私たちはしばしば、人生がもっとよくなるように
自分が変わっていくように願って色々な努力を
日々しています。
それはそれでとても素晴らしいことだと
思うのですが、一方で今の現実や自分自身を
否定して先に進もうとする人を少なからず
見かけるので、それはちょっと待って!
と思うのです。
こんな自分じゃいやだ!
こんな現実、早く抜け出したい!
と思う気持ちもよく理解できますが、
そう思えば思うほどに、
そこから抜け出せない、変われないという
経験を、あなたもしたことがあるのでは
ないでしょうか。
このブログをある程度読んでくださっている方
なら、なぜそうなるのか、お分かりと思います。
拒絶したものは受容されるまで
何度でも差し戻される
という法則があるからですね。
在るがままを、全く批判、ジャッジメント
せずに受容できるまで、どんなに拒絶し、
鉄壁の防御態勢でそれを避けようとも、
それは自身の現実に現れてしまうのです。
ご自身の解放ワークに熱心な方の中に
特にこうした傾向が強く見られるので、
ことあるごとに指摘するのですが、
辛い現状があると、どうしても
そこから早く脱出したいという思いで
一杯になってしまうんですね。
感情解放ワークは、どこまでも自分や
自身の現実を受容していくワークです。
今の自分や現実を憎み、嫌っている限り
その本質に触れ、効果を実感することは
難しいでしょう。
これまで、とても熱心にワークを実践された
方の中には、どうしても自分と和解できず、
自分を憎み、苦しみながらワークから
去って行かれた方が何人もいらっしゃいました。
また、頭では「自分を受容する」ということを
理解しながら、心の中では決して自身に
触れることなく、受容できているつもりで
内面の分離を抱えたままの方もあります。
この状態だと、自分が何を望んでいて、
今何をすべきなのか、導きがやって来るはずの
ところに触れられていないので、
全く分からなくなってしまいます。
ワークで掘り下げをしていても、しばしば
内なる真実の声につながれず、しかも
頭でその声を偽証してしまうことが
あります。
この声が偽証だと気づくのは、本人には
なかなかに難しいことでしょう。
洞察力のある人なら、その人のその言葉が
どこからやってきているのか、
言葉の響きの違いによって、
識別できます。
が、それができるためには、普段から
自身の真実に深く意識を澄まして聴く
習慣、あるいは訓練が必要です。
たとえば、
自分が明らかな嘘を言っている時の響きと
心からの本心を言っている時の響きは
同じではないでしょう。
その言葉は、喉の辺りから出ていますか?
胸の辺りから出ているでしょうか?
あるいは、もっと深く、肚の底から
響く声でしょうか?
偽りの声ほど、喉から上の浅いところから
しか響くことはありません。
腹の底から響く嘘を言う、というのは
できないんですね。
体の上下の位置だけではなく、
皮膚からの深度も同様です。
芯から響く言葉を発しているかどうか。
表面的な発声法として捉えるのではなく、
自身の言葉が、自分の真実に響いているか
どうかを、良く感じてみてください。
こうして自身の声の響き、
存在そのものの響きに注意深く在ると、
だんだんと自身の在り方がズレている
瞬間に気づくようになってきます。
そして、ズレていることがとても
気持ち悪く感じられるように
なりますね。
これは、真実を知りたくない人には
デンジャラスな気づきの方法ですが、
もしあなたが本当に自身の真実を
生きていきたいと願っているのなら、
ぜひお勧めします。
けれど、真実はあなたの願望にはしばしば
適合しません。
むしろ、真実を知り、直面するのは
辛いことも多いでしょう。
見たくなかった。知らなきゃよかった。
そんなこと、ごまんとありますね。
私たちは、自分を守るために
真実にふたをしていることもあるので、
その場合は真実に直面することは、
その防御の壁を失うことになります。
今まで自分を守ってきてくれたものに
別れを告げ、慣れ親しんだ在り方ではなく、
別の在り方に移行していく道を、
あなたは選ぶでしょうか。
本当に自分を変え、現状を脱出して
いきたいのだとしたら、このプロセスを
避けることはできません。
けれど、多くの人はここをやらないで
砂上の楼閣を補修することで現状を変えて
行こうとします。
その試みは、うまくいかないでしょう。
けれどもし、あなたが真実の基盤の上に
人生を立て直すと決めたとしたら、
人生は掛け違えたボタンを正しく掛け直し、
あらゆるレベルに調和が訪れるようになります。
一時的な混乱は、掛け違えたボタンを
外す過程で起こっているだけです。
今差し出されているものを
一つ一つ受け取って、適切に応答していけば、
ちゃんと在るべきように収まっていきます。
落ち着いて、自身の真実に心を澄ませて
歩み続けましょう。
というわけで、今週のテーマはこちら。
注意深く自身の真実から言葉を発し、行動するよう最高最善に働きかける
参加される方は、
「無料遠隔ヒーリングの受け方」を
ご覧になり、 ご理解のうえ
12月6日(水)17:00までに
メールまたはメールフォーム
にてお申し込み下さい。
同日20:00より順次働きかけを行っていきます。