先日、某CMで、生まれたときの体重の
グラム数を母親が貯金をしてくれた
というエピソードをやっているのを見た時、
母親にとって赤ちゃんの体重って
そんなに重要なものなのか、と思ったので、
(私は子供を産んだことはないし(^^;)
側にいた母に、私の兄弟3人が生まれたときの
体重を覚えているか聞いてみました。
すると母は、すらすらと答えたので、
ほ~。。。と感心してしまいました。
「ウン十年も前のことなのによく覚えてるね」
と思わず母に言ったら、
「人さまの子供さんは知らないけれど、
自分が産んだんだから、覚えてるわよ」
とさも当然という風な答えでした。
子供さんをお持ちのお母さんなら
「うんうん」って共感されるところ
なんでしょうか。(^^)
そう言えば、うちの母は既に独り立ちして
家を出ている弟たちの誕生日にも、
家でお赤飯を炊いています。
下の弟などは遠くに住んでいるので、
本人に食べさせるためというわけでも
ないわけですが、
母にとって子供たちを産んだ日というのは、
自分がその子の親になった日でもあるので、
子にとってのお祝いの日でもあるのと同時に
親にとってもお祝いの日なのかもしれません。
色々、互いに受け入れ難い問題を抱えている
関係でもあるのに、そこはやはり「親」
なんですね。
改めて、親の愛ってすごいものだな、
と思います。
と同時に、そんな深い愛を引き出すきっかけを
作っている子の存在も、すごいって言えますよね。
先日の「魂の願いを起動させる」特別講座でも
ご先祖様たちが私たちを自身の血統に迎えた時、
どんな思いだったのかという場面を誘導
したのですが、
それはもう、すごい祝福と喜びのエネルギー
でした。
私たち自身も、この世界に降りてくるときは
ものすごく強い決意をして降りて来ていますが、
その魂を迎える側も、本当に特別な思いを
持って迎えてくれているんだな、と感じたのです。
その辺り、講座のご感想をこちらの方が
ブログで書いてくださいました。
(ご本人の了解の上、ご紹介させていただきました)
http://akikologue.hatenadiary.jp/entry/2017/10/12/231346
現在、ご自身の家との関係がどうかとか、
そんなことはあまり関係ないんですね。
そこにあるのは、自分の子孫になることを
選んでくれてありがとうっていう感謝と祝福。
ただただそれだけなんです。
人生って、確かに容易じゃありません。
山あり谷ありで、それも半端じゃない険しさを
味わうことだってあります。
それでも、生まれることを選んでくれたことは
自分が先祖の立場だとしても、やっぱり
感謝だろうし、子孫がへこんでいたら、
応援したくなると思います。
私自身、昔は家やご先祖様とのつながりが
とても重く、ずっと嫌だと感じていました。
ところが、ある出来事を境にその思いが
変化したことがありました。
サロンにいらしたことのある方は何度か
聞いた話かもしれませんが、
もう20年近く前、色々あって本当に
生きるのが辛かったとき、
どういう経緯だったか忘れてしまいましたが、
大嫌いだった仏壇に独り、手を合わせていた
時期がありました。
そして、どうしてそんな風に祈っていたのかも
覚えていないのですが、ご先祖様たちに対して、
「あなたたちが生きて下さったおかげで
今の私があります。
人に言えない苦しみを味わった方もあったでしょう。
それでも、生き抜いてくださったことに、
心から感謝申し上げます。」
と感謝の思いを捧げていました。
周囲には家族もおらず、私がそんな風に
祈っている姿を誰も見ている筈はない
状況でした。
それからしばらくして、あるヒーラーさんに
遠隔リーディングをお願いしたところ、
セッション当日、まず初めに
「今日はあなたにどうしても伝えてほしいって
言っている方がいるので、メッセージを
お伝えしますね。
あなたのおかげで救われた。有り難うって
言われてますよ」
と伝えられました。
私にはそんなことを言われる覚えは、
その仏壇の祈りしかなかったので、
ただ独りの秘密の祈りが通じてたんだ、
とびっくりしました。
そんなことは、微塵も期待していたわけでは
なかったので。
けれど、心を込めた祈りは、
本当に届いているものなのだと、
初めて実感した出来事でした。
今でも家の仏壇はあまり好きではないのですが、
この出来事でご先祖様たちへの思いは
随分変わりました。
ヒーラーになってからは、しばしば
ご先祖様たちに対するヒーリングのセッションや
セミナーなども開いてきましたが、
本当に御魂を癒すのは、その方の人生を尊重し、
労いと感謝をささげることなのだという、
この時の体験がベースになっています。
人間目線で見たら、ものすごく険悪だったり
絶縁状態なんて方もあるでしょうけれど、
魂の目で見たら、みんなもがきながらも
必死で何かを切り拓こうとしているチャレンジ
なんですよね。
本当に、きれいごとじゃないチャレンジです。
あなたは今、そのチャレンジをどんな風に
生きていますか?
全ての御魂の歩みに、最高最善の導きが
ありますように。