日々様々な方とお話をさせて頂いてますが、
あらゆる悩みをひも解いていくと、
大体は人間関係に行きつきますね。
これにはほとんどの方が「うんうん」
と頷かれることと思います。
色々あっても、人間関係が良かったら
そこまで強い悩みにはならず、
周囲に支えられながらなんとか
乗り越えていくんですね。
でも、人間関係が悪くて大変な時に
周囲が誰も助けてくれないとか、むしろ
虐げられるような状況にいたりすると、
ものすごく孤独だしキツく感じますね。
ギスギスした人間関係を自ら好む人は
居ないと思いますが、
居心地のいい人間関係を望みながら、
なかなかそうはならないので
みなさん悩んでいるわけですね。
私の感情解放のセッションでは、
こういうテーマでワークをするとき、
その不調和な人間関係が
「どのようにこじれているのか」
を詳しく見ていきます。
相手のどんなところが引っかかっているのか。
その態度に対してどんな気持ちになっているのか。
本当のところ、相手にどうしてほしいのか。
モヤモヤしている気持ちの中から、
こうしたところを明確に意識に浮上させ、
わだかまった気持ちを認識し、
飲み込んだ気持ちを吐き出していきます。
多くの方は、気持ちを強く抑圧しているので、
不快感はあっても、
実は自分がどんな気持ちになっていたのか、
あまり気づいていないことが多いのです。
自分のことなんだし、分かってるはず
だよね、っていうのは思い込みです。
ワークで丁寧に掘り下げていくと、
「私、そんな風に感じてたんだ!」
って驚かれる方は、とても多いですね。
なぜこんな風に、自分の感じていることが
分からなくなっているのかといえば、
このブログでも繰り返しお伝えして
きているように、一言で言ってしまえば
「感じるのは苦し過ぎる。そんなものを
感じながら生きていくのは無理!」
だからです。
つまり、今ここを生き延びていくために、
「感じないようにする」という選択を
したんですね。
自覚は無かったかもしれませんが。
でも、この状態はある意味、
緊急避難措置です。
ず~っとこのまま続けられるような
在り方ではありません。
緊急的な状況がある程度落ち着いたら、
(自分に向き合える時が来たら)
この状態を解除してあげる必要が
あります。
そうしないと、
この在り方はとても不自然なので、
維持するのに毎瞬、膨大なエネルギーを
消費していきます。
また、ものすごく高い圧力で
エネルギーを封じ込めているので、
心が硬直していくんですね。
のびのびしていないし、柔軟性もない。
内から湧き上がっていくエネルギーが
止められている上に、
抑圧に膨大なエネルギーが毎瞬浪費
されるので、常に疲れてヘトヘトです。
エネルギーが無いので、冒険しよう
というような気持ちにならず、色々な面で
必要最小限で生きていこうとします。
そして何より、自分の内なる深奥から
やってくる導きと断絶してしまうので、
自分がいつ、何をどのようにしたらいいのか
全く分からなくなります。
分からないので、常に外側で見つけた
借り物の軸を自分の軸にしますが、
しょせんは借り物、ブレたりズレたりします。
借り物なんて、フィットするわけないですよね。
本当にフィットするのは、自分の内側から
やって来る導きによるものだけです。
だから、私はみなさんに自分の本当の源に
帰ってほしいんです。
とは言え、
長いこと自分自身と断絶していた人は、
自身との対話を最初はものすごく苦痛に
感じたるものです。
とにかく自分が信じられないんですね。
自分を信じようとすると、途端に
信じてうまく行かなかった記憶とか、
また失敗するんじゃないかという恐れとか、
色々浮上してきます。
こういうときは、そういうトラウマを
しっかりケアしていくことで、徐々に
「信じても大丈夫」な気持ちになります。
そもそも、信じてうまく行かなかったとき
をよく振り返って見てみれば、
導きを「感じた」わけではなく、
大抵は思考で「考えた」ことを納得して
信じたんですね。
何故導きを感じて、思考で曲げたのか、
そこには必ず何らかの「恐れ」があります。
その恐れをしっかりケアしていくと、
導きを受け取ってブレることなく
行動に移していくことができます。
こうやって、在り方を整えていくと、
自身が放っているバイブレーションが
すっきりとシンプルに美しくなって
いくんですね。
抑圧に抑圧を重ね、
ブレブレになっている自分でいるのは、
辛いものです。
抑圧を解いて、深く呼吸をして
何を感じても大丈夫でいられる方法を
身に付けると、のびのびとタフで
いられますね。
みなさん、そんな風に生きていくことを
ずっと望んでいたのではないでしょうか。
サロンでは、そんな感情への対処法を
学んでいく感情解放ワークショップを
開催しています。
興味のある方は是非どうぞ。