昨日は美容室に行って、大分伸びた髪に
ゆる~くパーマをかけてみました。
去年くらいから伸ばし始めて、
プロフィール写真の頃よりも随分長くなって
いるのですが、気分転換です。(^^)
普通だったらこのあたりで自撮り写真とか
出すんでしょうけれどね、
どうも写真がうまくないという
コンプレックスがあるので、
(もとがもとなので。笑)
ご容赦くださいませ。(^^;
で、パーマをかけてもらっている間、
来月の「今この瞬間に在る」特別講座もあるので、
久しぶりに師匠(レナード)の本を
読み返してみました。
改めて読み返してみると、とても新鮮でした。
レナードは、最初からこんなにも書いてくれて
いたじゃないか、私は一体何を見ていたんだろう
と思うことがたくさんたくさんありました。
数年前は、色々な思い込みや抵抗で素直に
受け取れなかったものが、
今ではもう少しフィルターを薄くして
(外してとまではまだ言えないので)、
受け取れるようになったのかな、と思います。
何十回、何百回と教え諭されても、
入っていかないときは流れていって
しまうものです。
レナードの教えの中で私が本当に苦しんだのは、
目覚めのためのツーステップのまさに始めの
ステップ1でした。
それは、ただ「今この瞬間に在る」という、
彼に言わせれば何の難しいこともない、
誰にでも、瞬時にできることのはずでした。
目の前のカップとともにいること、
ティッシュボックスやドアノブ、
パソコンとともに、ただ沈黙して在る、
ということが1秒たりともできなかったのです。
今この瞬間に在るというプレゼンスの状態は、
ボーっとしていることとは違います。
けれど、頑張ってそうしているというのも
違うんですね。
頑張ってプレゼンスにいようとしているのは、
エゴです。
エゴが、エゴを監視しているような状態に
なっているわけですが、エゴ自身はプレゼンス
(目覚めた意識の状態)にはなれないのです。
あらゆる思考は、それがどんなに高尚で
重要なものに思えても、エゴが関与している
ことを示しています。
プレゼンスは沈黙です。
これはとてもシンプルな判断基準ですね。
とにかく私は、レナードが「簡単だ」と
主張して一歩も譲らないこのステップ1から
つまづいてしまっていたのでした。
ステップ2は、このプレゼンスに継続して
さらに深く根付いていくためのステップです。
それには、抑圧された感情の解放とか、
エゴの抵抗を見破っていくこと、
自分自身が誰になったのかの否認を意識に
浮上させること、絡み合った他者との関係性の
もつれを解いていくことなどがあります。
私は、1秒たりともプレゼンスにいることが
できない中、絶望的な気持ちでステップ2に
かけるしかありませんでした。
今この瞬間に在ることが難しい人は、
根本的に、この世界で生きることが嫌なのです。
この世界は辛いことばかりで恐ろしく、
とても安全な場所ではないので、
いたくないのです。
この思いは、過去のトラウマ的な出来事で
わだかまっている抑圧された感情が影響
しています。
この世界に本当にいてしまったら、
私は傷ついて辛すぎて、とても生きていけない
と思うから、プレゼンスに在ることに抵抗
しているわけですね。
けれど本当は、プレゼンスに在ることは、
愛と調和を生きることでもあります。
恐ろしい世界ではないはずなんですけれどね。
とにかく恐怖が先だって、「そんなの嘘だ!」
って思ってしまうんです。
まぁ、プレゼンスに根付いていく最初の
段階では、確かに抑圧された感情がじわじわと
湧きだしてくるので、そうしたものに
直面していくプロセスを経ることは避けられません。
それでも、それらが通り過ぎた後の至福を思えば、
抵抗し続けるよりはよほど天国のはずです。
レナードは、
「今この瞬間にいることが最優先でなければ
あなたは目覚めることはできないだろう」
と言います。
幸せになるためや、何か自分の願いを叶える
ための手段としてプレゼンスを選ぶというのでは、
プレゼンスに根付いていくことはできないのです。
しばしばこのことの困難さに、この教えの実践者は
直面すると思います。
彼は言います。
真実は確固たるもの。
あなたの好みには適応しません。
あなたの願望には順応しません。
あなたがこの瞬間をあるがままに受け入れるか、
それ以上を求めてこの瞬間から去るしかないのです。
神はこの瞬間の他には何もあなたに提供しません。
エゴはさらに多くとあなたを誘惑します。
(「今この瞬間への旅」から)
このことを受け入れるには、頭で理解しただけでは
到底無理でしょう。
繰り返し繰り返し、「プレゼンスにいれば
良くなるんだ」という願望をもってそれを
求めている自分を見つけるでしょう。
今この瞬間以上のものを求めずに今ここに
いるには、願望を超えたところの何かに、
触れなければならないような気がします。
私の人生の真実が、ここに在る、と。
美容院で本を読みながら、改めて深く
今この瞬間のあらゆるものに意識を向けて
行くと、内側から何とも言えない喜びと
至福の感覚が湧き上がってきました。
まるで、聖地にいるような感覚でした。
ただひたすらに有り難い、という思いで
満たされていました。
これだけでいいんだな。
そう、今では感じられるようになってきました。
この7年で積み上げてきたものが、
やっと少しは形になってきているのかも
しれません。
12月の特別講座では、私のこれらの体験を
少しでもみなさんと分かち合えたら
と思います。
プレゼンスの教えを実践するすべての方たちに、
恩寵がありますように。