3年に1度の本祭りも
ありましたし、やっぱり地元のお祭りは
良いものだな~と感じていました。

かねてより、身内の間で争っていることは
氏子の間では知られた事実ではありましたが、
まさかここまでの事件になるとは、と

私も今後、どんな気持ちでこの神社に
お参りをしたらいいのか、少なからず
戸惑っています。

事件のあった夜は報道のヘリがずっと
飛んでいる中、テレビでは事件のニュースが
流れ、大変なことが起こっていると
思いましたが、

昨日、既に死亡している事件の当事者から
氏子中に恨み節の怪文書が届きました。

A4の用紙8ページにわたり、びっしり
つづられた恨み節を、最初は見る気も
しなかったのですが、

一体事件の犯人はどんな気持ちでこの犯行に
及んだのか、知っておこうと思い、
改めて読んでみました。

書いてある事の真偽はともかく、
自分の要求が通らなければ、死後も怨霊と
なって八幡宮にとどまり、永遠に祟り
続けるという言葉で締めくくられた文章に、
人はこうやって怨霊になるのかと
思いました。

長年親しんできた八幡様にこんな呪いを
かけていくとは、何とも迷惑な話だと
思うと同時に、

こんな怨念をどう解いていくのか
ということも頭をよぎりました。

やはり氏子としては、地元の人たちが
どれほど八幡様のお祭りを誇りに思い、
愛しているかを知っているので、そんな
怨念にまみれているのは悲しいのです。

私も、自身の感情解放ワークの中で、
自分が恨みのあまりに怨霊のようになった
ストーリーが出てきたことがあったので、
怨念が解けないわけではないとは
思っています。

たまに、セッションをしている中で、
家系的に絡みついたそうした怨念の糸
を見ることも、ないわけではありません。

そういうケースでは、丁寧に許しのワークを
行い、受け止めがたい痛みを癒し、受け止め、
被害者と加害者の間の気づきと変容に
導いていきます。

恨みや憎しみは、何かしら相手にされたこと
によって、自分の自尊心が深く傷つけられた
と感じたところから始まっています。

その出来事の真偽はともかく、恨む側が
被害者になると同時に、加害者が生まれます。

自尊心が傷つけられたという痛みを、
被害者になった人が適切に処理できなかったとき、
その痛みに耐えかねてそれを相手に投げ返します。

これが恨みなんですね。

だからまず、傷つけられて辛いと感じた側が、
その痛みをしっかりと受け止める必要が
あるのです。

これは、加害者がやったことが明らかに
社会的に反していることであろうとも、
自分の中に起こった感情の責任は、まず
自身で取らなければならないのです。

これができないと、
永遠に続く痛みの応酬が始まります。

今回の事件も、これがこれが極まった
結果でしょう。

事の真偽は私にはよくわかりませんが、
恨みの連鎖を解いていくには、
まず自身の感情の痛みの責任を自分でとる
ということが絶対条件です。

これができると、見えている現実の景色が
変わります。

被害者のフィルターのかかった目で見た
出来事のストーリーと、
ニュートラルな在るがままの目で見た
出来事は、まるで違ったものになるでしょう。

そのうえで、加害者となった人の視点に
入って出来事を見てみたときに、
そこには必ず人間の弱さともいうべきものが
見つかります。

責任を負う重圧からの逃避だとか、
より多くを所有して相手より優位に立ちたい
という見栄と、その奥にある無力感や無価値感、
自身の惨めさを何とかして感じないように
したいという、必死の逃避活動があるわけです。

心の奥深くを読み解いていったとき、
結局、被害者と加害者の奥底にあるものは、
共通するこうした「人間の弱さ」なのです。

同じ要素が出来事を生み出していることを
思えば、被害者も加害者も、
同じコインの裏表、一つのものだと言えます。

今回の事件は、この地にゆかりのある私たち
にとって、異常な狂気と化した犯人と同じ弱さが
自分の中にないのかどうか、との八幡様からの
問いかけだと受け止め、我が身を振り返る
きっかけとして見たいと思ったのでした。

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