先週の無料遠隔ヒーリングのテーマ
「宇宙に向かって自身の意志を表明する」
のご感想がボチボチ届いておりますが、
なかなかに複雑なものを感じられた方も
多かったようです。
「自分の本音を表現してはならない」
という思考プログラムが入っているせい
でしょうか、これもとてもポピュラーな
プログラムではありますね。
本当の願いを表現した時に、
酷く責められたり否定されたりして
とても傷ついた経験があったりすると、
私たちは当然、傷つきたくないので
「もう本音を言うのは止めよう」と
思ってしまいます。
自分自身の真実を表現して傷つくのは、
辛いものですよね。
けれどそれでもなお、
自身の真実を結果に囚われず、
愛をもって表現するのは、
大切なことです。
傷つきたくないが故に、
自身の真実を表現するのをやめてしまうのは、
自分に対する責任を放棄しています。
抑圧をして黙り込むにせよ、
嘘をつくにせよ、そうした態度は
自分や周囲に不調和を生み出します。
その影響は、多分本人が思うよりもずっと、
根深く、そして長く続くことになるでしょう。
よく、がっかりしたくないとか、
傷つきたくないということを聞きます。
その気持ちもとても良く分かりますが、
それらを避けようとすればするほど、
結果的に避けたかった気持ちを体験する
出来事を引き寄せてしまったりします。
拒絶したものは受容されるまで
繰り返し差し戻される
という法則のためです。
良い方だけ欲しいけれど、
そうでないものは拒絶する
ということはできないのです。
なぜなら、全ては在るがままで一つ
のものだから。
コインの表だけ欲しいけれど
裏は要らないとか、
呼吸も吸うのはいいけれど
吐くのは嫌だとか、
無理ですよね。。。
結果にこだわらず←ここ大事！
自分の真実を愛をもって表現したら、
その結果もすべて引き受けるんです。
それが辛いものであろうと
嬉しいものであろうと、
どちらにしても、受け止める。
そこから、次の調和に向かう流れが
やってきます。
それなのに、結果を拒絶すると、
そこで次に向かう流れが堰き止められたり
乱されたりして、そこに不調和が
生じるのですね。
たとえば、好きな人に告白をしたとします。
ドキドキですね～。
自分の好意を受け入れてもらえれば
嬉しいけれど、拒絶されたら
とても傷つきます。
それでも、そのどちらの可能性も
引き受けて、勇気をもって告白する。
結果が嬉しくても、残念なものであっても、
喜びも悲しみや失望も、全てこの身体、
この心で味わうんですね。
そうしてこの体験が何かしら、
自分の中で昇華されて行きます。
こういう姿勢で在る時、
私たちはたとえ一時的に傷ついたとしても、
その傷はちゃんと癒えていきます。
傷の痛みから逃げると、
ずっとその痛みは続いてしまいます。
ましてや無かったことにしてしまうと、
余計に回復していくのが難しくなって
しまいます。
私たちの中には、本当は深い深い痛みも
ちゃんと癒していく力が備わっているんです。
ただ、私たちの多くは長いことそれを
使って来なかったので、忘れてしまって
いるのかもしれません。
そうして、自身の中に眠る癒しの力を
信じられなくなった私たちは、
必要以上に傷つくことを恐れるように
なったのでしょう。
長い長い魂の歴史の中で、癒しきれない傷を
たくさん抱えるようになった私たちは、
いつしかその重さに耐えかねて、
自身の真実を語ることをやめてしまいました。
それはそれで、辛いことだったでしょう。
自分でそれを選んだのですが、
そうした抑圧の在り方は、鏡の法則を通して
自身の現実に現れてきます。
すなわち、
自分が自身に真実を語ることを許さないので
周囲の人が自分に真実を語ることを許さない
という現実が現れるようになるのです。
他者に抑圧される体験というのは
とても苦しいものです。
けれど、それは自分が自身にやっていることを
見せてもらっているだけです。
私たちは、他者の被害者ではないのです。
自分の現実は自分で作っている。
このことを忘れてはなりません。
自分が何を創造しているのか気づくよう
意識的で在りましょう。
現実は、自分の中に既に存在している
要素が現れたものであり、
他者がそうするから自分の中がそうなった
わけではありません。
自身の在り方が先にあったのです。
気づき、方向転換するたびに、
私たちの生きる現実は、愛に満ちたものに
なっていくでしょう。
どうぞ、結果を引き受けることと、
自身の現実を創造する責任に
意識的で在ってください。